個人的に思っている事だが、この地方で海外からやってきたお客様に案内するところは、と聞かれたら「徳川美術館と明治村」と答える。
 
 で、今回は久しぶりにその大好きな明治村を歩いてきた。広大な敷地内には、重要文化財に指定された建物もいくつか点在しており、古い時代の建物を見ながら散策できるようになっている。
 乗り物は、京都市電や蒸気機関車を移転したものがあります。それらにもちゃんと乗車できます。
街角にたっているお巡りさんは、いかめしいひげをたくわえた明治のお巡りさんです。
 
 こういう場所なので、映画やテレビドラマのロケ地にもよくつかわれるので歩いていると、あれどこかで?なんて事もあるかも・・・・。
 
 名鉄のチケットを買うと列車・バスの乗車券、村内バスの乗車券、それに入場券がついてくるお値打ちなものがある。これには抹茶とお菓子を食べることができるという特典もありました。
 
 
 村内にはラストランや食堂もあるが、今日はお弁当を持って行きました。
 
 まずは村の一番奥まった場所にある帝国ホテルの正面部分を移築したものから見ていきます。
 
 大震災にも耐えたという。ライト氏の設計によるレンガと大谷石をふんだんに使った建物だ。石を積み木細工のように組み合わせている。
 
 中にカフェがあるのでお茶もいただけます。
 
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 そこから左手に進んで行くと内閣文庫、川崎銀行本店がある。
 
 ここにある建物は当初は明治期のものだけだったのだが、今では大正のものも多くある。
 
 
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 川崎銀行本店。東京の中央区にあったもの。
屋上が展望台になっている。
 
 
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 展示してあるのは、建物だけでなく橋や機関車産業機械といったものまで幅広い。
 
これは、隅田川にかかっていた大橋である。
 
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 銀行よりさらに奥まったところにある木造の小さな建物は教会でした。弾圧を恐れてはた目からは教会とは見えない。
 
 大明寺聖パウロ教会堂キリスト信仰の盛んな島長崎の伊王島のものでした。
 
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 ここは中も素晴らしかったです。
 
 
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 こちらは、金沢監獄中央看守所と監房。金沢市からの移転。内部は網走監獄とほとんど同じです。
 
 
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 このかわいらしい建物は、宮崎駿さんの世界を連想してしまう。
新潟県上越市高田の小熊写真館です。2階がスタジオになっていました。
 
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 一段高い場所に建っている大きな建物は、酒蔵。地元愛知県刈谷市の菊の世酒蔵。今でも中に入ると麹の香りが残っていました。
 
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 酒蔵の前方に広がっている池は入鹿池。国内最大級の農業用ため池です。
 
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 聖ザビエル天主堂に入ります。午後からの光が天主堂内部に美しいモザイク模様を造り上げていました。京都市中京区にあったものです。
 
 
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 国の重要文化財に指定されている呉服座までやってきました。この辺で3分の1を回ったところかな。
ツアー付きで内部を見られるというのでそれを待つ間隣の床屋を見てこよう。東京都文京区にあったもので、石川啄木の下宿先だったという。
 
 
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 隣には、小泉八雲ゆかりの家があり、駄菓子屋さんになっています。