好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ: アジアの国々


 ジャッカルが去っていった後、1匹のガウルに 出会う。

 ともかくかわいい目で、寄ってくる。
DSC03428



 品評会みたいに、横向きになった姿。まるで家に飼われている牛のよう。

葉っぱを食べるガウル (5)




 草だけでなく葉っぱも食べるんですね。

葉っぱを食べるガウル (2)



葉っぱを食べるガウル (6)



 いやあ、かわいい。牛はもともと好きですが、チャーミングである。

 池のそばで、ボアとカモ。

カモとボア



 向こう岸では、サンバーのオス同士が、角を突き合わせて遊んでいる。

じゃれるサンバー



 アカボシカルガモ。

アカボシカルガモ



 
 彼らがいた池。

池



 9時を回ったあたりで、朝食タイム。車を止めるスペースが設けられているので、ボンネットの上に持ってきたものを広げてブレックファストをいただきました。


朝食




 朝食を食べ終わり移動してすぐ、今まであったことがなかったサルがたくさん現れた。アカゲザルだ。見た目は、ニホンザルによく似ているが、尻尾がちょっと長い。「実験動物」として利用されていて、血液型のRh式は、アカゲザルの英名Rhesusにちなんでいるそうです。

アカゲザル




 
お尻が赤い



 同じ花にとまっているインコ。

インコ




 水辺でうずくまっている、アカツクシガモ。

アカツクシガモ





 気の股のうろにいるのはコノハズクのようだ。

コノハズク (2)



 これを最後に戻ります。やはりヒョウの壁は厚かった。


 ガイドと別れて、ロッジに戻る途中、ドライバーさんの好意で、コウモリの生る木とコキンメフクロウを見せてくれました。


 大型のコウモリ。
 
コウモリの木


  

 
フルーツコウモリ


 
 眠っている。かわいいよね。この穴は、誰かが人工的に作ったものを利用しているのだと思う。

インドコキンメフクロウ (2)



  何に使うのかわからないけれど、結構長い棒を担ぐ女性。


村の少女


 ロッジに戻り、昼食をいただいた後、なんと8時間以上の移動で、バンダウガルへ向かう。


 向こうに到着できるのは、夜の8時半ころだろうね。


 
 



 




  


 今日こそヒョウの会えますように。


 昨日は、会えなかったので、今朝は違う場所で、子供が4匹いるクロヒョウを狙うという。えー。クロヒョウなんて会えたら夢のようだけれど・・・。 

  チャンスは、6時から10時までです。


  まずは、水辺。大正池みたいだと言ったら、同行の人に、「今は枯れ木なくなっちゃったんですよね」と言われた。そうなんですね。長い間行ってないから。


  
大正池みたい




  最初に出会ったのは、ボア。シカと一緒にいる。
ボアとシカ





  岩場の多い地域にやってきた。アフリカのように枝が横に伸びている木の上などでは寝る姿が見られるが、ここは、樹木がそういう形をしていないので、休む場合や子供を隠すのに岩場を利用するという。


こういういわばの陰に子供を隠す



  ちょっと開けたところにやってくると、遠くにインド象が2頭いる。野生と思ったのだが、保護されているらしい。トラの調査などに向かうとき、これに乗ったりするそうだ。


  インドに来て思ったのだが、我々が考えるよりずっと人間とトラの距離が近い。恐れないのだ。


  
DSC03391


  インド象は、メスには牙がないことも多いという。左の個体にも牙がない。


DSC03389




  美しい色のアオショウビン。きれいに撮れなかった・・。


コウハシショウビン




  前方の方で、4羽くらいのメスの前で懸命にディスプレイしている雄のクジャクがいる。

 くるくると回って忙しい事、お尻もフリフリするんだ!


クジャクのディスプレー



羽の裏側



 樹上にいるのは、フクロウの類だが、顔が見えない。

ふくろうの類



  ホンセイインコでしょうか?

ホンセイインコ (1)



 ようやく顔が見えた。モリフクロウかな。

モリフクロウ (1)




 ガウルが現れた。目がなんともかわいい。

ガウル



 そして今まで一度もあっていなかったキンイロジャッカルのカップル。


キンイロジャッカル (5)



 
 イヌ科の動物で、ジャッカルの中ではもっとも大型。アフリカ以外に生息する唯一のジャッカルです。


キンイロジャッカル (1)



 
https://youtu.be/v9OEyVi7LKw

 ドライバーさんが、ジャッカルと並行して走ってくれました。





 3つの国立公園は、インドのほぼ中央部の南北に点在している。

 最初に訪れたタドバ国立公園は、3つの中では一番南に位置し、北に向かってペンチ国立公園、最後に訪れるバンダガウル国立公園と並んでいるが、それぞれの距離はかなり離れています。 


  トラは、アジア大陸に分布するネコ科最大の動物で、インドの人々にとって神話や伝承に登場する身近な動物でもあり、畏れと親交の対象でもある特別な存在でした。

  ベンガルタイガーは、インドの「国獣」であり、2006年に1411頭と推測された国内のベンガルタイガーは、2014年には、2226頭に増加している。

  野生のベンガルタイガーのオスは、全長270~310センチ、体重は180~260kgで、メスの方は、全長240~265、体重は100~160㎏で、シベリアトラより小さく、体毛は短め縞が少ない。
  でも実際に歩いているのを見ると、しっぽが長くてむっちりしているので、かなり大きく見えた。


  基本的に夜行性、群れは造らず、繁殖期以外は単独で行動するという。オスの縄張りの中に、複数のメスの縄張りが含まれる。


  最初にサファリをしたタドバ国立公園は、60頭のベンガルタイガーが2016年頃に確認されている。公園内には、現在も2つの村があり人々が暮らしています。


  ここ、ペンチ国立公園は、ペンチ側が公園内を流れ、チークの森が広がっている。2016年現在、411㎢の公園内に、33頭のタイガーが確認されている。
  また、ここではクロヒョウやインドヒョウを見られるチャンスもあるという。


  最後に訪れる、バンダウガル国立公園は、小さな国立公園内に40頭を超えるベンガルタイガーが生息することから「トラの遭遇率1番」といわれています。



  さて、朝食をいただいた後、初日と同じように4台の車に分乗してペンチ国立公園に向かいます。所要時間は、約5時間ほどだという。

 タドバのロッジにさようなら

ロッジ入り口


  イギリスの植民地だったので、インドも日本同様右ハンドルの左側通行なのだが、そういう規則はあって無きが如く、荷崩れしそうなトラックの左右を華麗に追い越していく。
  よって、クラクションはほぼなりっぱなし。

ペンチ国立公園に移動



  ペンチのロッジは、とてもおしゃれで広い。ここに連泊できないのが残念。


  お昼をいただき、15時からのサファリに出発。昨日トラを見たので、インドヒョウを見たいところだが・・・。

 ペンチの村。

村の様子 (3)





  名前はわかりませんが、この花がどこでも咲いていた。

村の様子 (1)




 ペンチ国利公園入口

ペンチ国立公園



  ここはスマホも持ち込めるので、淡い期待を込めて持ってきました。

 ゲートを通ったところで、ニルガイ発見。
 
 ニルガイは、インドの森に生息する最大のウシ科で、インド亜大陸の固有種です。首と顔が馬に似ていること
ニルガイは、インドの森に生息する最大のウシ科で、インド亜大陸の固有種です。首と顔が馬に似ていることから「ウマシカ」などとも呼ばれる。

  今回私達の車は一度も見ることができていないのだ。でも遠いし、後ろ姿だわあ。


 ニルガイのオスの後ろ姿





  つづいて、インドブッポウソウ。

インドブッポウソウ




  相変わらず、ラングールとチータルは盛沢山。

アクシスジカのオス




DSC03358




  湖はあるものの、道路からは遠い。これでは、水を飲む姿を見るのは難しそうだ。


DSC03361



  手前のブッシュは、トラが隠れるには格好の場所のように見える。ガイドによると、ここで、最近トラの親子がみられているという。ちょっと探してみたが、いないようで移動。


  この後も、奥のほうまで行ってみたが、成果は無し。鳥の姿しか見えず。


  ミドリバト。

ミドリバト




  そして、湖が遠望できるあの場所まで戻ってくると、たくさんの車が止まっていた。どうやら親子がいるようだ。しかも道の両側に分かれていて、じっと待っていれば移動するかもしれないという。

  待ちましょう!


  ブッシュの中にトラがいるのは確かで、ガイドとドライバーには見えている。しかし、私には見えません。不安定な足場、身長の無さなど不利な条件の中で、懸命に探していると、「ダウンダウン」と声が。

  どうやら車がバックするようです。離れたところにいたトラが移動を始めたらしい。

  そして、目の前を横切っていった。


DSC03364




  車はどんどん増えてきて、前にも後ろにも進めない。ドライバーさん同士、大声で言い合いながら前へ後ろへ。

  すると車の後ろをトラが横切ったとの情報。慌てて先ほどの切り開かれた場所まで移動。

  そして、2頭目。

移動する




 ブッシュの中で、合流したのかしないのか、確かめることはできず。しばらく待っていたがタイムアウト。

 ゲートまでの途中で、サイチョウの類らしい。
  
サイチョウの類





 再びニルガイ発見。今回はメスもいるようですが、さっきよりもっと位し遠いし、木が邪魔だよう!私は、コンデジしかもっていないので、素早い対応が苦手なのです。


  ボケボケの一枚。何となく馬っぽくないですか?

ウシ科だが馬のようにも見える


 
ニルガイのオスと


 こちらはメス。
 
ニルガイのメス



 うーん難しい。でも見られたから良いとしよう。

 
 明日の朝、もう一度チャンスがあります。


 4時半、モーニングコール。

 5時に、コーヒーやマサラチャイなどと、クッキーなどがふるまわれ、

 5時40分頃にはロッジを出て、ゲートへと向かう。早朝サファリは、6時開園です。

 今日はドライバーさんもガイドさんも違う人でした。お願いします! 

  最初に現れたのは、ガウルのファミリー。アマサギも一緒です。



アマサギとガウルのファミリー (1)


  枯れ木に止まっているのはシルエットになったインドクジャク。


インドクジャク




 インドトサカゲリ。インドの各地で見られるケリ。
 
インドトサカゲリ (1)



 美しい羽根だねえ。
 
インドブッポウソウ



 目を凝らしても、中々見つけられなかったインドヨタカ。地面にペタッと眠っています。

インドヨタカ (2)



 ウオクイワシ。猛禽は、ほんとにかっこいい。

ウオクイワシ (3)



ウオクイワシ (4)


 セキショクヤケイとインドトサカゲリ。これが家畜化されたのが鶏。

ヤケイとインドトサカゲリ



 鈴なりのインドクジャク。

鈴なりのインドクジャク



 ここまで、トラを探せていません。と、ドライバーさんの電話が鳴った。トラが現れたという。車をUターンさせて、池に向かいます。昨日、現れたのも同じ池だという。


 現場に行くと、メスのトラが、のんびりと水につかっている。

 
ベンガルタイガーのメス



 
耳の後ろに





 少しは動くものの、ほとんど位置は変わらない。時々、目をつぶって寝ているように見える。


石と同化






うとうと



 トラはどのように動くのかわからないので、しばらく待機。

 しかし動く様子がないので、一旦ここを離れる。

 そして戻って来ても、情勢は全然変化なし。すると、前方で、もう1頭トラが現れたという情報が入った。すわっとばかりに車をそちらに向ける。


 でも全然、姿は見えない。「どこ?」と思っていると、右手からゆっくり歩いてくるではないか!

オスが現れた (2)



 池のふちを進んでいく。

 



 
オスも水に入った



 水に入った。水につかっているトラとは、カップルで、2匹の間には、3頭の子どもがいるという。

  そして、


 https://youtu.be/V2ltyWG1qf8
 


 

 けれども、足場が悪すぎる。シートは、ゆらゆら弾み、4人で乗っているので、誰かが動くと、シートも沈む。


  トラも、猫のように鼻を突き合わせて鼻チョン挨拶するんですね。お互いの、現況を確かめ合い、オスはゆっくり岸辺を歩いて山の方に消えていった。

2匹はカップルです



  
猫のように鼻チョン



20240315093721(11)




20240315093721(17)




オスは去っていきました




 なんだかとってもいいものを見させてもらったような気分。今日は昼からビールを飲もうかなあ。

  

  午前はここまで。動物を探しながらロッジに戻ります。


  ヒメヤマセミ。

ヒメヤマセミ



  公園はこんな感じ。このゾーンは、道が舗装されています。

タドバ国立公園



  ところどころ、木肌が真っ白な木がありとても目立つ。この木は、時間と共に木肌の色が変化するそうです。


木肌の色が変わる


 
  ゲートを出ると、すぐに村。
タドバ村



  寺院でしょうか?

寺院



  ロッジ、
タドヴァ国立公園ロッジ



  午後のサファリは、14時半からです。

  



 今回は、キャセイ航空でしたので香港経由。

 インドとの時差は、3時間半、飛行機に乗っている時間は乗り継ぎ時間を含めても、14時間ちょっと。
アジアは近いなあという感じ。 


 デリー到着が、その日のうちの21時半。入国手続きや、荷物の受け取り、両替時間、ホテルへの移動時間を含めると、部屋に入れたのは、23時半近かった。

  実はデリーから、最初の国立公園の最寄りの空港ナグプール行きの飛行機が、早朝4時55分ということでホテルを出発するのが、なんと夜中の2時半。

  スーツケースの荷物を入れ替えたり、シャワーを浴びたりしていると、時間はあっという間に過ぎ、目覚ましが鳴る1時半までには、少しうとうとできただけだった。


  飛行機は、ほぼ時間通りに離陸、ナグプールには、7時半到着。迎えに来てくれていた、4輪駆動4台に分乗して、タドバ国立公園まで向かう。

  途中、トイレ休憩をはさみ、3時間ほどでロッジについた。


  朝ご飯は、お弁当のバナナを食べただけだったので、猛烈におなかが空いている。


  部屋に案内され、ここは2連泊なので、荷物をざっとだし、早めのお昼ごはんとなりました。




  昼食後休憩して、14時半から18時半までの午後サファリに出かけることになった。


  ホテルに迎えに来てくれた、サファリカーに乗り換えて出発です。

  タドバ国立公園では、トラもインドヒョウも見られるとというので期待が膨らむ。トラを探すのは、初体験なので楽しみだ。会えるといいなあ!


  
公園入り口




  門が開くのを待っています。ジープには、ガイドさんが1人づつつきます。
ガイドさんやドライバーさんの経験によって、サファリの成果はとても違ってくるのだ。


  今日のガイドさんは、何となく期待が持てなさそうな感じ。嫌な予感しかしない・・・。
 
サファリカーが集まっていました



 この公園は、スマホは持ち込み禁止、カメラ代もレンズの大きなものは、日本円で500ほどかかる。


 時間が来ると門が開き次々と車が出発していく。我々の車も、3台がそれぞれの方向へと別れていった。


 虎が水を飲みに来るかもしれないというので、池に向かったのだが、姿は見えず。


 インド雁とアマサギの姿があった。

インド雁とアマサギ


 インド雁は、冬になるとインドにやってくる。


 インドブッポウソウ。この鳥は、この後何度も見ることとなる。

インドブッポウソウ



 続いて、オナガザル科のラングール。森だけではなく、寺院や村の中でもよく見かけます。

ラングール (2)




オナガザル科、民家近くにもいる



 一見家畜のようにも見えるのは、インドヤギュウのガウル。インドからネパール、東南アジアに広く分布しているが、インドでは数を減らしているという。


 なんとも目がかわいい。好きだなあ!

ガウル・インドヤギュウ




これは大型の鹿、サンバーのオス。オスの角は、1年に一度落ちて生え変わる。トラを見ると、「アラーム・コール」を発する。


大型の鹿、サンバー



 横から見たところ。

サンバー、横から見たところ (1)



 こちらはメス。角はありません。

サンバーメス (2)



 同じ鹿でも、ちょっと小型のアクシスジカ。インドでは、チータルと呼ばれます。やはり、トラを見ると「アラーム・コール」を発します。



 
アクシスジカともいう



 こちらは雄。

チタールのオス



 じっと見つめるサンバーのメス。

じっと見る (2)



 赤い土なので、着ていたものを洗濯すると赤い色になりました。


赤い台地


 水飲み場。

水飲み場 (1)



 ワイルドボアが水を飲みに来ていました。これを家畜化したものが豚。

ワイルドボア

  

  森の中の、小さな水たまりにいたミナミカンムリワシ。蛇が大好物なので狙っていたのかも。

ミナミカンムリワシ (1)




  ガウルのオスでしょうか、ちょっと色が黒っぽい。角の間の毛の生えている部分は、横から見ると衝立のように立っている。足は白いソックスをはいている。


ガウル、目が優しい (1)



 ここまでで、トラの姿は全然見られていない。初日に、見られると安心できるのだが・・・・。ガイドさん、あまり探す気がなさそうです。


 ラングールの群れ。

個性的 (4)


 この子達も最後の方になると、もういいかなという感じになってしまった。


 インドコキンメフクロウと説明を受けたが、何もわからない。鳥がいる事だけはわかった。

インドコキンメフクロウ



 前方に、キツネのような生き物が数頭現れた。これは「ドール」といい、日本ではアカオオカミと表記されるようです。しっぽの先の毛が黒い。オオカミより小さくジャッカルより大きい。小さな群れで暮らしているが、狩りはすさまじく、獲物の腹に食らいつき生きたまま食い始めることもあるとか。


 害獣として、数を減らしてしまい、サファリでも中々会えなくなってしまったという。

 トラの代わりに、神様が、見せてくれたのかしら?


 
ドール、数を減らしている (6)



ドール、数を減らしている (8)



ドール、数を減らしている (4)


 まるで犬だね。

ドール、数を減らしている (1)

 

 のんびりと。

ドール、数を減らしている (9)


 インドクジャク。珍しくないけれど、ここは本場なので。

インドクジャク



 ウオクイワシ。その名の通り、魚を好んで食べる。

ウオクイワシ



 18時半には、門が閉まってしまうのでここでタイムアップです。

 夕日。
日が沈む



 夕食のとき、情報を交換したが、我々の車以外は、トラを見られたそうで、あらら・・・といった感じ。

 明日は、サファリが2回あるので、トラに会えますように。


  


 寝袋を何とか袋に戻し、荷物をテントの前に出してから食事に向かう。 

  午前中に、ヒンゴルの村の学校を訪問し、来るときも利用したゼロポイントの食堂でお昼をいただき、バロチスタン州を後にする。

  カラチに向かう途中、ガダニというところで大型船の解体所を見学していく予定となっている。

  8時半、お世話になったスタッフにお礼を言ってキャンプを出発。

  途中市場を見学するかもと言っていたが、ラクダがいるだけで、ものが集まっていなかった。
とんがったヒンゴルの山


  
荷物が集まってくるのを待っている


  学校に到着。ソーラーパネルが設置されている。ソーラーを作った人ってすごいなあと思うのは、どこでも、誰でも、電気の恩恵を受けることができるからだ。
学校


  イスラムだけれど、男女はどうなっているのかなと思っていたけれど、同じ教室で勉強していた。小学生から中学生が、1つの教室のなかで、それぞれ学んでいる。
複式学級です

 机はないので、カバンが机替わりだ。

  こんな小さい子も・・・。たぶんお兄ちゃんにくっついて来ているのだろう。

こんな小さい子も


 立って別れの挨拶です。
立ってお別れの挨拶


  村の家々。
村



 ラクダの放牧。
移動ずるラクダの群れ



  ゼロポイントの食堂。メニューは、前回と全く同じ。
ゼロポイントのレストラン


  ここからガダニまでは、2時間ほどかかった。小さな船の解体所というのは見たことがあるけれど。先進国では、大型船の解体所は、どんどんなくなってきていて、世界で、大きなものは3か所くらいしかないという。

  1つの船を5億なら5億で買い取って、解体を進めていく。鉄などの金属類や家具など様々なものを細かく分類してゆき、売って行き利益を上げるのだという。現在のように、鉄が高騰している場合には、利益もアップするというわけだ。

  広大な敷地の中に、様々なものが分類されていた。
がダニの船の解体所 (2)
8時間労働

がダニの船の解体所 (1)

  労働者は、1日8時間労働だという。

  解体中の大型船。
大きな船


  重機がやってきて、船から降ろした荷物を運んでいく。
こんな感じで船からおろす


  こちらの船は、ほとんど解体し終わっている。
ほとんど解体の終わった船


  途中、渋滞があったものの、4時過ぎにはカラチに到着。最近できたというモールで、最後の買い物をする。ブランド品もたくさん売られていて、今まで訪ねたバローチ族の村の人たちの暮らしと比べてしまう。

  5時半ころ、カラチでも有名な海沿いのレストランで夕食をいただきます。お客は、こぎれいで、お金持ちの人ばかりだ。
  メニューを見ると、1皿の値段が、デコトラのドライバーさんや解体所、レンガを焼く人の日給より高い。

  
海辺のレストラン



DSC04310


  空港に到着したものの、大勢の人と、手際の悪さで、なかなか出国できない。時間があればここのラウンジで着替えをしたいと思っていたのだが、歯磨きと顔を洗い、汚れたジーンズをはき替えるのが、精いっぱいだった。
  経由のバンコクでも時間がないので、汚いままの帰国決定です。


  久しぶりの、ちょっとハードな旅だったが、リハビリにはよかったかな。だけど、寒いキャンプは、こりごりです。寒いとわかっていれば、それなりの格好をしてきたのに、情報が不足していた。

  


 何度も、朝日や夕日を見ていると 、だんだん飽きて来る。美味しいものも毎日食べていると、飽きて来るみたいな感じかな。

  で、海辺に出ることもなく、温かいチャイを求めて早めに食事場所に行き、ついでに、スマホとカメラの充電を行う。

  キャンプには、とても人懐こいわんこが何頭かいて近寄ってくる。オーナーかスタッフの誰かの犬かも。
キャンプの犬


  今日のお昼は、ピクニックランチ。どんなものが出て来るのかな。ビールを頼むのを忘れずに。

  まず、アリス・イン・ワンダーランドと名前が付いた、泥火山の流れたような光景が見られる場所へ向かう。車を止めた場所から少し歩きます。

  
スキー場?


  なんとも不思議な見たことのない光景が広がっていました。
雪山のような雰囲気


  このぼこぼこの上を歩いて、奥に進んでいく。薄くなっているところもあるので、気を付けるようにとのこと。穴は深いところもあるので、慎重に進みます。

  水の流れた跡のような場所もあった。
ぼこぼこの下はこんな感じ


  日差しはきついが、湿度がないので、日陰は涼しい。
広大


  戻ってきたところで、アカシアの大木の下でお昼です。3日目にバローチ族の村から買ってきた、茣蓙を敷いてその上でいただきました。

  おにぎり、ゆでたジャガイモ、ゆでたまご、そして冷えたビール。

  ゆっくり過ごし、午後3時ころに再び出発。海岸部へ向かう。

  遠くにチャンドラグプの姿が見えてきた。
チャンドラグプ1遠望


  道を少し外れると、砂浜が広がっていて、いくつかの小山のようなものが点在している。そのうちの1つに登る。

  
ミニ火山と砂山


  ミニ泥火山がたくさん噴出している。これは面白い、活動もかなり活発で音もしているので手を入れてみたが、どろどろの粘土といった感じで、冷たい。
泥火山の赤ちゃん


  噴気孔のように見えるのだが。

悪魔の口のよう



月面みたい


 乾きかけているものも
乾き始めている


  不思議な感じがする。
音はする


 砂浜の中に点々と小山が見えていて、その上には、ミニ火山があります。昔はこの辺りまでが海岸だったといい、貝殻がたくさん埋まっていた。
点々と小山が


  誰かが踏み抜いたような感じにもみえる。周りは柔らかいので、要注意です。
池のようにも




気を付けないと沈みます


 砂丘に沈む夕日を見るために移動します。途中、水汲みに来ていたラクダに出会った。井戸はかなり深く汲み上げるのは大変そうだ。
水を汲みに来たラクダ

 砂丘に到着。見ていたら、海のそばまで行ってみたくなったので、砂に埋もれながら歩いて行ってみた。
20230116_174208

  
  往復30分ちょっと程かかったかな。砂浜から見た夕日です。
半島に沈む夕日



20230116_175657


  明日はあっという間の最終日。本来なら、カラチのホテルで1泊して、ほこりや泥を落としてきれいな体で帰国する予定だったのだが、カラチ・バンコク間のフライトキャンセルにより、急遽明日の帰国となってしまった。

  テントの中で、砂を気にしながら荷造りを進める。自分の体も、寒さをこらえてシートで拭く。「うう、さぶ!」

 汚い靴で帰るのは申し訳なく、車の中で、汚れた都度拭けるようにと、ウェットシートをリュックの中にたくさん入れておく。

 砂というのは本当に厄介で、払っても払ってもどこからか出て来る。帰国したら、掃除機だな。
 
 


 お昼は、冷えたビールがおいしい。これなら、水シャワーでも頭くらいなら洗えるかも。 

  で、シャワーをしたい人の中で、くじ引きをして順番を決めた。

  私は、4番目。

  結論から言うと、水シャワーはやはり無理でした。普段からサウナなどで、水風呂に慣れている人は行けるかもしれないが、我々クラスだと、罰ゲームの感覚だ。

  頭はいける。けれど、体は無理!結局タオルを濡らして体をふいただけ。ドライヤーもないので、頭がだんだん冷えて来る・・・。


  15時半ころ、再出発。ヒンゴル国立公園に入り、ヒンゴル川に沿って走っていく。途中、なんと泥ワニ発見。
泥ワニ


  ヒンゴル川
ヒンゴル川


  ここでもバローチ族の村を訪ねました。
  長老
ヒンゴルの村の長老


  男性たちは、ヤギの放牧に出払っていた。背後には、泥でできた山々が連なっている。
泥でできている


  さらに奥のほうに進んでいくと、ヒンドゥー教の巡礼の寺があった。太陽と月に似せて朱色に塗られた2つの石。ヒンドゥー教の神ラーマの矢が当たってできたといわれている。

ヒンドゥの神様


 巡礼者たちはここで宿泊した後、チャンドラグプに向かうそうです。

  ヒンゴル川の夕日を待っている間に、出会ったラクダをひく人。
ラクダと

 足元を見ると、日本のわらじとそっくり。
DSC04198


 夕日。
ヒンゴル川の夕景

 
 ここでちょっと、ローカルレストランやキャンプでいただいたものを紹介してみます。基本、どこでも、ダルカレーとベジタブルカレーは出てきます。チャパティも・・・。

 今回は、食事の写真を撮る方がいなかったので、すべて食べかけの写真になってしまっています。
昼食


 モヘンジョダロのレストハウスの朝食。
朝食


 キャンプの朝食は、おかゆとチャパティと目玉焼き。それにわかめとお豆腐の味噌汁が付く。

 これは、夕食かな。
キャンプでの食事

 なかなか豪華です。
 

 こちらも夕食。豆のカレーは、レンズマメ・ひよこ豆・グリーンピースなど。個人的にはひよこは好きだけど、今回はレンズが多かった。
ゴーラクヒルの夕食

 
 生野菜も、出てきましたが、トマトときゅうりと紫玉ねぎばかりで、少々飽きてしまった。葉物が食べたくなる。





  

このページのトップヘ