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 昨日遅かった割りに、すっきりと目覚めた。
今日は、ハンブルクの市内を見て回るつもり。ドイツ第2の都市で、ハンザ同盟の中核都市なのだが、2度も火災で焼かれているので、古いものはそう残っていないようだ。街で目立つのは、教会のとがった塔だ。港の水揚げは、ヨーロッパでも1・2番なんだって!
 中央駅のインフォへ行って、ハンブルクカードを購入。これを使って早速運河めぐりだ。ハンブルクの街は、案外運河が発達しているのだ。アムステルダムの運河めぐりが楽しかったので、もう一度やってみようと思ったのだが、光の加減で外が良く見えず、いまいちだった。残念!

 この後、市庁舎の古い建物を見学、地下鉄に乗って聖ミヒャエル教会へと向かった。教会の上へは、エレベーターで一気に登れる。ここも、馬鹿と何とかで・・・登ってしまう。海からの風が半端でなく、吹きとばされそうになる。けど、高いところはやはり気持ちがいい!
 
 ここから一気に、海まで地下鉄で向かう。ハンブルクは、港で栄えた町なので船の博物館もあるのだが、私のお目当てはそれではなくて、潜水艦だ。旧ソ連の潜水艦Uボートが、ここに展示されているという。場所は、中心部からはかなり離れているので、一番近いところからでも30分ほどかかるとあった。
唯一の手がかりは、ネットから引っ張り出した大まかな地図だ。それを片手に歩き始めたのだが、これの遠いこと遠いこと・・。行けども行けどもそれらしき建物はない。歩いているものは誰もいない。とぼとぼ歩いている私の横を、トラックがビュンビュンとばしていく。そりゃあそうよ、ここは倉庫地帯だもの。歩いている私のほうがおかしい。日曜日は、駅からサービスバスも運行されているようなのだが、あいにく今日は普通の日(泣)ガイドブックをまともに信じた私が、ばかだった!
 途中何度戻ろうかと思ったかしれない、あるいていても「ほんとにここで合っているのか、この道でいいのか」すごく不安になる。人に聞きたくても、人っ子一人居ないのだからそれも出来ない・・・。
 時々現れる、Uボートの潜水艦マークだけが便りである。
潜水艦が見えたときは、うれしかったよ!行ってみれば、車がチラホラ、人も5・6人はいたかな。物好きも居るのだ・・。チケットを買い、中に入っていく。潜水艦の中が、こんなに複雑なものだとは・・・、よくこの狭い中で暮らしていけるものだと思った。かなり訓練された者でないと、たぶん精神に異常をきたすと思う。機械や計器のかたまりの中に、人間が間借りしているといった雰囲気だもの。魚雷というものもはじめてみた。このように装置してあるのかと、納得。ハッチでいくつかの部屋に分かれていて、なるほどこれを締めてしまえば、水は侵入してこないだろうなあと、こちらも納得。でもハッチの小ささは、びっくりだ。小柄な私でも、スムーズに動けないのだから、大男のソ連兵は大変だったろうなあ!
 
 考えてみれば、朝から一度も休憩を取っていない。入り口のほうに、意外なことに、バスのマークが合ったので行って見ると、市内観光のバスがここを通っているようなのだ。かえりも同じ道を通って帰るのは、うんざりなので路線バスではないが、頼み込んで乗せて貰おうと思う。そう決めて、やっとコーヒータイムにした。
 程なく、2階建ての派手なバスがやってきた。私は、運転手さんのところに行き、「駅までOK?]と、持っていたハンブルクカードを差し出した。一瞬躊躇したようだったが、かわいそうと思ったのか「うーん、いいよ、乗っても」「助かったあ!断られたらどうしようかとおもっていたんだよう」

 無事駅まで戻り、ここから近いところにある市立美術館に足を運んだ。ここは、旧・新館と別れていて、今も修理中だった。ルノワール・ドガ・マネ・モネ・レンブラント・などから、古典までぎっしり詰まっている。個人的には、ドガのコレクションがよかった。

 これで今日の予定は、終わりだ。駅に戻り、明日の列車のホームを確認がてら、駅の探検だ。結構大きな駅でホームは、地下にある。ホームまでは、ちゃんとエスカレーターもエレベーターもあるので問題ないようだ。飲食店から、スーパーまでここで事足りてしまいそうである。

 ここには、後2泊するのでそれなりのものを仕入れて帰らなければならない。ホテルの近くのスーパーに寄ったのだが、お酒を置いてないのだ。仕方ないので、酒屋へ行って、ワインとビールを購入する。ついでに、パンと果物を買って、ホテルへ戻った。

 潜水艦の写真は、後でまとめて乗り物のところに入れようと思っています。