好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ:伊豆諸島の島々 > 小笠原への旅

 目覚ましをかけていなかったのだが、朝日の上がる側の船室だったので何となく目が覚めた。
慌てて、着替えてデッキに向かう。
 今回は、綺麗でしたあ。
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顔を出した
かがやく
 東京湾に入ると、船の往来が激しくなり、斜めに運行する船もあったりしてちょっとドキドキする。
 
 ランドマークタワーがぼんやりと見えている。
ランドマークタワー
 工業地帯だろうか?
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 ヨットの換気塔が再び見えて来て、背後にはスカイツリーが。
スカイツリーと換気塔
 レインボウブリッジをくぐると、桟橋はすぐそこだ。
レインボウブリッジ
 ユリカモメがちょうど入って来たところ。
ユリカモメ
 出航するときは、気がつかなかったのですが東京タワーも見えるんですねえ。
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 定刻通りに接岸です。
挨拶もそこそこに、品川に向かう。30分足らずで、のぞみに乗れてほっとしました。電車も空いていて、東京とは思えません。
 
 帰って来て思ったこと。小笠原って、ちょっと日本の他の島とは違うなあということ。全部を知っているわけではないが、伊豆諸島や沖縄の島は、島の匂いがするが小笠原の父島と母島は無臭な感じ・・・。良いとか悪いとかいう意味ではなくて、泥臭くなくすっきりしている感じ。物足りないと思うか、いいなあと思うかは個人差があるだろうが・・・。

 昨日のラジオゾンデが気になったので、観測所の建物を見てきた。思ったより小さい。
気象観測所
 向かい合うようにして小さな教会が有る。聖ジョージ教会だ。昨日のガイド氏は、ここで結婚式をあげたそうだ。
聖ジョージ教会。
 今日は、離島の日でもあるので、荷物をホテルに預けて観光に出発します。
 小さな船で、南島を目指す。岩場から上陸するので、条件が悪いと接岸できないそうだ。今日は大丈夫そうである。 
 それにしても海の色が本当に濃い。そして磯の香りというものが全くしない。綺麗すぎてプランクトンがあまりすんでいないからだとか・・・・。魚も淡白で脂ののり方は少ないそうだ。
南島に向かって
 上陸です。舳先から乗り移る。
船をつける
 あの狭いところを通って来た。
狭いところを通って来た
 溶岩でできた島なので足元が悪い。ゆっくり進みます。みあげると・・・。
見上げると
 目の前が開けた。扇池だ。潮が引いているので、泳げませんでした。
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 周りは砂浜、とてもきれいだ。ここにもカメは産卵に来るそうで、奥の方まで歩いた跡が残っていた。
カメの産卵地
 けれども、奥の方に産んだということは、子ガメにとっては海はとてつもなく遠くなってしまうわけで、たどり着けずに死んでしまった子ガメたちの姿があちこちにある。
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 この海岸では、珍しいものがみられる。絶滅してしまった、ヒロベソカタマイマイの半化石だ。まるで昨日まで生きていたような感じがする。
ヒロベソカタマイマイのハン化石
 こういうところに埋まっていたのが、崩れて表面にごろごろ転がっているのだ。
こういうところに反化石状態で埋まっている
 違う船がやって来た。我々も船に戻らなければならない。
船がやって来た
 カツオドリがいます。
カツオドリ
 こちらは子供。白い産毛に覆われている。
カツオドリのヒナ
 次はドルフィンウオッチングだ。うまく見つかるといいのだが。
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島
 ハシナガイルカ発見。バンドウイルカは、一緒に遊んでくれるそうだが、ハシナガはちょっと冷たいそうだ。一緒に泳いでくれたかな?
ハシナガイルカ
船のすぐそこを
 最後は、兄島海中公園で魚やサンゴ礁を見ます。途中で見かけたこのウロコの様な模様は、溶岩である。
溶岩の跡
 海中公園では、シュノーケリングもできます。魚たちに、食パンを上げると集まってくる。指先を突っ込むと、小さな魚は、突っつくだけだが、大きな魚は結構鋭い歯で噛んできてびっくり!はい、ちょっと噛まれて血が出てしまった・・・。
海中公園
 12時頃に、島に戻りガジュマルの木の下でお昼ごはんをいただきました。
ガジュマルの木陰で
 私は、タスマニアでいただいて美味しかったサメバーガーを頼んだが、カメ丼を頼んだ人も結構いましたよ。
カメ丼
 そして、15時、小笠原丸出航。父島を後にしました。テレビなどでは、沢山の人が集まって「行ってらっしゃーい!」と名残を惜しむ様子などが流れていたが、今回は、お客も少ないせいか、それほどでもない。
見送りの人達
 が、この後が楽しかった。船がたくさん見送ってくれたのだ。かなり沖まで並走してくれて、手を振ってくれ、最後は海の中にダイブといったパフォーマンスを見せてくれた。私も、自分たちの乗った船を見つけて大きく手を振ったよ。
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 もう少し、時間があったら山歩きもしたかったなあ・・・。さよなら父島、さよなら母島。

 午後とナイトツアーは、接骨院も経営しておられるガイド氏でした。前回の道南のガイド氏達も、地元の人ではなくて、移住して来られた方達でしたが、今回お世話になったガイド氏全員とウミガメの世話をしていらした方も外からの移住者でした。
 その地の良さは外もんの方が解るということでしょうか?

 車で、島内をぐるっと回ります。公務員住宅や島の住宅事情の話は、面白かった。白アリを防ぐための基礎工事にお金がかかることや、建設費が高いので、賃貸料金もかなり割高だとか、村営住宅は人気が有り抽選なのだという。

 きれいな海が臨める、ウェザーステーション展望台。夕日の絶景場所でもある。
ウェザーステーション展望台
 景色を眺めていたら、眼下の崖の所をオガサワラノスリが、ゆうゆうと飛んでいました。猛禽は、やはりかっこいいな。柵の外の石の上には、イソヒヨドリもいた。
いそひよどり
 二見港に停泊中の小笠原丸の見える丘。
二見港の小笠原丸
 トビウオ桟橋の近くにあるネコ待合所。捕らえた野猫を一時的に飼っておく場所らしい。獣医に見せて保護猫として引き取ってもらうために本土に送るのだ。
ネコ待合所
 製氷海岸の奥には、ウミガメを海に放流している海洋センターがある。ここでは孵化した子ガメを大きくして海に帰している。
 砂浜に産んだ卵はこんな感じです。
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 ここでは、亀たちにご飯を上げることができます。100円、300円でキャベツや流動食みたいなものを購入して、亀たちに食べてもらうことができるのだ。私も、100円でキャベツを買いました。生まれたてのカメ達。このこらは300円の流動食みたいなものを食べる。
ある程度大きく育ててから話す
 もう少し大きくなると、キャベツになります。
大きくなった子ガメ
 もっと大きくなった個体。目が片方しか見えないカメもいた。
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 画像でカップリングの様子が映し出されていて、初めて見ました。
交尾
 再び車に乗って、旭平展望台に向かう。兄島などが見えた。
綺麗
 そして遠くからでも目につくので、ずっと気になっていたこれ。
電波望遠鏡
 国立天文台の電波望遠鏡アンテナを持つVERA、直径20mあるそうです。
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 なんかすごいですよねえ・・・。よくわからないけれど、へええええという感じがする。
 これは、真逆のアナログのトラップ、猫ホイホイ。もっとも最近は全然、かからないらしい野猫トラップ。うそかほんとか、親猫が子猫に「これは罠だから入ってはいけないよと」トラップの周りで教育しているとかしていないとか・・・・。
野猫わな
 この先を進んでいくと、海軍の通信所の建物跡が有りました。しっかりしたコンクリートで、中には2基の発電所が置かれていた土台が残っていた。
発電機を置いた
 砲弾を受けた跡、窓から弾が入って爆発したらしい。
攻撃された
 さらに進んでいくと、何のために使われたかわからない戦跡が有った。
戦跡
 ここにも爆弾が通過した形跡が有った。
砲弾の跡
 この建物前からの眺めが素晴らしかった。初音浦展望台です。
初音浦展望台
 戻ってくる途中、見つけたマイマイ。
マイマイ
 こちらは、JAXAの施設らしい。昔は自由に立ち入りできたそうだが、今は厳重に立ち入り禁止です。
JAXA
 そして、午前中に見座礁船の見える境浦ビーチ。全然違う雰囲気でした。
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 ここで一旦、観光は中止してホテルに戻り、夕食です。今日は島の野菜を使った中華でしたが、なんとお客さんがマグロを釣り上げ、宿泊客にふるまってくれました。
今日の夕食
 午後7時、ナイトツアーに出発です。残念ながらウミガメの産卵やグリーンペペは見ることができなかったが、オガサワラオオコウモリはなんとか遠くから飛んでいる姿は見ることができた。
小笠原オオコウモリ、
 彼らは、何故か同じアオノリュウゼツランがお気に入りの様で入れ替わり集まって来ました。
 そのあとは、昼間とは違った姿を見せてくれるトビウオ桟橋に向かう。
大きな魚が集まってきていて、ネズミフグ、鮫、エイなどが悠々と泳いでいた。このエイは、幅1mはありましたよ。
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 そして最後は、気象台に向かった。ラジオゾンデを上げるところを見るのだ。毎晩、同じ時刻に観測の為の機器をぶらさげた風船を何か所かで上げるのだが、小笠原の父島もその地点になっているのだ。
 詳しい人には、なんてことないのだろうが私は初めて見ました。
気象観測の風船
 たった二人のカウントダウンが行われ、8時に空に離された。
上げます
 これで、今日の予定はすべておしまい。小笠原って色々あるんですねえ!

 朝食前に散歩。思ったよりは湿気も無く、サラッとした感じ。最高気温と最低気温の差があまりない。
地図を見ていて気になった「人と自転車専用のトンネル」、隣の集落への近道だ。これができるまでは、海沿いにぐるっと回っていかねばならず、大変だったそうだ。
トンネル
 トンネルの入り口右手、道路を渡ると二見港です。シンボルの鯨のオブジェがある。
待合所のホエール
 メイン通りを一歩山側に入ってみると、急な階段が有った。大神山神社とある。登ってみよう。
大神神社へ
 相撲の土俵だろうか。
土俵
 
記念碑から
 ホテルの近くは、村の官庁街で、観光案内所、役場、警察、学校、支庁などが集まっている。これは郵便局。
郵便局
 郵便物や宅配は、週に一度、小笠原丸が運んでくる。それらを、仕分けするのは高校生達で、授業後にアルバイトとして行うのだという。
 お待ちかねの朝ご飯。今朝は和食でしたが、次の日は洋食でした。
朝食
 ガイドは、すだっちさん。村の人達は、本名で呼び合うのではなくて、ニックネームや屋号で呼ぶそうで、昔は郵便物もその名前で届いていたという。
 まずは、座礁した船がみられる境浦ビーチを高いところから眺めます。
座礁した船が
 以前はもっと船の形をしていたらしいのですが、だんだんこのようになってしまい、船とは一見しただけでは判りにくくなっている。
 次にやって来たのがコぺぺ海岸だ。
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 砂浜に生えている木は、固有種ですって。以前はもっと砂浜が広かったそうだが、だんだん狭くなってきているという。
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 ウミガメの産卵も行われるそうで、産んだ場所には棒が突き刺してありました。
卵のある印
 山際には、防空壕も残っていた。
防空壕
 天然記念物のオオヤドカリを発見。
オオヤドカリ
 続いて、山に向かい、アカガシラカラスバトの繁殖の手伝いをしているサンクチュアリに向かう。
途中で見かけた標識2種。
 メグロ
メグロの標識
 野山羊。飼っていたヤギが野生化したもの。
野山羊の看板
 サンクチュアリ入り口。
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サンクチュアリへ
 ガイド同行でしか入れません。靴の裏の土をきれいにして、コロコロでパンツにくっついているかもしれない島外のものも落とします。その後、訪問者別に石を入れて行きます。
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 サンクチュアリだから、必ず見られるわけもなく、姿を表してくれたのは、ハシナガウグイスでした。このこは、人を怖がらず、長い間我々の近くを枝から枝へ飛び移り楽しませてくれた。なきかたは、下手だそうだ。
鳴き方は下手
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 1000kmも離れたこの島にどうやって渡ってきたのだろうか?聞いてみたいものだ。
 山には、固有種の苔も有りました。ムニンシラガゴケ、とてもきれいです。
ムニンシラガゴケ
 沢には、小さなエビやアメンボがいましたよ。
沢
 山を下って、トビウオ桟橋に立ち寄った。夜になると沢山の魚たちが集まってくるそうだ。のぞくとサンゴ礁がきれいにみえた。
サンゴがそこに
 こんな小さな船では、島が守れるのかと不安になってしまった海保の船。
海保の船
 メイン通りまで戻って来たところで、午前中の観光は終わりです。お昼は、自由食なのでそれぞれにいただきました。島はちみつが入荷したというので、お土産屋さんに立ち寄ってみた。御1人様1本限定とある。皆で1本づつ買いました。こんなものもあります。
お土産
 島のお土産は、ほとんどが本土で製造されている。村には設備が無いからだマンゴーも、作っているが週に1便の船では、計画的に出荷ができず、村で消費する分だけが出回っているようだ。JAで見つけたので、買ってホテルでいただいたのだが、美味しい事!
島のマンゴー
 ちょっと休憩して、午後の観光に出かけます。

 母島で見かけた花
ハスノハナギリ
ハスノハギリ
 ヤエヤマアオキ
八重山アオキ
 ヒモサボテン
ヒモサボテン
 ハリギリ?
ハリギリ?
 植えられたものなのか自然に増えたのか、メキシコハナヤナギ。
メキシコハナヤナギ
 木立アサガオ(サツマイモカルネア)。夕方になるとしぼんでしまう。
サツマイモカルネア
 
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 固有種のムニンヒメツバキ
ヒメツバキ
 テリハハマボウ。島の固有種は、色の地味なものが多いという。それは、競わなくても虫たちが寄って来てくれたからだとガイド氏の言葉。
テリハハマボウ
 写真で見るとこんな感じです。
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 この花は、赤に色が変わって落花。落ちていたものを、違う葉っぱにのせてある。
赤くなったテリハハマボウ
 
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 父島で見かけた花達
 ヒメアリアケカズラ
ヒメアリアケカズラ
 オオバナカリッサ
オオバナカリッサ。
 ホウオウボク
ホウオウボク
 ムラサキエルリア
ムラサキエルリア
 アサヒカズラ
アサヒカズラ
 ゴールデンシャワー
ゴールデンシャワー
 南島で見かけたグンバイヒルガオ。葉の形が軍配に似ているから。
グンバイヒルガオ
 母島、父島両島で見かけたもの。
プルメリア。真っ赤なハイビスカスも多かった。
プルメリア
 海岸で見ることが多いハマゴウ。
ハマゴウ
 やはり海岸で見ることが多い、草トベラ。花ビラが片側にしかない。
草トベラ
 ヒメツバキの落下したもの。5枚ある花びらの内、1枚が退化しつつあるとの事。
落花したム人ヒメツバキ
 固有種のタコノキ。これもアダンとどこが違うのかよくわからない。
タコノキの実
  

 14時、ははじま丸出航です。約2時間かかって父島に入港した。父島は、母島より面積も少し大きく、人口は約4倍の2124人です。そのうち元々島に住んでいた人達は、約2割だとか・・・。
 色々な官庁の出先機関や学校、病院などもありますので公務員の数が多く、よって公務員住宅の数がとても多い感じを受けた。
 母島も父島も電力は、火力だ。港の近くにあるので、津波や高波で浸かってしまったらどうするのだろうか?
火力発電所
 母島は、ゴミの焼却場が無いので、定期的に父島に運んでいるとの事。
 
 父島二見港に入港します。
父島へ帰って来た
 ここのホテルは、チャント迎えに来てくれたので、楽ちんでした。ガソリン代は、とても高くて補助が出るも車検代などの維持費はとてもかかるとの事。
 母島になくて父島にあるものは、高校と公共交通機関だ。村営バスが走っており、登下校時には小学生たちでいっぱいになるそうだ。高校は、寮が有り毎年母島から何人かが入寮するとの事。島の高校ではなくて、東京の高校に下宿するものもおり、私がタスマニアでお世話になったガイドさんは、父島の出身でしたが、中学を卒業する時に島を出たと言っておられた。
 南国リゾート感いっぱいのホテル。
パパスアイランドリゾート

 荷物を置いて時計を見ると、5時少し前だ。近くの世界遺産センターは、まだ間に合うだろうと行ってみることにした。
 通りも何となく海外っぽい。
父島メイン通り
 世界遺産センター
世界遺産センター
 アホウドリの実物大の模型がお出迎え。アホウドリは、一時は絶滅の危機を迎えたが、奇跡的に伊豆鳥島と尖閣諸島で生息していたことがわかった。しかし、伊豆鳥島は火山島でいつ噴火するかわからないし、尖閣は十分な保護活動ができないということで、小笠原群島の聟島に白羽の矢が立ったのだ。そして2008年、伊豆鳥島から聟島へヒナが移送され、人工飼育が始まった2008年からの5年間で70羽のヒナが飼育され、69羽が巣だった。そして、2012年までに14羽の帰還が確認された。2012年には、卵も確認されたが孵化することは無かった。ヒナの飼育は、2012年を持って終了し、今後は、聟島が安定した繁殖地となるよう調査、活動がおこなわれている。
 親ドリ、羽を広げると2m近くになるという。水かきがあるんですねえ。
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幼鳥、生後1か月位、
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 固有種の展示や育成が行われていた。
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 私達が島に居た時には、乾燥していたのでナイトツアーでも見ることはできなかった。
 
 アカガシラカラスバトの剥製。
アカガシラカラスバトの剥製

 オガサワラオオコウモリ。フルーツコウモリの様に木の実を好んで食べる。
オガサワラオオコウモリ
 小笠原には、沢山の種類のマイマイがいて様々な進化が見られたが、外来種などによりこのままでは絶滅してしまうと、保護が始まっています。カタマイマイが飼育されていた。
カタマイマイ
このカタツムリは、進化の過程で殻がほとんど無くなってしまったオガサワラオカモノアラガイ。
ナメクジの様なカタツムリ
 夕食まで、もう少し時間があるので、ビジターセンターにも行ってみた。
ビジターセンター
 昔のヨット
ヨット
 占領時代の家具と書いてある。
占領時代の家具
 これは昔の家。
昔の家
 反対側から見ると
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 南方文化の伝播の歴史を知ることができるとある。南洋踊りの衣装。
南洋踊り
 ホテルに戻り、大急ぎでシャワーを浴びて夕食に行きます。今日の献立は、何かな・・・。
メニュー
夕食
 食後は、有志でカメ肉を食べに町に出かけました。
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 カメの煮込みとカメの刺身。煮込みは、内蔵なんでちょっと臭いが有ります。刺身は、淡白でした。
カメの刺身と煮込み
 明日は、早起きして近くを歩いてみよう。

 集落に戻って来ました。飲み物もお弁当も此処で調達しないと、手に入りません。
まずは、ロース氏の銅像。彼は、ドイツ人で江戸末期に母島で暮らしていた。彼は、移住してきた日本人に島で産出されてた凝灰岩質の石材の利用法を伝えたことから、その石は、ロース石と名前がついた。
ロース氏
 この石は、耐火性に優れ加工もしやすいことから、建材・かまど・石臼・流しなどに加工使用されていた。
ロース石のかまど
郷土資料館にも、彼の名がついていて「ロース記念館」と呼ばれている。建物の壁もロース石です。
ロース記念館
 建物の前が、かつてロース石の石切り場だった。
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 これは、貨幣石という化石だ。大型の有孔虫で、形状が円盤状であることからこの名がついた。母島で発掘された。
貨幣石
 中に入ります。写真やはく製、民芸品などが展示してありました。
資料館
 タコノキの葉を加工してつくった煙草入れ。バックやお弁当入れなど現在でもつかわれている。
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 固有種のオガサワラノスリやアカガシラカラスバトの剥製も。ノスリの方は、父島で悠々と飛翔しているのを見かけたが、アカガシラカラスバトは残念ながら見ることはできませんでした。
オガサワラノスリ
 ここを後にして、尾根を通る都道で北港に向かいます。途中の見晴らしの効くところで海を見ます。
奥の方の小さな岩は、かつて眼鏡岩と呼ばれていたのですが、すっかり風化してしまいタダの岩になったそうだ。
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 この辺りの山には、このようなネットが張り巡らしてあり、外来種のアノールトカゲが移動できないように弱電を流している。
アノールトカゲ除けのネット
 アノールトカゲは、沢山いたマイマイや昆虫を食べてしまい、生態系に影響を及ぼしてきたので駆除作戦がとられているのだ。この赤いものも、トラップでアノールホイホイだよと教えてくれた。
トカゲホイホイ
 そのアノールトカゲ。体長は15センチほど。
アノールトカゲ、
 母島には、深い森があったのだが、アカギなどの外来種によって激減してしまった。桑の大木が自生していた桑山入り口。桑の木と言っても蚕が食べる物とは違い、オガサワラグワで巨木になる。
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 さらに登って行くと石門がある。国立公園特別保護区になっており、セキモンノキ、セキモンウライソウなど極めて貴重な母島だけの固有種が生育している石灰岩地域であり、樹林内には針の岩と言われるラピエがみられるという。時間がないので、残念ながら入り口だけ。
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 道路の脇に、やはり固有種であるマルハチが有りました。八丈で見たヘゴノキと同じに見えるのだが・・・。
マルハチ固有種
 木肌に、マルにハチの模様があるのでマルハチと名がついたそうだ。
マルハチ
 ココにもこんな標識が・・・。アカガシラカラスバトだ。出てきてほしいものです。
アカガシラカラスバトの標識
 トンネルをくぐり一気に下って行く。小笠原は戦跡も多い事で知られているが、これもその1つで海軍の探照灯基地の跡です。外に移動できるようにレールが敷かれていた。
探照灯基地の跡
 避難港として準備されたのだが、中途半端な規模になってしまい使われていない東港をみてから、北港に向かう。戦前には、ここに北村があり、学校や役場もあった。今はジャングルに飲み込まれてしまい、存在も忘れ去られそうだ。
 学校跡
北村小学校跡
 北港
北港
 誰もいません、東屋が有ったのでここでお昼をいただきました。三色弁当である。オクラなのだが、本土のとは違って角が無く丸い。
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 母島は、産業が無く、戦前は農業をされておられる方が多かった。現在も、コーヒー、カカオ、マンゴー・シマはちみつなどが栽培されているが、希少でほとんど手に入らず高価である。
 外から、温室を見せてもらいます。
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 ここまでで、タイムアップとなりました。港に向かい、14時のフェリーで父島に向かいます。

 6時頃に係りの人が来て産卵しているか確認するというので、それ前に昨日の産卵場へ向かう。
保護小屋へ
 砂浜を見ると、確かにひっくり返した跡がある。カメはなるべく、砂浜から離れた場所に産卵したいのだという。そうしないと卵が海水に使って腐ってしまう恐れがあるからだ。昨日盛んに、この石の壁に手のあたる音がしていたのは、本当はもっと奥の方に行きたかったのかもしれない。
昨日産卵した後
 6時までには、まだかなり時間があるので柵の所まで行ってみた。すると、沢山のカメが集まっていた。
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 よく見ると足に標識をつけている。こうしてデータをとっているのだろうな。
足に識別表をしている
 6時きっかり、バイクに乗った男性がやって来て、産卵小屋に入って行った。そしてプラスチックの籠を運んで来た。見ると、中に数匹の子ガメが入っていた。昨晩、見回りに来た時には孵っていなかったというので、その後に、孵化したのだろう。ふつうは、夜に孵化するので確認したらその場で、海に戻してあげるのだそうだ。夜の方が、餌食にならずに済むからだ。今ここにいる子ガメたちも、今日の夜海に戻す。そういうわけで、孵ったばかりの子ガメを観光客が目にするのは、とても珍しい事なのだそうだ。
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 一度に産む卵が100個ほどなので、子ガメたちも100匹ほどいるわけになる。
100匹くらいいる
夜になったら放流する
 私達も触らせてもらました。生暖かいです。かわいい!
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 続いて、卵を探す。あやしいところに鉄の棒を突き刺していく。卵にあたって壊れてしまわないかと聞いたら、「自分は一度もそういう事は無いです」との事でした。
鉄の棒を差し込んでタナゴを探す
掘る
 そして、2個の卵を見せてくれた。白い卵は、日にちが経ったもので、ベージュ色の方が昨晩生まれた卵なのだそうだ。触ってみると、古い方は殻が硬くてしっかりしているのに対し、新しい方はぶよぶよとしていて軟らかい。大きさは、ピンポン玉くらいです。
右が1週間くらいたった卵で左が昨日の卵
 そしてさらに奥の方まで手を入れて次々と卵をとりだしていく。
かなり深くまで探す
 最終的には、こんなにたくさんになりました。彼によると、普通はこんなに遅い時期には卵は産まないのだそうだ。7月29日に産んだのはかなり珍しいことで、今期の最後の産卵だろうとの事。道理で、メスのカメたちが、柵の所に集まって外に出たがっている訳である。もう目的は果たしてしまったので、早く外海に帰りたいのだ。
とりだした卵
 集められた卵は、ネットで保護して砂に埋められます。
穴を掘って網で囲んで卵を産める
 50日くらいで孵化するというから、今日の卵は9月の半ばころには海に帰されるでしょう。どのくらいの確率で親になれるかと言うと、5000分の1だそうです。ということは、ここで生まれた子ガメは全部戻って来ない確率の方が大きいということになる。こうした地道なお仕事に携わっておられる方達は、本当に大変だなあと思う。ちなみに父島の方は、亀を大きくして海に帰すそうで、もう少し確率はいいと思われます。
 興奮してホテルに戻る。色々な幸運が重なって、生まれて初めて子ガメや産卵の様子を見ることができてうれしかった。
 今日の午前中は、島の観光をすることになっている。
 まずは、都道の最南端に向かうという。ここは品川区の管轄、東京都なのです。車のナンバーも品川なのだ。中学生手作りの看板。汚れていたのだが、自粛中に島のガイドさん達で綺麗に磨いたのですって!
都道最南端
これ以上は、道路が無いので進めません。
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 こんな標識が立っていました。
オカヤドカリの標識
 説明によると
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 で本物がこれ、
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 島には、このように動物の標識が時々見られる。
 続いてヘリポートに行く。島では、急病人、重病人の搬送はヘリコプターによるしか方法が無い。そのヘリも、自衛隊のヘリが硫黄島からやって来て、病人を乗せもう一度硫黄島に戻るのだという。そうしないと燃料が東京まで持たないのだ。よって時間がものすごく掛かってしまう。
ヘリポート
 小笠原固有の鳥もいて、その1つがメグロです。メグロは、比較的目にすることはできるのだが、じっとしていないので中々カメラに納めることができない。苦心の1枚ですが・・・・。
メグロ
 で、世界遺産センターのきれいな写真を使わせてもらいます。大きさはメジロと同じ位でした。
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 続いて、昭和天皇が訪れたという御幸ヶ浜にやって来ました。
御幸ヶ浜とアオリュウゼツラン
 正面の島は、向島でにょきっと立っているのは、外来種のアオノリュウゼツランです。下の海をのぞくとサンゴ礁がたくさん育っていた。
サンゴ礁がすぐそこに
 この後は、町の中心街に戻って来てロース記念館を見学します。

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