壇ノ浦で入水しなかったと信じられている安徳天皇のお墓も残されています。

  ひっそりとした入り口。学校の近くに有る。
墓所入り口

 天皇と重臣たちのお墓が並んでありました。
安徳帝墓所。

 帝は、村の娘と結婚したのだが、遺言で同じ墓所ではなくて離れた場所に安置されている。
奥さんのお墓。竹島石でできています。
奥さんお墓


 島の中を歩いていると、時々こうした石を見かける。大きなものもあれば、40㎝位のものもある。これは噴火の時に飛んで来た火山弾 の表面が冷えてこうなったものらしい。
火山団


  午後は、牧場の有る西側の比較的平らな部分に行ってみる。
  飛行場は、昭和48年に、ヤマハの関連会社が、ホテルとともに開設したが、昭和58年経営不振からどちらも閉鎖されてしまう。その後、平成6年に、村が飛行場を取得し、日本初の村営飛行場としてスタートした。現在は、鹿児島空港からのチャーター便として予約のみで運行されている。

  こじんまりとした建物。
飛行場の待合室

  滑走路は、600mです。この日は、牧場の方が、草刈りをされていました。
セスナきが予約制で飛ぶ

  硫黄島の孔雀は、このリゾート施設で飼われていたものが、野生化したもので、白孔雀もいて、見ると幸せになれるとか・・・。この日も探してみましたが、発見できず。

  引き返し、もう1つの伝説の主人公である俊寛のかつての住居に神社をたてて、俊寛堂としたものを見に行く。

  最近誰も通っていないのではと思われるほど竹が伸びてきている村道を進む。竹島ほどではないが、硫黄島も結構な竹の生え方である。

  俊寛堂への道。ちょっと素敵です。
俊寛堂へ

  雨が降れば、もう少し苔がふかふかになるという。

  10分ほどで到着。
俊寛堂

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 同じ道をさらに北に進んでいくと、カルデラの端っこにあたる平家城展望台がある。壇ノ浦の戦いに敗れ落ちのびた平家が、折っての源氏を監視するために建てた城の跡だと伝わっている。天気の良い日には、開聞岳が見えるというが・・・・。
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 ここには、中村勘九郎さんが演じた俊寛像が有ります。
海を見る俊寛


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  硫黄岳の北側をみる。
目の前が硫黄岳
硫黄の塊が見える

  海をのぞくと何とも不思議な世界が広がっていました。
穴の浜温泉

  海岸線には、穴の浜温泉が湧きだしており、干潮になれば温泉を探し、入ることももできるそうです。
カルデラの北の縁

 ここは又ウミガメたちが良く集まってくる場所でもあり、上から見ていたも、結構な数のウミガメの姿を見ることができた。
ウミガメが何頭も泳いでいた


  この日は、我々もうまくいけば、海から湧いている温泉に入る予定でした。

  そこが、此処ウータン温泉です。
道なき道を降りてゆく


  藪をかき分けて海岸線まで降りて行ったのですが、波が荒い。いつもなら潮の引く時間になっても、いっこうに噴出している場所が見えて来ない。40分ほど、石ころなどを探しながら待ってみたが断念!
ウータン温泉が湧いているはずなのだが

  もう1つの坂本温泉に行ってみることにした。ここも海中から湧き出ている温泉で、以前は、賑わっていたそうだが、台風で壊れてしまい修理がなされていないので荒れ放題になっていました。
  道中は、流された竹がいっぱい。
竹が流出していた

  以前は、画面の上の壁下あたりで入浴していたというが、現在は、したの海水が入ってきている右上部分辺りがなんとなく暖かいといった感じでした。フナ虫が大量にいて、歩いて行くと一斉に逃げて行くのはかなり気持ちが悪い。
使われていない坂本温泉

 足湯をしただけで、ギブアップ。昨日行った東温泉にもう一度むかったものの、こちらもかなり波の様子が良くない。少し入っただけで、戻ることになりました。