好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ:国内旅行 > レトロ建築を訪ねて 商都大阪へ


 ホテルから大川沿いを南下していくと、泉布館と旧桜宮公会堂がある。 
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なんと、水洗トイレまであったとか。
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 同じ敷地内にある旧桜宮公会堂は、昭和8年に完成したもので、その時に旧造幣寮の正面玄関が移築された。
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 結婚式や披露宴などに使われることも多く、この日も予約が入っていました。
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 日本庭園も有り、そちらから見た公会堂。
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道路を渡ったところにあるのが、桜の通り抜けで有名な造幣局だ。
造幣局
通り抜けの時とは違い閑散としています。ここで造幣博物館を見学します。
1911年に火力発電所として建てられたもので、造幣局構内に残る唯一のレンガ造りの建物だ。

 こちらは、構内で使われていたガス灯。
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 博物館に入ると大時計が迎えてくれる。この時計も創業当時のものだという。
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硬貨ができるまでの行程や、メダルなどが紹介されています。
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 大判も。 
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桜宮橋を渡って、藤田邸公園を抜けて淀川邸に向かう。
桜宮橋
公園は、旧藤田邸の跡地で、2003年に公園にしたものだ。近松門左衛門の「心中天網島」の舞台となった。
 淀川邸は、藤田伝三郎が次男の徳次郎の為に造らせたものだ。昭和34年に料亭として開業している。
門、此処から入ります。
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淀川邸、
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玄関、唐破風の屋根だ。藤田家の人々は、能を好み、書院造りの客間「羽衣の間」は、3室の建具を外し、畳を上げると舞台として使うことができたという。
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我々が食事した「松桐の間」には、能に使われたことが有る衣装が飾られていました。
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松桐の間は、徳次郎の部屋で、贅をつくしたものです。
御所車が描かれたふすま。
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戸を開けると、何と仏壇が!
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天井には、
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お酒も、伝三郎の名前がついたものが有ります。出身の山口の蔵で造らせたものだとか。
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  額縁のような
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  食事の後は、日本庭園を散策しました。庭の入り口には一対の石像が置かれている。
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  茶室
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  約8000坪の築山回遊式庭園となっており、春の桜・夏のホタル・秋の紅葉など四季折々の景色を楽しめるようになっている。
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松桐の間から見た庭
 春日灯籠
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  東大寺の礎石
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 色々な仏さま
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 美味しい料理と趣向を凝らした庭、贅沢な邸宅と色々楽しかったです。

 この後は、京橋まで歩いて向かい、家路に着きました。大阪が、世界の中心のような時代があったのだなあと何となく感じることができた旅でした。 


 見落としてしまいそうな可愛らしい小川香料の建物は、アールデコ調です。 
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  こんな大都会の真ん中にとびっくりしてしまう程大きな和風建物があります。小西家住宅だ。国の重要文化財になっており、建設は明治36年の1903年というから2度びっくりだ。戦争にも時代のうねりにも耐えてきたのは、奇跡ですよね。
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生駒時計店のビルは、意匠を凝らした素敵なビルでした。1930年築。
193年築生駒ビルディング
  中にも入らせていただきます。イタリアの大理石などを使用している。
生駒ビルの階段
  そして、船場ビルへ。人気のあるビルだというのが、訪ねてみてわかりました。
船場ビル
 入り口から進んでいくと、
中に
 パティオがあり、テナントさんが両側に入居しています。
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 そしてこの日のお昼ごはんをいただく綿業ビルに到着です。昭和初期の大阪は、「東洋のマンチェスター」と称され、紡績業でイギリスを抑えて、綿製品の輸出世界一となっていた。その記念碑的な象徴として建設された。渡辺節氏設計、1931年完成です。戦前戦後に渡り、歴代首相やルーズベルト大統領夫人、リットン調査団など、歴史に残る人物たちが訪れたという。
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入り口
ガス灯が、復元されていました。
ガス灯
正面の大きな像は、戦争中金属の供出で無くなっていたが、復活したそうです。同じようにシャンデリアも供出となってしまったという。
  イタリアルネサンス調でまとめられた玄関ホール。
イタリアルネサンス様式
天井
天井
  ランチをいただいた、会員用のレストラン。
会員食堂
ミューラル・デコレーションと言う装飾天井です。
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 ランチの後は、ガイド氏による館内見学です。まずは、この建物で一番豪華な談話室へ向かう。
ジャコビアンスタイル
イギリスルネサンス初期のジャコビアン・スタイルで吹き抜けの天井となっている。
タイルのタペストリーが素晴らしい。このタイルは、京都の泉涌寺付近の窯で焼いたもの。
タイルペストリー
空襲でも焼けなかったのは、ワイヤー入りの耐火ガラスのおかげだったと言われている。
ワイヤー入りの耐火ガラス
続いて、特別室、会議室と見学していく。
会議室
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建物の隅々まで空調が行き届いており、建設当時から冷暖房完備でした。現在も、このような空調は生きています。
空調の吹き出し

 これはろうけつ染め。保存状態がものすごく良い。
ろうけつ染め
7階まで向かうと、ドアの無い大会場がある。コロナ前までは、コンサートや講演会などが行われていたそうです。アダム・スタイルという軽快で優雅な古典様式が用いられている。
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天井
天井部分
最後は地下まで一気に降りて行き、グリルに向かいます。ここは、ランチだけでなくてお酒やディナーも楽しめるそうです。
  バー
地下のバー
当時のタイルが残っている。
タイルの壁のグリル
グリル
 この後は、タクシーでホテルに向かった。今日のお泊りは、大阪帝国ホテルです。楽しみだ。


 中之島に9時半集合なので、自宅を7時頃に出発。 

  新大阪から地下鉄に乗り換えて淀屋橋で下車。市役所の前を通って中央公会堂に向かった。
 前回大阪市に来たのは、香雪美術館に来た時だから結構久しぶりだ。

 まずは、東洋陶磁美術館に向かう。初めではないが、20年ぶりくらいなので初めてみたいなものだ。

 相変わらず素晴らしいコレクションの数々を堪能!特別展は、白磁の芸術家黒田泰蔵氏の作品でした。
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 お気に入りの作品と久しぶりの再開でした。
鉄絵
 飛び青磁
飛青磁
  ふくよかな婦女傭の後ろ姿は、可愛い。
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  逸話のある白磁の壺
白磁壺
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  すごいですよね。見ても壊れたなんて全然わからない。

  美術館を後にして、向かいにある中央公会堂に向かいます。この建物は、北浜の恩人と言われる、大阪商人の岩本栄之助氏の寄付によって建設されたものです。後に彼は、大きな損失を負ってしまい、寄付したお金の一部を返してもらったらという声も上がったが、彼はそれを拒否。結局39歳という若さで自らの命を絶ってしまった。彼の死後も建設工事は続き。1918年に完成を迎えた。
  ここでは、ヘレン・ケラー氏やゴルバチョフ氏なども講演を行っています。

  花崗岩の白いラインとのコントラストが美しい外壁のレンガは、薄いタイル状の化粧レンガが貼られたもの。中央の屋根の上には、メルキュールとミネルバ神が設置されている。
大阪市中央公会堂外観

  今日はこのファサードの半円アーチの部分を見学します。
1918年完成のファサード

  半世紀を経た頃には、老朽化が進み取り壊しも危機も有りましたが、保存運動が起こり、1999年から3年半をかけて大規模な保存再生工事が行われ、創建当時の姿がよみがえった。重要文化財ですが、今もいろいろな用途に使われています。

  すっかりきれいになった、特別室のステンドグラス。大阪市の市章のみおつくしがデザインされているそうです。
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  和洋が融合されており、創建当時は貴賓室だった。神話の世界が広がっています。
特別室
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  刺繍絵
刺繍絵
 タッセルも素晴らしいカーテンは、獅子狩り紋。
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  中央公会堂の隣にある中之島図書館も重要文化財ですが、今回はパスでした。
大阪府立中之島図書館
 工事中の通りを歩いてくと、安藤忠雄氏設計のこども本の森があります。緑のリンゴが目にも鮮やかである。
安藤忠雄氏設計
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 ライオン像のなにわ橋を渡って北浜へ。交差点に面している五代氏の銅像の後ろの建物は、大阪証券取引所です。
大阪証券所
エントランスはこんな感じ。
証券所エントランス
 道路を挟んで建っている小さなビルは、北浜レトロと呼ばれるおしゃれなビルだ。1912年の建築です。
北浜レトロ
1912年建設
 ここからは、堺筋に沿って南下してゆきます。
 新井ビルは、1922年河合浩蔵設計。大日本報徳銀行大阪支店として建設された。左右対称の外観。
1922年築新井ビル
 野村財閥の高麗橋野村ビル。1927年建築、安井武雄の設計です。
1927年築
 エントランス部分には、こんな彫刻があります。タイルは釉が剥げかかってしまっています。
野村ビルオブジェ
  通りの反対側にある建物は、三井住友銀行大阪中央支店。1936年建設、列柱が並ぶ新古典主義の外観は、権威的な感じがする。
1936年築住友銀行
 甲子園のツタで有名な青山ビルは、この奥にちらっと見えています。1921年、壺人の邸宅として建築された。
 隣の伏見ビルは、おとなしいかんじがするアールデコ調のビルで、1923年建築で、当初はホテルだったそうです。
1923年築伏見ビル
 道修町に寄り道。武田薬品のビルだったこの建物は、医学や薬の資料館になっていて誰でも見学ができる。
武田ビル
 少彦名神社は、通りから眺めておわり。
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