好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ:長野県 > 諏訪市 御柱祭り


 お昼をいただくのは駅に隣接した商業ビルの中だ。
祭りのパブリックビューイングのコーナーもあり賑わっていました。

 引き綱の見本と、御柱の小さなものが置いてあり、記念写真を撮る人で賑わっている。

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 この日我々は、こんな法被を着て歩いていましたが、ここでお役御免となりました。

 
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この後は諏訪大社の上社の本宮と下社の秋宮にお参りをしてゆく。
 上社は、一宮、前宮と称しますが、下社は春宮、秋宮と呼ぶようです。

 まずは下諏訪町に移動して下社の秋宮にむかった。
上社に遅れて御柱祭りが行われる下社では、この日が安全祈願祭の日だった。粛々と進んでゆきます。

 
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 木遣に合わせて声を上げる。

 
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 ここの木遣は、とても高くて点に突き抜けるような高音です。子供のころから保存会に属して伝承していくようです。

 
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 彼らが手にしているのが御幣(おんべ)です。木材をかんなで薄く削ったものが房になっていて、風が吹くとなびくさまはとても美しいそうだ。

 
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 町の中を歩くと祝いの札があちこちにかけられていた。なんだかとっても風情をかんじます。
 

 
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 町の中にはこのような手洗い場のようなものが設置してある。何気なくさわってみたら、何と温かい。そう温泉です!こんなに出しっぱなしでいいのかしら?湯量が多い証拠・・・。

 
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 再びバスに乗って諏訪市まで戻り、上社に向かう。このころになると地元の人も家路に帰っていく姿がみられる。

 一宮の一の柱。これが建て替えられます。

 
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 拝殿。ここの境内のつくりは少々変わっている。主な建物は階段を登った先にあるのだ。

 
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 御柱で建て替えられるのは、宝殿なのでその部分は工事用の幕に囲まれていた。
階段を下がったところに、土俵がこしらえてあった。信州は、江戸時代の相撲取り「雷電」の出身地でもある。

 
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 隣の神楽殿の舞台にあったのは大量の引綱。まるで大蛇がとぐろを巻いているようにも見える。

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 念願かなってほっとした2日間でした。
 


 ずーっと諏訪の御柱祭りに行きたいと思っていた。
が、このお祭りは7年に一度寅と申の年にしか開催されない。なかなかタイミングが合わず、今年ようやく願いかないました。

 祭りはバスツアーが楽なのでそれに乗っかり1泊2日で行ってきました。

 初日、近所の桜並木に送られて我が家を出発だ。

 
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 そういえば今年はまだ一度も花見に行っていない。ちょっとだけ残念。桜を求めて、毎年今の時期は東奔西走しているのにな・・・

 松本城の近くでお昼御飯のおそばを食べる。ふきのとうのてんぷらもいただきます。ほろ苦さが口の中一杯に広がる。「うーん、春の味だあ!」

 続いて穂高神社で下車。こちらも7年一度の大祭があるとかで準備の真っ最中でした。

 
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 社はどれも新しく依然来た時とは全く違って見えた。

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 続いて絵本作家のちひろ美術館についた。遠くに雪の北アルプスをのぞむ。この日はとても暖かくのんびりと庭園を散策などする。公園の池にはたくさんのメダカが泳いでいた。

 
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 最後に安曇野ワイナリーで試飲をしてから今日の宿の白骨温泉に向かう。この温泉もものすごく久しぶりで前回に来たのは、何時だったろう?

 白濁したお湯は体に心地よい。部屋の窓の下には、渓谷がありまだまだ残雪があり、山はまだまだ笑わず、ここではずいぶんゆっくりと春はやってくるようです。

 明けて3日の7時半に宿を出てバスは茅野市を目指す。諏訪大社の上社のお祭りなのに木落の現場は茅野市にあるんですね。

 入場券と共に法被が配られた
これが目印になるので入場の際には着用してくださいと言われる。この日の木落としは5回行われて一回ごとに入場者を入れ替えるのだ。1回目は赤で2回目はと色が決まっていて、我々は3回目で黄色です。

 1回目は本宮1の柱、2回目は前宮1の柱、3回目は本宮2の柱という順に計8本の御柱が27度の斜面を下ってくるのだ。上社は男神様なので角が出ていて安定感があるが、下社は女神様でマルタ一本で安定感に欠く。過去には亡くなった人もいるが祭りが中止なることはなく延々と続けられてきた。

 指定席に入る前に待機所という場所があり、そこでしばらく待たされる。川を挟んで向こう側では2回目の山落としが行われている。

 めでどこと呼ばれる角を左右にゆすって少しづつ斜面の上に出てくる。ラッパの音が響き渡る。

 
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 まるで人がなっているように見える。

 
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 とその時御柱が斜面を一気に滑り始めた。左右に傾くこともなくとてもきれいに落ちている。

 
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 無事に坂下まで落ちてきた柱は、この後宮川を越え、里を曳行されて諏訪大社に向かうのだ。

 漸く我々の順番がやって来た。指定席は、正面には近いが斜面からはかなり離れている微妙な席です。

 山落としの前には、ちょっとしたセレモニーが行われる。
綱の引手、御柱の乗り手、木遣の人々大勢の人がかかわっているのでそれらの息がそろわないとうまくいかない。
 
 
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 ようやくめでどこが見えて来た。

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 引綱のひとびと。大綱を直接つかむのではなくてこのように横綱を引くのだ。

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 かなりせり出してきている。

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 その時、
バランスを崩しながら御柱が・・・・。

 
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 それでも最後は何とか持ち直してうまく着地できたようだ。大勢の歓声に囲まれて御柱は向きを変えて行く。この後も川越という難関が待っているのだが、我々はそちらは時間の関係で見られません。

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 木遣の声を背に駅へと向かう。

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