ヘリの時間まで、タンティロの森を散策するという。

 宿に荷物を預けて坂道を登っていく。


 途中に村民の方たちの墓地がありました。ここでは土葬が認められていて、島で亡くなれば、土葬にしてもらえるのだという。島外の病院で亡くなるとお骨になって帰ってくることになるので、お年寄りたちは、島で死ねますようにと健康には気を使っているらしい。 

  そう大きなお墓ではないので、ご遺体を埋めようと掘り起こすと、前住者のお骨にあたるなんてこともよくある話とガイドさんはカラッと話してくれた。

  

島のお墓土葬です



 こちらが役場。学校の隣にあったんですね。全然気が付かなかった。
役場


  森にはこの先から入ります。
タンティロの森へ入りました


  名前の由来は、「谷が平」➡「タニタイラ」➡「タンティロ」となったとか。道路からちょっと外れただけなのに本格的な森の様相。今まで見ることがなかった竹林が繁殖していてびっくり。

  まあまあの巨樹たちに出会えます。
DSC05374
スダジイ


 幹を取り囲んだ垣根みたいになっている。
ひこばえがすさまじい
巨樹に出会えます


 
共生


 大きな口みたいなうろ。
口みたいだ

 ここは、オオミズナギドリの営巣地になっているようです。
水なぎ鳥の巣

 

 雨の多いところでおなじみのヘゴ。
ヘゴ


 その後、宿に戻り、ロビーで少し休みヘリポートに。ガイドさんの見送りを受けて三宅島に戻りました。

 ヘリから見た黒い砂利浜の釜尻海岸。
黒い砂利浜、釜の尻海岸


 雄山と集落。
島の中心

 
 調布行きの飛行機の搭乗時間まで時間があるので、お昼をいただいた後、船の着く三池港に行ってみる。

 御蔵島を出たサルビア丸が接岸し、荷物の積み降ろしや乗船の様子を見た後、空港の裏手にあたる釜方海岸に向かった。

 
さるびあ丸

 
 さっきまでいた三池港。
三池港が見える


 この海岸も黒い溶岩だ。何かの石碑だろうか。近づいても読み取ることはできませんでした。
空港の裏側の海岸で




道路沿いの続く溶岩海岸


 調布へは、予定より早くに到着。バスで駅まで向かうよりもタクシーのほうが楽なので、もう1人の方を誘って調布駅に。

 とんとんとうまく乗り継ぐことができ、ラッシュもさほどでもなく、スムーズに帰って来られました。


 念願の御蔵へ行けたので、伊豆はこれでコンプリートです。また訪れることもあるかもしれませんが、しばらくはお別れかなあ。