上越新幹線に乗るのは何年ぶりだろうか、思い出せないほど昔の事だ。

 然りの自由席にて東京に向かう。いつもの様に富士宮が近づくと、富士山が見えるかなあなんて思うのだが、今日は快晴なので見えない心配はなさそうだ。

 最近は積雪の量が年々少なくなっている気がする。
富士山
 緊急事態宣言下でも、東京からの旅行客は多く指定席を取っておいて良かったなと思う。トンネルを抜けるたびに景色はどんどん白くなってゆく。川端康成の雪国の書き出しを思い、文豪というものはやはりすごいなあと感心しする。
 
上越新幹線から
 越後湯沢で、大半の客が降りてしまった。そういえば今日は金曜日なのだ。土日にかけてスキーを楽しむのだろう。
 長岡に到着。駅前広場も通りも雪の壁ができていた。
 ホテルに荷物を預け、バスに乗って目的の博物館へと向かう。結構遠いし、雪のせいもあるのだろうが1時間近くかかった。 
 信濃川
信濃川
 博物館まで乗っていたのは、私1人だけでした。
 雪に埋もれている。
県立歴史博物館
 とけるのはいつになるのだろうか。
雪に埋もれる
 目的は、火焔土器なのだが、まずは企画展示から見てゆく。

 新潟県出身の山本五十六のパスポート
山本五十六のパスポート
 願いを書いて奉納した小絵馬。どういう願いだったのか?
奉納された小絵馬
 ちょっと軟弱な誓い。
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 そして、常設展の建物に移動。建物も大きいが展示もうまくてとても見やすい。
展示室
 黒曜石
黒曜石
 新潟と言えば豪雪地帯なので、こんなものも実物大で再現してありました。
 旧高田市の雁木だ。昭和30年代初頭の町の様子です。
雁木ン通り
 荒物・雑貨や、駄菓子屋さん、履物屋さんなども再現してある。
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 2階では、雪下ろしが行われている。屋根から降ろされた雪で道路が埋まってしまっている。
昔の雪下ろし
 で、下にトンネルを掘って対面と行き来をしていました。
雪の下のトンネル
 今の街は、雪の壁はできているが、道路に雪は無く難なく車を運転することができるのだから、何だか不思議な気がしてしまう。
 続いて米作りのコーナーにやって来た。これは、水を抜いて田んぼにする工事らしい。新潟と言う名前の通り、沼地が多くて深田になってしまい、米作りにはずいぶん苦労をしたそうだ。そういう時に使った道具などが紹介されていた。
水抜き工事
 やっと縄文コーナーに到着。当時の様子がジオラマになっていました。
縄文の暮らし
縄文の暮らし海辺
 土器はこういう感じでつかわれていたんだ。
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 いたずら書きがある土器の欠片
土器にかかれたいたずらが

 そして、火焔土器。
火焔土器

 背後には、沢山の火焔型土器などが並んでいる。
火焔型土器

 人もいないので、ゆっくり回れてものすごく楽しかった。

 帰りもバスに乗り、長岡駅にむかい、今夜の夕食と明日の朝食を買ってホテルに向かう。

 途中で、長岡城の二の丸跡を回って来ました。
長岡城址

ここも雪が深くて、奥には行けません。