見かけのビルからは想像もできないレストランでした。
民芸品や絵画、骨董品なども同じフロアに展示されているので、お料理が出てくる間に目の保養をしました。
イタリアンレストラン
展示されていたもの。エチオピア文字。なんて書いてあるのでしょうか?
ニョッキやラザニアといったメニューがあります。デザートにはなんとテラミスが・・・。
私は、ラザニアを注文しましたが、あまりの巨大さにあんぐり。想像のラザニアとはかなり違っていました。おいしいので皆にも分けたのですが、皆も自分の注文したものを持て余しています。(*^_^*)
満腹のおなかを抱えて、現地会社の社長のお宅にお邪魔して「コーヒーセレモニーニ」なるものを体験します。
高級住宅地の一角に社長のお宅はありました。自家用車2台が鎮座しています。建物の外観はそれほど豪華ではないのですが・・・・。
余談ですが、社長は大病を患ったそうです。治療のため2年ほどアメリカに渡り昨年戻ってきたという。お金のある人は、こういうことができるのですねえ。奥さまも歯の矯正をなさっていらして、ちょっと驚きました。
コーヒーセレモニーとは、日本の御点前見たい生のと考えればよいと思います。
敷物は、本来は生の葉っぱを使うのですが、手に入らなくなってきたのと掃除がめんどくさいのでフラダンスの腰ミノみたいなものに変わってしまったようです。
カップでは無くて、玉露の湯のみより大ぶりの器でいただきます。周りにてんこ盛りになっているのは、お茶受けのポップコーンです。
生豆をゆっくり炒っていきます。
こんがり色がついたら違う器に入れ替えます。
さましている間にお香をたく。イエメンが有名な乳香をたくのです。煙がもくもくと・・・。
先ほどの豆を、道具を使って細かくしてゆきますが、時間がかかるので今日は途中まで。我々が飲んだものは前もって細かくしておいたものだそうです。
粉をポットの中にぐわっといれて煮出します。ドリップではうまくいきません。お土産にもらったコーヒーは、我が家でも小鍋で煮だして飲みました。どうしてもカップの中に粉が残ってしまいます。
炭火の上にポットを置いて
出来上がりです。正式には3杯飲み干さないと失礼にあたるそうです。1杯目、2杯目、3杯目とそれぞれに味わいが違うので、好みがあるそうです。
私は、先ほどのレストランで満腹でしたので、失礼して2杯だけいただきました。2杯目は薄くなっていました。
玄関部分と奥さま。ありがとうございました。
ホテルに戻ると新しい部屋が用意されていて、荷物もちゃんと運んでありました。
汗をかいたので早速シャワーを使います。
2人ともシャワーを使い終わり、ベッドで横たわっていたら突然電気が消えた。
まだ5時過ぎなので暗くはない。
すぐ復帰するかと思っていたが全然その気配がない。「この部屋だけかもしれないからちょっと偵察してくるね」
とエレベーターに向かうとエレベーターは動いている。「え?なんで」
うっかりと乗ってしまったのだが、こういう時は乗ってはいけないんだよね。あとで気が付き、途中で止まりはしないかとひやひやでした。
ロビーも真っ暗。これは、計画停電です。何も聞いていなかったのであわてた。昨日までは、国際会議の関係者が宿泊していたので行わなかったのだろう。
ひとこと言ってほしいわ。シャワー使った後だったからいいけれど、最中だったら大変でした。
いろいろありましたが、10時少し前にホテルを出て空港に向かった。
入口の荷物検査で、3人ほどが引っかかった。そういえば添乗員さんが「大量の塩は、検査で没収されるかもしれません」と言っていたことを思い出した。
引っかかった3人のうち、2人は、塩だということで了解してもらえたので、通過できたが、大阪のおばちゃんだけ、石まで持っていたので没収されてしまった。
この方確信犯です。いつもこうして引っかかるそうで、「通れば儲けやろ―」と言っていました。本人はいいけれど付き合わされる周りの人の迷惑は・・・・・。
日付の変わった0時40分、バンコクに向けて離陸したのでした。
自分が強くなった気がした旅でした。
ブーゲンビリアと教会