好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

2019年12月

 こちらの岩絵は、鍵が閉まっていて係りの人が我々の到着を待って開けてくれました。
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 もっとも有名だという岩絵。3500年前のもので牛車が描かれている。サルらしき動物や人間も・・・
車輪を引く馬とサル
 ここには、他にも格闘しているようにも見える人の姿も。
ボクシングのような格好の人
ごろごろした石を踏んで少し移動すると、1300年前のアラビア文字が刻まれた岩が有った。
アラビア文字のもと
側面にも絵が有る。
側面
 転げ落ちてきた岩に刻んだのだろうか。
こんなポジション
 同じ道をハイルまで戻ります。
 途中で世界遺産マークをパチリ。
世界遺産 (2)
 帰りには、何と列車を見ることができた。スタイリッシュで美しいではないか!
ものすごく長い。リン鉱石を積んでいるとの事。
後ろ2台で押す
 鉄道大好きなので、もう夢中でした。
ものすごく長い
 ようやく先頭をとらえた。
こちらが先頭
 気動車の数が違うだけで、後ろも前もおなじだ。
 さよならー!
走る
 町の入り口まで戻って来ました。空き地ばかりの中に大学ができていました。こちらでは、開発を進める時にまず大学から始めるのか、他にも広野に大学だけという光景を見ることがたびたびあった。
大学入り口
 イルミネーションがパチンコ店の様だった病院。
病院
 立派な道路。高速も無料です。
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 ハイルの町に入りました。
商店
 17世紀の建造、アイリフ城を外から見学。

 標高988mらしいから、昨日のホテルが寒かったのも納得である。メッカ巡礼隊商ルートの重要な位置にあった。
岩の上に建っている
 バスが止まったので、慌てて中から人が出て来た博物館。暇なんだろうなあ。
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 続いて、アル・カシュラ要塞に移動。ところが工事中で中には入れません。元々外観だけの観光にはなってたのだが、あわよくばはかないませんでした。
アル・カシャラ要塞
中をのぞくと
工事中でした
 向かいのお店は、ベドウィンのテントや香辛料などを売っていましたので、少し見せてもらう。
これバケツの代わりになるバック。なかなかうまくできています。
ベドウィンの使う水入れ
 カルダモンなど、アラビックコーヒーに入っているものを説明してくれるお店の人。
お店の人
 ハイルの主要モスク。
ハイルのモスク
 2時過ぎようやくお昼となりました。日本人は初めてということで、オーナーが、様子を見に来たリ、一緒に写真を撮ってくれと頼まれたりしました。
ランチのレストラン
 イタリアンがベースとなっているようで、なかなかおいしかったです。ここには一見バーの様に見えるカウンターがあってびっくりしましたが、置いてあるものはすべてノンアルとの事。旅行社がノンアルのシャンパンをごちそうしてくれました。
バーの様ですがノンアルです
 ノンアルといっても馬鹿にはできず、シャンパンといえばそうかなあと思えますよ。
 町を抜けると、砂漠の中をひたすら走ります。
 2時間ほど走って休憩。トイレとミニスーパーで買い物をした。
 スタンド
休憩
ミニスーパー
 ここを出るころには、暗くなっていました。こうなると外の景色は、見るべきものは無くひたすら寝るしかない。
日が沈みます
 結局、キャンプに着いたのは9時を回っていました。レセプションテントには、暖房が有るのだが、レストランには無い。急いで夕食をいただきました。その間に、部屋の暖房を入れておくとの事。「ああ、良かった。ここには暖房が有るんだ」ほっとしました。
 食事を終えて部屋に入るとエアコンの暖かな空気が迎えてくれた。うれしい!!!ところがシャワーは、一向に熱くならない。このぬるさだと風邪をひくかもしれない。今日はこのまま寝よう。

 今日の行程は、ものすごくきつい。
まずは、ハイルとジュッパ間100㎞を往復する。その後さらに、ハイル、アルウラの間400㎞をひたすら走るのだ。
 走る距離だけで、600㎞越え、どうなることやら想像もつきませんが、サウジアラビアは、道路が非常に整備されているのが救いだ。
 明るくなってきたので、慌てて外に飛び出す。
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 明るくなって周りの様子が見えてくると、ここの周りには本当に何もなかった。これからどんどん発達していくのだろうが、今の所は、綺麗に整備されたコンクリートが続いていた。
 8時ホテルを出発。北部のナフド砂漠の方に向かう。途中から風景がこんな具合になります。
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 この壁のようなものは線路だ。
線路が走っている
 ジュッパが近くなると、砂漠の中に岩山が目立つようになってきた。
岩山に靄がかかっている
 この道を進んでいくとヨルダンに行けます。
まっすぐ行くとヨルダンです
 2015年に「サウジアラビアのハイル地方の岩絵」として世界遺産に登録されたジュッパの岩絵は、中東で最大規模と評価されているスケールの大きさと、アラビア半島が砂漠化していった1万年にも及ぶ変遷を伝えている。
 丸くなった不思議な形の岩山が続く。これらも何万年か経てば、砂になってしまうのだ。
やがて砂になって砂漠に
 「大いなる砂漠」と呼ばれているナフド砂漠にあるジュッパの町を抜けてすぐの所に岩絵はあった。
 全体的に黒っぽい岩絵と、絵が荒めに描かれている白っぽいものは、年代が違うと考えられていて現在も調査中だが、古いものは紀元前8世紀頃のものらしい。
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 右下の方には、槍らしきものを持って動物にまたがっている人、上の方にはラクダが生き生きと描かれている。
 ラクダはヒトコブラクダだ。
ヒトコブラクダ
 古い岩絵と同じ所に書き足していっているのも有るという。これらが描かれているのは、こんな岩山。高いところにあるのは、昔はこの辺りまでちゃんと登れたという事だ。今は足場の岩は崩れて砂になってしまっているが・・・。
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 こちらは大勢の人が手をつないでいるように見える。
手をつないでダンスする人
 整備がなされたばかりなので、とても歩きやすい。
梯子が整備されている
 大きな人間
大きな人間
くっきりとした線で描かれた人間と動物。手には何かを持っていて、尻尾のようなものが有る。動物には角と縞が有るので、ガゼルの類か。
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 これはライオンなのだが、前に人がいて手を出しているようにも見える。狩猟に成功したのだろうか?
ライオンに手を出している人
 ラクダを操る人。手綱のようなものが見える。
ラクダを操る人
 オリックス。右下に弓を持っている人がいる。
角が長いのでオリックスか
 大きく描かれた人間。やはりしっぽのようなものが後ろに垂れている。
しっぽのある人
 ダチョウもいます。
ダチョウ
 何故か骸骨も
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 沢山の素晴らしい岩絵に夢中になってしまい、時間があっという間に過ぎてしまう。
 この狩りをする人は遠くからでもくっきり見えた。
馬に乗って槍を持っている
 こんなところに描かれていました。
こんな場所に描かれています
 ここにはもう一か所素晴らしい岩絵が残っているのでそちらに移動します。
 

 バスの中からは、地下鉄の工事の他に、バスの停留所の工事があちこちで行われているのが見えた。 
渋滞解消には、公共交通機関の充実が不可欠である。
完成まじかのバス停
地下鉄工事の看板

サウジアラビアには、鉄道も走っています。多くは貨物の様ですが、旅客便も走っている。せっかくなので駅に立ち寄ってみましょうかというので、やって来ました。 
 新駅というので古い駅は違う場所に有ったのかもしれません。
リヤド駅
 ラウンジカフェとある。

キオスク
 待合室
待合室
一画にはパネル展示がされていた。
パネル展示
 
昔の列車
 チョロキューみたいな
模型も
 こちらはたまたま入線していた本物の列車。ジーゼルの様です。リヤドから550km離れたダンマンまで運航しているそうです。
入線していた列車
 荷物検査が有るようです。
荷物の検査場
 お祈りの場も
お祈りの場所
 トイレでお掃除していた女性も外国人でした。バングラデシュと言っていたような気がします。一緒にスマホを撮る。
外国人でした
 チケット売り場
チケット売り場
 この後は、空港に向かいハイル行きの飛行機に乗ります。

タクシー
タクシー
 道端で果物などを売るおなじみの光景も。自前でとれる果物や野菜も多いようです。
道端で
 これは膨大な空き地を2030年までにこうするという看板。ビジョン2030の1つだ。
サウジビジョン2030でこうなる
 こちらは、近くに有ったテーマパークでしょうか?結構な広さが有った。紹介した写真は、車の中からの慌てて撮ったので、焦点があっていなくてごめんなさい。
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 リヤドの国内線専用ターミナル。チェックインは、何と団体チェックインでした。おかげで、すごく楽ができた。昔は何処もそうだったのにね・・・。
リヤドの国内線
 国内線専用のプライオリティラウンジにも入ってみました。空いていた。
ラウンジ
 出発が45分ほど遅れてしまい、そうでなくても、ハイルの到着時間は遅いのに・・・・。
ハイルまでは、1時間15分ほどのフライトだ。先行したバスが、迎えに来てくれているはずだったのに、ミラーの調子が悪いとかでホテルのマイクロバスが待っていた。
 40分で到着と聞いていたのに、町を過ぎてしまい、真っ暗な地域に突入してもまだそれらしき建物は見えない。結局1時間以上かかり、何もないところにライトアップされたホテルだけといった感じのだだっ広そうな場所に着いた。
ライトアップされたホテル
 中国資本のホテルでした。もう9時なのでとりあえず、お腹に何かを入れないとということでレストランに直行だ。温かいスープを飲んでほっとすると言いたかったが、ぬるい!お部屋のお湯の温度も国民性が出るので、こういう微妙なことは、かなり高級なホテルでないと、仕方がない部分もあるのだが・・。
 部屋は広くて快適です。
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暖房設備が無いのか、寒くて寒くて私はカイロを貼って寝ましたよ・。

 けさ、牛乳をチンしようとしたら、嫌な音を立ててレンジが止まってしまった。
少し前から、ビリビリというような嫌な音がしていたので、そろそろダメになるかなあと思って居たのだが・・・。
 電子レンジが無いと、ものすごく困る。ゆで野菜は全部チンしているし、煮物も、ミルクの温めもというので、さっそく買いに行って来ました。
 無印のレンジが以前から気に入っていたので、それを買おうと最初のお店に行ってみたのだが、並んでいない。仕方がないので地下鉄で移動して、違う店に行ってみた。
 在庫を確かめてもらうと、これは廃番になるので展示品しかないという。値引きいたしますというのだが、4000円ほどしか引いてくれない。日々みんなの手で、開け閉めを繰り返してきたものにしては、値引き率が低いので、無印を買うことはあきらめて、近所のエディオンでシンプルなものを買って来ました。
 すぐに使いたいので、お持ち帰りだ。車を持っていないし、タクシーを使ったらせっかくの値引きがチャラになってしまうし、ということで相方が頑張ってキャスターに乗せて運んでくれました。
 10年持ったから、まあ満足です。
新しい家電というものは、なんとなくうれしいが、今年は夏にエアコンも買い替えたし、物入りになってしまった。
 もう、壊れる物が出てきませんように!

 快晴なれど、気温低し。
昨日行けなかった、マスマク城塞へ向かいます。
 斜め向かいに、宗教警察の建物が有ります。公式的には、宗教警察というのもは存在していないらしいが、実際には・・・・・。
宗教警察署
 マスマク城塞。1818年、ディルイーヤを本拠地としていたサウード家が移転していたリヤドだが、1892年オスマントルコの庇護に入っていたラシード家の手に落ちてしまう。1902年、亡命していたサウィード家のイヴン・サウードが少数で此処に攻め入り奪還した。しばらくはここで暮らしていたが、後に昨日外観だけ見学したムラバ宮殿に移った。
 現在は、博物館になっていて歴史がわかるようになっています。
 
マスマク城塞
城塞前広場
 結構広い。要塞だったので、壁も厚く見張り塔も有り、鉄砲を差し込む穴などもある。
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 短い映画を見たのだが、こんな格好で攻め入っていました。
戦闘服
 中庭、
中庭
 今では高層ビルの近代都市であるが、数十年前までは、城壁に囲まれた砂漠の中の小さな町だったのだ。
城壁があった
 この中で、目を引くのがわずかに色彩が残っている木製のドアだ。美しい。
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美しいドア
 せっかくなので、近くにあるスークにも行ってみましたが、歩いている人がいない。お店も空き家になっている所が有るとの事。
スークへ
古い通り
 バスに戻って、郊外にある、サウード家発祥の地である、ディルイーヤへに向かいます。「盾」という意味で、18世紀から19世紀にかけて繁栄した第一次サウード王国の都だ。
 王家の祖先がここに定住したのは、15世紀。豊かな水源を利用し耕作地を増やし富を築き、有力者としての地位を確立した。
 領主のムハンマド・イブン・サウードは、1744年、ワッハーブによるイスラム改革運動(ワッハービズム)を保護したので、新しい宗教的教えを学ぶために人が集まり発展していったのだが、1818年、エジプト軍によって破壊され放置された。
 なぜだか全然車がいない資料館の前。予約をしていたのにもかかわらず、入れませんでした。仕方がないので、宮殿を見学できる近いポイントを求めて、うろうろ。入れると聞いていた門では、セキュリティに断られ仕方なく壁の外から見ることに・・・。
 私は、ここを楽しみにしていたのでホントがっかりでした。あちこちをバスでうろうろした結果、トイレを使わせてもらえた本来の正門に行ける公園に行き着いた。どうやら今日は、4時にならないとだめらしいとの事。まあ、国が国だから事前の連絡なんてしないし、ガイドも確かめないのかもしれないが・・・・。
 ここには、朽ちたサルワ宮殿や19世紀建造のサアド・ビン・サウード宮殿などが有り、修理をしながら現在も使用している。
 
ディルイーヤへ
ディルイーヤの地図
15世紀に始まったサウード家発祥の地
オスマントルコ傘下のエジプト軍に滅ぼされた
 これがトイレを借りた公園。働いている人は、チャドやバングラといった外国人ばかり。
 で来たばっかりできれいです。
正門のある公園
 
公園から見ると
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破壊されたまま
入り口にいらした素敵な女性。写真を頼むとすんなりOK。女性は写真が嫌いと聞いていたのに、全然そんなことなくて、アバヤをかぶっている女性でも、気さくに応えてくれました。こういう事って、実際に来てみないとわからないことだ。
 
入り口にいた女性
 最後は、ワッハーブ派の中心モスクであるイマーム・ムハンマド・ビン・サウードモスクにやって来た。ここは異教徒はもちろんは入れません。18世紀建造。
シンプルな作り
 市内に戻り、今日のお昼をいただきます。ラップサンドの有名なお店でした。男性とそうでない人の建物が完全に分かれていた。
 
お昼をいただいたお店
 トイレは無いので、3軒ほど先にあるハンバーガ屋さんまで借りに行きました。ハンバーガ屋さんの内部も、カーテンを降ろせば個室になる造りになっていた。
これハンバーガーやさんの店内です
  お腹も膨れたところで、空港に向かいます。
 
 

 レストランの前までやって来ました。相変わらず肌寒い。
レストランの前の通り
 こんなものが有りました。このボタンを押すと、誰でも食べ物がもらえるそうです。イスラムの喜捨の精神でしょう。アラビア文字にもそういったことが書いてあります。
ボタン押して料理貰う
 我々は、グループなので、そちら専用のドアから入ります。公式的には、こうして区別されたドアは撤廃になったそうですが、運用は、レストランに任されているそうだ。 
 男性のブース以外は、皆このような個室になっていて、外と遮断できるようになっています。
店内は男性同士以外は必ず個室
 ファストフードのお店でも、男の人とその他女性やグループはちゃんと別れていました。
気楽なような、面倒なような・・・。
 ご飯を頂いた後は、リヤドで一番高いキングダムタワーに向かいます。途中車窓から、今では2番目になってしまったアルファサリヤセンターがよく見えた。
 
アルファサリやセンター
 やがて、キングダムセンターの姿がビルの向こうに見えるようになってきた。栓抜きのような形をしています。
キングダムタワー遠望
 2003年の開業で、高さは302mある。現在ジェッタでは、1000mを超す世界で一番高いビルが建設中なので、それが完成するとナンバーワンの座は失ってしまいます。
 バスから歩いて向かいます。
オフィスy他ショッピングモールも
 ここには、ショッピングモールやホテル、オフィスなどもありますが、ここにやって来る人達は中流以上の人達だそうです。ショッピングモールには、ヴィトンなどのブランドがずらっと並んでいました。
リヤドで一番高い
 途中で、2度ほどエレベーターを乗り換えますし、入居しているオフィスの利用者も同じエレベーターを使いますので、案外時間がかかる。余裕を持って行った方がいいかもしれません。ちなみにエレベーターは、三菱製で、三菱はこのオフィスに入居しているそうです。
 77階で乗り換え、99階で降りました。
 ここから下を眺めます。栓抜きの渡しの部分になります。
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 ここを渡り切った反対側にも、エレベーターはあるようですが、使用はできず、戻ってくる格好になります。
 開発が進んだ地域、片側6車線のキングファハドロードが見えます。
メイン地域
 反対側は、開発が進んでおらず空き地が広がっている。2030までには、変貌するだろう。
予定地
 住宅地は、砂色の建物が統一感を出していて、とても美しい。ヨーロッパの赤い屋根もきれいだが、この砂色も素敵だ。
¥統一された色で美しい
 77階には、世界で一番高いところにあるモスクがある。行ってみましょう。
世界で一番高いところにあるモスク
183mに有るモスク
 時間があれば、マスマク要塞に行く予定でしたが、渋滞が始まっていたので明日に回し、ホテルへと戻る。
 内務省の建物だという。
内務省
 今日の夕食は、ホテルでいただきますが、隣のホテルに移動してくださいとの事。元々そちらのホテルに泊まる予定だったのだが、水回りの調子が悪いので、宿泊は同じチェーンのいまのホテルに変更となったらしい。寒い中歩いて向かいます。レストランは、男だらけで一瞬変な感じがする。
 トラブルが有った場合、すぐにホテルの変更が効くなど、リヤドは大都市だなあと感じた。

 明日は、夕方の便でもっと寒い北部のハイルに向かいます。


 まずは、国立博物館へ。午前中は、学生達の見学時間になっているようで、それも男女の見学できる日が別れていました。
 きれいな建物で、わかりやすい展示になっています。
 
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 一帯は公園になっている。
公園
 何故か日産のキャンペーンが行われていた。
キャンペーン (2)
 ちなみに日本車はやはり人気があるようで、ハイトラックやレクサスなどがよくみかけられました。中に入ると透き通った昆虫の絵が飛び込んでくる。
館内
 1999年の開館で、考古学や歴史がよくわかる。
 これは巨大な隕石、砂漠に落ちていたもので、重さ約2.75tあるそうだ。触ってもいいというので触ってみる。隕石に触れたのは初めてです。
巨大隕石
 桶かな。彫刻が素晴らしい。
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 目は何の目的で描いたのだろうか。
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 岩絵やマダイン・サーレハの模型も有ったが、後日これらの本物を見学した。
 これは井戸からラクダによって水をくみ上げ、地面にこぼしたものを水路で畑などに誘導した灌漑用の井戸。ラクダは、色々な所で働かされたのだねえ。
灌漑用の井戸ラクダが活躍
 これはライオンのお墓だ。初期のお墓の装飾である。これも、後日本物を見たのだが、近くに行けないので、ここの方がよくわかる。
ライオンのお墓
 
ライオン
 ライオンは、昔はこの辺に普通にいたようだ。
 副葬品の金の装飾品など。
金の装飾品
 色鮮やかな壁画。葡萄が描かれている。
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 これは当時支配していたナバティア語のアルファベットだ。
ナバティア語のアルファベット
イスラムの2大聖地、メッカとメディーナのモスクの模型があった。精巧なもので、そこには行けない異教徒の我々にもわかりやすかった。
 カーバ神殿のある、メッカ。
メッカのモスクカーバ神殿が見える
 そのカーバ神殿のドアにかけてあったもの。何年か経過すると新しくして、おさがりは地方のモスクで使用されるそうだ。お伊勢さんの遷宮の後、古い木材が下賜されるみたいなものか。
カーバ神殿の入り口にかけたもの
 そしてこちらが、メディーナのモスク。繊細なガラスの様だ。
メディナのモスク
 この後は一旦外に出て、初代の王様がマスマク城塞を出た後に住んでいたというマラバ宮殿に行ってみるが、ドアは固く閉まっていて入れず。残念。
マラバ宮殿 (2)
 ドアの上の飾り?紋章の下に文字が書いてある。
ドアの上
 再び博物館に戻って別館にある初代の国王に関係したものが展示してあるのを見て行く。大きな人だったらしく、身につけていたものが皆おおきい。 
 執務の机
執務用の机
 写真がありました。1932年から1953年まで王位に有ったアブドル・アジーズ国王。
イブンサウード
 彼は車が好きだったようで、高価な車を何台も持っていた。
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 イギリスのチャーチルと親交があり、車もプレゼントされました。
この後は、ランチの為に移動する。

 観光ビザが解禁になり、他のツアーが1月出発なので混まないうちにと12月に出かけてみました。ビジネスマンなどが多く訪問してるので日本人は珍しくはないようですが、リヤドやジェッタ以外では、日本人ツアーは初というところもありました。
 エディハド航空、アブダビ経由でリヤドまで向かいます。
 リヤドに到着したのは、夜中の3時過ぎだった。それなのに何と賑やかな事。夜中という感じが全然しない。
 いたるところに来年のG20の告知が行われている。サウジは、中東では唯一の参加国なのだ。石油の出るお金持ちの王様が居る国というイメージだったのですが、行ってみると、トイレなども紙が流せるし、お湯もしっかり出るし、石油がふんだんなので公共交通機関はいまいちの様だが、整備が進んでいて快適でした。首都のリヤドは、世界都市ランキングでは、2014年段階で65位にランクインしている。
 
キャンペーン
 リヤドは人口600万を超す大都会だが、建国以前は数万人が暮らす内陸の小都市であったが、石油の富が入り急速に発展をとげ、アラビア半島最大の都市へと変貌した。
 周辺の国々との国境からも距離があり、戦争とは無縁の土地であったのだが、2015年以降、騒がしくなってきている。
 空港の近くには必ずモスクも有ります。サウジでは、仕事よりもお祈りが優先するので、お店なども閉まってしまい、しばし予定が変更したりまたされたりしました。
 ウーバーも盛んなようだ。
ウーバーとモスク
 ホテルまでは、40分ほどかかった。大型バスにたったの7人。席も使い放題だ。
観光の始まりは、11時からだというので、それまでに朝食をとり、お風呂に入りゆっくりと過ごす。
 今の時期は、ここでも夜の明けるのは6時半を過ぎた頃だ。
 ホテルの部屋からの眺め。この辺りは、ホテルやパソコンショップが多いようです。
ホテルの前
 ホテル
ホリディイン
 近くからの眺め、キングダムタワーができるまでは市内で一番高いビルだったアルファサリヤセンターが見えます。
ホテル近くからの眺め
 出発する前に、アラビックコーヒーでおもてなし。アラビックコーヒーと言うとあのどろどろとしたコーヒーを想像するが、全然違いました。コーヒー豆は入ってはいるのですが、色も茶色でサラッとしていてカルダモンの香りと味がします。慣れると癖になる気がする。ナツメヤシと一緒にいただき。もう結構ですと言わないといつまでも注がれるそうだ。
アラビックコーヒーを入れてくれました
 サウジアラビアの事を少し紹介してみます。
人口は、3300万人を超えていて、構成は自国民73%で外国人は27%とあるが、実際は労働している人は外国人がもっと多い気がした。単純労働を嫌う自国の若者が多いので、失業率は案外高いのだという。「サウジビジョン2030」を掲げ観光などによる雇用の拡大や文化・医療の充実、新しい街づくりなど様々な事業が始まっている。
 面積は、日本の約5.7倍もあり、北はヨルダン・イラク・クウェート、南はイエメン・オマーン・アラブ首長国連邦・カタールと国境を接する。娯楽の少ないサウジの人々は、橋で結ばれたバーレーンに休日ともなると繰り出すので、渋滞が出るほどだ。
 東に、ペルシャ湾(サウジの人々は、アラビア海と呼んでいました)、西に紅海があり、国土の北部はネフド砂漠、南部はルブアルハリ砂漠に覆われている。砂漠と紅海の間には2000mを超える山地が広がっていて、一番高いのは3313mのサウダ山がそびえている。
 冬は案外寒く、今回訪問したところではジェッダを除く地域では、寒かった。暖房設備が無いので、部屋の中も暖かくは無く、これにはかなり参った。冬用の厚手のダウンは必需品であった。私は、使い捨てのカイロを何度か使った。最低気温が1桁、最高でも15度なんて日があるので用心が必要です。
 太陽が出ていても、日影などはひやっとする程空気が冷たい。重ね着で調整を・・・。

 厳格なイスラム国なので、戸惑うことも多い。レストランの入り口などは男性シングルと家族連れの入り口が違うし、店内もほぼ個室に別れている。
 マークがついています。
男性入り口
女性と家族の入り口
 祈りの場所も男女マークがあります。駅やホテル、ビル、空港あらゆる所にモスクや祈りの場があった。
駅の御祈り場所
 ちなみにトイレマークは、
女性トイレのマーク
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 男性は、
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君主制の王国で、現在の王様は、2015年に即位した第7代のサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウードで、首相を兼任している。王制の維持、イスラム法の堅持が基本で、国王が閣僚会議を開き、重要ポストは王族が占める。2016年の地方評議会選挙で、初めて女性の選挙権と被選挙権が認められ、20名が当選したという。
 日本とは友好関係が築かれていて、2015年には国交60周年を迎えた。
 国旗には、国の標語「アッラーの他には神は無し、ムハンマドはアッラーの使徒なり」とアラビア語書かれている。
国旗
ちゃんと見ると
 ナンバープレートは、アラビア語とアルファベットの併記です。
ナンバープレート
ナンバープレート2
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 アルファベットの上のマークは、王家の紋章の様です。
 道路標識も、ほとんどが併記してあるのですが、時々アラビア語しかないものもあり、戸惑う。レンタカーで運転するときには注意が必要かもしれません。
 
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 カメラマークは、速度取締り用のカメラがあるよという印。
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 時間になりました。出発です。

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