昨年から、ずっと来島を拒まれていて、中々訪問できなかった、鹿児島県三島村の3島、竹島・硫黄島・黒島にようやく行くことができた。

 島に渡るフェリーの時間が、9時半ということで前日に鹿児島入りして、ちょっとだけ観光してみました。

 コロナがまん延して、海外に行けなくなってしまい、日本の島々を回ることが多くなり、鹿児島に行くことが増えたのだが、それでもまだまだ訪ねていないところが市内にも残っています。

 今回は、市立美術館を中心に、新しくできた鶴丸城御門の辺りを歩いてみました。 


  戻り梅雨みたいな感じで、鹿児島上空もようやく雨が止んだという感じで、山々からは水蒸気が盛んに昇っていました。
雨上がり

  ホテルは天文館通りなので、空港バスで向かい、荷物を預かってもらいます。23日と24日がお祭りということで、祭り提灯が飾りつけてあった。
天文館通り

 飲み屋街の入り口に有ったレトロなお店。オープンの看板は掛かっていましたが、初めてではちょっと入りにくい。

レトロなお店

 照国神社前には、県立博物館が有り、その裏手の照国公園の一角に大きなソテツがある。

  そしてこんな看板が立っていました。
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ソテツ

  隣には、旧県立興業館のレトロな建物も有りますが、老朽化の為入ることはできない。
旧県立興業館

  鹿児島市には、古い建物がたくさん残っているので、それらを見て歩くのも楽しい。

  博物館は無料なので、入ってみた。

  2階には、オオヤマネコと白クマの剥製が有り、何と触ることができるのだ。ヤマネコはふかふかと軟らかく、シロクマは毛が深くて剛毛でした。島の体系などを見ながら三島村・鬼界カルデラジオパークの予習をする。
  人口400人足らずの三島村・鬼界カルデラパークは、日本でもっとも小さなジオパークだという。日本では、直径10km以上も有る大きな穴を作る巨大噴火が、何度も起こってきたが、それらの中で最も新しいのがこの「鬼界カルデラ」である。

 縄文時代の7300年前の噴火で、これが起きなかったら縄文文化はもっと発展したといわれている。
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  ちなみに位置は、こんな所に有ります。赤丸は、無視してください。

3島の位置

 博物館を出て、そのまま左の方に進んでいくと、綺麗な建物の市立美術館が有る。前庭には、ロダンやブルーデルの彫刻などが有りました。
市立美術館


  鑑賞する前に、併設のカフェでお昼ごはんをいただく。

  お腹も膨れたところで、せっかくなので企画展も鑑賞しました。フランスの近代画家、シダネルとマルタン展です。
企画展、シダネルとマルタン

  この絵は、マルタン作で「コリウール」という名がついています。
アンリ・マルタン

  2階の所蔵店は、印象派や藤田・ピカソなどの絵を楽しめる。

  建物を出てさらに左に歩いて行くと、真新しい鶴丸城の御門が見えてきた。うれしい事に蓮の花がまだ開いている。
鶴丸城の堀の蓮
蓮

 鶴丸城には、天守閣がない。築城の時には、すでに九州が平定されていたので、必要がなかったのだろうか?

 日本最大級の門であり、屋根には鯱が載っています。
鶴丸城の御楼門復元

  忠実に復元されたとの事で、柱にはちょうなの跡が、美しい模様の様に残っている。
ちような

  石垣に残された丸い穴は、西南戦争の時の弾痕の跡ですって。
西南戦争の弾痕の跡

  島津家の丸に十字紋の旗。
嶋津家の家紋

  本丸跡や庭園を見ながら歩く。茶室の辺りは、暗くて蚊に襲われそうになる。

  田の神様ですって。
田の神様

  そして、道路の反対側に有るのが、憲政記念館、旧鹿児島県庁本館です。中に入ってみたのですが、クーラーが無く、あっという間の退散でした。
憲政記念館

  同じ敷地内に有る、立派な建物が県民交流センター。ここで少し涼んでいく事にする。
県民交流センター


  天文館通りからすぐの所に有るザビエル公園に行ってみた。フランシスコザビエルは、1549年鹿児島に上陸した。日本における布教はここ鹿児島から始まったというわけである。その後、平戸・山口・境・京都と伝道の道を開き、大分県沖の浜からマラッカに向かって旅立って行った。
  この建造物は、明治に建てられて戦災で焼失してしまった記念堂の一部だそうです。
ザビエル公園で

 また来ることが有ったら、水族館か動物園に行ってみたい。