ウシュアイアまでのエアーは、チャーター機なので荷物の重量制限が定期便に比べて緩い。
従来国内線は、預け荷物の重量制限が16kgと厳しいが今回は20kgに設定されている。
昨晩の内に、それぞれの手荷物と預け荷物の重量を計り、スーツケースは、深夜ホテルの部屋の前に出しておくように指示をされていた。
現地のクアーク社のスタッフが、運んでくれて、直接、船の部屋まで届けてくれるシステムになっていた。
つまり我々は、手荷物だけでチェックインもなしに、セキュリティゲートに向かえばいいようになっているのだ。
ウシュアイアについても荷物をピックアップすることも無くそのまま観光に向かえるので、とても合理的に動けた。チャーター機ならではだろう。
ホテルからのブエノスアイレスの様子
国内線とはいえ、大国アルゼンチンは広いのだ。3時間以上もかかる。
13時半、ウシュアイアに到着。夏でも、最南端の町なのでそれなりに寒く、気温13度ほどしかない。
空港の建物。
バスに乗って、ウシュアイアの港のある中心地まで向かう。
乗船開始時間は、16時半頃になるのでそれまでの時間を自由に過ごす。
町の中心は、港に向かって緩やかな坂道になっている。
奥に見えている船が我々ののるオーシャン・ダイヤモンド号である。
さっそくペンギンが出迎えてくれた。
お土産屋さんの集まっている通り。今しか買うチャンスがないというので、みな必死である。新婚さん、会社に休暇を貰ってきたもの、家族に留守を託してきた人など、沢山のお土産を買いこむ。
私は、絵はがきを3枚買って記念にしました。
船内で、投函するつもりです。
ウシュアイアは、南米最南端に位置するので「世界の果て」などと呼ばれる。ビーグル水道とマルティアル山脈の間に位置する人口7万人ほどの街だ。
果てであったので、監獄が置かれ囚人達は、極寒の地で過酷な作業を行った。
海軍の基地も置かれており、かのフォークランド島も近く、地元の人は、島をさして「ここは、イギリス」と皮肉を込めた言い方をしていた。
また、南極クルーズの拠点なので季節である夏の時期は、毎日それを目的とした船が寄港している。
まずは、「世界の果て博物館」に向かう。ここは無料でした。
成り立ち、生息する動物の剥製、昔の人々の暮らしなどが展示されている。
この寒い地で、冬でも彼らは裸で過ごし、毛皮をまとっていただけのようだ。
網走監獄博物館の様な、「元監獄と船舶博物館」。
ここに置かれている、古い列車は当時フエゴ鉄道を走っていたものだという。鉄の車輪で、牛が引いていたようだ。
寒いとはいえ夏なので、花もたくさん咲いている。
不思議な形をした山々。
海軍の船でしょうか?変わった形をしている。
4時15分に再びバスに乗る。歩いても5分ほどなんだが、乗船口にはそろってバスで向かうらしい。
いよいよクルーズの始まりです。