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 今日はいよいよユーフラテス川を見ることが出来る。

 歴史で、耳にたこができるほど馴染んでしまっている河だが、もちろん見るのは初めてである。

 途中ルサファという遺跡に立ち寄った。

 ここまで来ると観光客など誰もいない。我々だけである。見渡す限り、砂・砂・砂!
 遺跡の半分くらいが埋もれてしまっている。

 まだ発掘も殆ど進んでいないとのことだ。

 東西南北500mくらいの広さの遺跡で、もともとはローマのディオクレアヌス帝が、ペルシアに対する前線基地として建設したものだが、その後ローマのセルギウスがジュピター神を信仰しなかった為迫害されてここにこの場所で殉教死した。

 彼をしたう人びとがここに集まるようになり、ここは巡礼地として大いに栄えるようになって発展したとの事。

 今はただ廃墟と化しているが、城壁に囲まれた広大な土地は当時の姿を想像できる。

 ユーフラテス河から、導水路によって水を引き込んでいたので、砂漠の中に有りながら水は潤沢にあったようだ・今でも巨大な貯水槽がいくつも残っている。

 写真の、画は教会の復元図です。かなり想像をたくましくしないと・・・(笑)

 期待していなかった、このルサファの遺跡、私はとても気に入った。

 お昼は、レストランで名物のなまずの丸焼きをいただいた。なまずだけでなく、野菜も(トマト・きゅうり・ピーマン・にんじん・・・馬では無いぞ)デザートも(オレンジ・りんご・バナナ)みなまんまるのままテーブルの上にどんとおいていくんだもの・・・笑ってしまった。

 デーレ・ゾーレ博物館も、時間外であったが、渡す物を渡してあけてもらった。ここには、明日行くマリやドゥラエアロポリスの出土品が展示されていた。

 さて、いよいよユーフラテスに沈む夕日を見に行くのだが、残念ながら砂嵐なのか、太陽が出ているのかいないのかさえもはっきりしない。きれいな夕日は見られそうに無い。(>_<)

 橋を渡っていくと言うので行ってみると、あいにくの工事中で足場がすこぶる悪い。

 日本なら、絶対通行止めになるような感じなのだが、真ん中に穴をあけたまま平然と通行人を通している。何でもアッラーの神の思し召しで、落ちるも落ちないもインシャラーと言った所か・・・。

 なんて思っていたら自分がこけた!!!!!

 むき出しになっていた鉄筋に、ひっかかったのだ。河ばかりに気をとられていたのですっかり足元がお留守になっていたのだ。

 おもいっきり、前へべたっ!という感じでこけた。こけた時にとっさにカメラを持っている手を上げたのがいけなかったのか、足への衝撃はすごくて、いまだに完治していない(ーー;)

 残りの8日間、足を引きずるようにして歩いて回る羽目になったのだった。

 今回いつもよりしんどく感じたのは多分これが原因だと思う。