黒島へ向かうフェリーは、午後 13時40分なので、今日も午前中は丸々空いている。で、硫黄島で心残りなのは、白孔雀を見つけられていないことだということで、今日は徒歩で、飛行場の有る地域の奥の牧場まで行ってみることにした。
というのは、昨日の夕食の時に、同じ宿に泊まっていた男性2人組の方達が、奥の牧場で夕方白孔雀を見たと聞いたからだ。
我々が、行ったのは、昼間だったので藪の中に入ってしまい見つけることができなかったのだが、確実にいることがわかった以上行ってみようと意見が一致した。
ずーっと登りの道をひたすら歩く。
途中、また違った角度の港が見えた。カルデラの縁がよくわかる。
牧場の近くまでくると、確かに孔雀の鳴き声がする。でもそれが白なのか普通なのかがわからない。ともかく声のする方に静かに近づいていく。
と、飛行場の柵と牧場の間の松の木に白孔雀らしきもの発見。「あれそうじゃない?」などと言いながら、さらに接近。間違いない、白孔雀だ。おまけに違う枝には、普通の孔雀のオスも止まっているではないか。どうやら、オス孔雀は、白孔雀の気を引こうとしているようだ。
と、飛行場の柵と牧場の間の松の木に白孔雀らしきもの発見。「あれそうじゃない?」などと言いながら、さらに接近。間違いない、白孔雀だ。おまけに違う枝には、普通の孔雀のオスも止まっているではないか。どうやら、オス孔雀は、白孔雀の気を引こうとしているようだ。
「わあー、見られたねえ、やったあ!」それぞれが少々興奮気味。
しばらくすると、白孔雀がきの上から地面に降り、向こうの方に飛び去ってしまい、オスだけが取り残されてしまった。
さて残った孔雀。恋の季節はとっくに終わってしまった今になっても、これほど立派な羽が残っているとは全く持てない奴だったのだろうか?
こうなったら、飛ぶところを見たい。もう少し近づいて、飛ぶように声など出してみたりした。すると、何と飛び立ったのだ。すぐに、飛行場の茂みに隠れてしまったが、孔雀の飛ぶところを見たのは初めてでした。その瞬間を、添乗員さんが、一眼レフの望遠カメラでばっちりおさえてくれていました。
白孔雀の飛ぶところも含め、飛翔のシーンはすべて添乗員さんの写真をいただきました。
まるで鳳凰のように見えませんか!もう大興奮でした。
このころになると、ずっと雲のなかだった硫黄岳の山頂も顔を出してきて、こちらも見たかった頂上を見ることができました。
角度によって全然違う山に見える。
登山道が見えている。崩れていて、途中までしか行けないそうです。
昼食の時に、白孔雀の事を宿のおかみさんに話すと、彼らは家族で、子供もいるとの事でした。これから硫黄島に渡る方は、家族の白孔雀を探してみてはどうでしょう。
そうそう、昨日ガイドさんから島カードなるものをいただきました。このカードの存在をもっと早く知っていたら集めていたのにいまさらという感じでちょっと残念。ダムカードとマンホールカードは、集めていたのだが・・・・。こちらもこれから離島めぐりをなさる方は集めたら楽しいかも・・・。
フェリー乗り場には、誰もいない。我々と、同じ宿に泊まっていた3人だけの気がする。
届いた荷物を、みなでチェックして持ち帰る。
ところが、誰も採りに来ない荷物がぽつんと残ってしまった。どうするのだろうと思っていたら、取り敢えず車に乗って島の人が回収して、港のそばの建物の中にしまいました。
ブリッジも、フォークリフトでこうやって運んでしまいます。
見ていると、それぞれの役割がきちんと決まっているようですが、何役もこなさなければならないので忙しい。
で、出航の時間になっても、いっこうに離岸する気配がない。どうしたのだろうか?飛行機などだと、機体の整備不良のため、変更になったり、欠航になることも有るんだが、フェリーの場合も有りうるのかなあと思っていたら、放送が入った。
「機関不良の為、整備を行うのでしゅっこうがおくれる」との事。これを聞いて、見送りに来ていてくれた宿の御夫婦は、一旦引き上げることになりました。
「お世話になりました!」
すると、船の前の方で、ジャンべの演奏が始まった。この炎天下、我々を退屈させないようにとの心遣いだろうか。踊りまで加わって、本当にありがとうございます。島の方々の優しさを感じた出来事でした。
幸い、船は、25分遅れで黒島に向かって出航できて一安心。黒島には、大里と片泊の2つの港が有り、それぞれに泊まって行く。
硫黄島はどんどん遠くになって行きます。
硫黄岳と稲村岳が綺麗に見える。
黒島の大里港までは、1時間10分ほどで到着。沢山の医療関係者が乗り込んできた。島で、一仕事をすませ、鹿児島市に帰るのだろうか。
大里港から片泊港までは、30分ほど。島の反対側に位置しているので、どちらかに接岸できなくても、大丈夫なようになっている。
降りたってびっくりしたのは、港の背にそびえ立つ岸壁である。
しかも、どれも危うい感じで、いつ崩れてきてもおかしくないような絶妙な、収まり方をしている。
黒島は、竹島や硫黄島より古い火山島として生まれた。大きさも一番大きくて、天然記念物に指定された植物群落も有り、「ミニ屋久島」と呼ばれる森と水の豊かな島である。
波の力で浸食を受け当時の島の内部がみられるようになっている。
サンゴ礁の化石がみられる。
今晩の宿は、坂道をずーっと登って行ったところにある宿なのだが、ご主人に歩けますか?結構遠いですよ。と言われたのに、大丈夫ですと言って歩き始めたものの、何時まで経っても到着できないので、結局迎えにきてもらった。
この日の、夕ご飯は、ご主人の獲って来たお魚の刺身。美味しかったです。明日の観光は、ご主人のお兄さんが案内してくれるとの事。
しばらくすると、白孔雀がきの上から地面に降り、向こうの方に飛び去ってしまい、オスだけが取り残されてしまった。
さて残った孔雀。恋の季節はとっくに終わってしまった今になっても、これほど立派な羽が残っているとは全く持てない奴だったのだろうか?
こうなったら、飛ぶところを見たい。もう少し近づいて、飛ぶように声など出してみたりした。すると、何と飛び立ったのだ。すぐに、飛行場の茂みに隠れてしまったが、孔雀の飛ぶところを見たのは初めてでした。その瞬間を、添乗員さんが、一眼レフの望遠カメラでばっちりおさえてくれていました。
白孔雀の飛ぶところも含め、飛翔のシーンはすべて添乗員さんの写真をいただきました。
まるで鳳凰のように見えませんか!もう大興奮でした。
このころになると、ずっと雲のなかだった硫黄岳の山頂も顔を出してきて、こちらも見たかった頂上を見ることができました。
角度によって全然違う山に見える。
登山道が見えている。崩れていて、途中までしか行けないそうです。
昼食の時に、白孔雀の事を宿のおかみさんに話すと、彼らは家族で、子供もいるとの事でした。これから硫黄島に渡る方は、家族の白孔雀を探してみてはどうでしょう。
そうそう、昨日ガイドさんから島カードなるものをいただきました。このカードの存在をもっと早く知っていたら集めていたのにいまさらという感じでちょっと残念。ダムカードとマンホールカードは、集めていたのだが・・・・。こちらもこれから離島めぐりをなさる方は集めたら楽しいかも・・・。
フェリー乗り場には、誰もいない。我々と、同じ宿に泊まっていた3人だけの気がする。
届いた荷物を、みなでチェックして持ち帰る。
ところが、誰も採りに来ない荷物がぽつんと残ってしまった。どうするのだろうと思っていたら、取り敢えず車に乗って島の人が回収して、港のそばの建物の中にしまいました。
ブリッジも、フォークリフトでこうやって運んでしまいます。
見ていると、それぞれの役割がきちんと決まっているようですが、何役もこなさなければならないので忙しい。
で、出航の時間になっても、いっこうに離岸する気配がない。どうしたのだろうか?飛行機などだと、機体の整備不良のため、変更になったり、欠航になることも有るんだが、フェリーの場合も有りうるのかなあと思っていたら、放送が入った。
「機関不良の為、整備を行うのでしゅっこうがおくれる」との事。これを聞いて、見送りに来ていてくれた宿の御夫婦は、一旦引き上げることになりました。
「お世話になりました!」
すると、船の前の方で、ジャンべの演奏が始まった。この炎天下、我々を退屈させないようにとの心遣いだろうか。踊りまで加わって、本当にありがとうございます。島の方々の優しさを感じた出来事でした。
幸い、船は、25分遅れで黒島に向かって出航できて一安心。黒島には、大里と片泊の2つの港が有り、それぞれに泊まって行く。
硫黄島はどんどん遠くになって行きます。
硫黄岳と稲村岳が綺麗に見える。
黒島の大里港までは、1時間10分ほどで到着。沢山の医療関係者が乗り込んできた。島で、一仕事をすませ、鹿児島市に帰るのだろうか。
大里港から片泊港までは、30分ほど。島の反対側に位置しているので、どちらかに接岸できなくても、大丈夫なようになっている。
降りたってびっくりしたのは、港の背にそびえ立つ岸壁である。
しかも、どれも危うい感じで、いつ崩れてきてもおかしくないような絶妙な、収まり方をしている。
黒島は、竹島や硫黄島より古い火山島として生まれた。大きさも一番大きくて、天然記念物に指定された植物群落も有り、「ミニ屋久島」と呼ばれる森と水の豊かな島である。
波の力で浸食を受け当時の島の内部がみられるようになっている。
サンゴ礁の化石がみられる。
今晩の宿は、坂道をずーっと登って行ったところにある宿なのだが、ご主人に歩けますか?結構遠いですよ。と言われたのに、大丈夫ですと言って歩き始めたものの、何時まで経っても到着できないので、結局迎えにきてもらった。
この日の、夕ご飯は、ご主人の獲って来たお魚の刺身。美味しかったです。明日の観光は、ご主人のお兄さんが案内してくれるとの事。
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