一度、ススキの原っぱというのを見てみたいと思っていた。

 田舎育ちなのでススキは珍しくなく、都会に出て来た時に花屋さんでススキが売られていたのにびっくり!

 でも、一面のススキの原というのは見たことが無かった。

 仙石原も有名だが、ここからだと曽爾高原の方が近い。

 とはいえ、奈良県なので結構時間はかかりました。

 松茸でお腹いっぱいになった我々を乗せたバスは、名張市に入り、青蓮寺湖から、青蓮寺川沿いに曽爾村に入るルートで進んでいた。

 木々も色づき始めており、青い空に映えてきれいだ。ところどころ青いビニールシートが崖にかけられている所が有り、2つの台風の影響だと思われる。

 すると突然、道路工事の誘導をしている女性からこの先は行けないといわれた。台風で道路が壊れたのだという。

 でも途中にそれを知らせる標識は無かったはずだ。このバスには、ナビもついておらず、ここではじめて知らされたというわけだ。

 でもこういう場合、会社を出発する前に、下調べをするのではないだろうか?

 秋の日は、太陽が落ちるのが早くて山間の道路はもう暗くなりかけている。

 仕方がないので、元の分岐点まで戻り、大回りをするルートに切り替えた。

 おかしなことに、こういう時に限ってお腹の調子が悪くなる人が出て、多分松茸の食べ過ぎである。
ビールを飲んだ人は、そろそろ我慢の限界かも・・・・。

 誰もこういう事態を予想していないのだから仕方がない。

 「トイレ!」

 田舎道で、コンビニも無く、川と線路に挟まれた道路沿いには、バスを止められるスペースもない。
コインランドリーに停めてみたり、クリーニング屋で借りようとしてみるも、定休日でそれもダメ・・・。

 それでも、みんなどこかにトイレのできる場所がないかと懸命に目を凝らす。

 駅でもあればいいのにねえと思っていた時、ガイドさんの「あった!」と叫ぶ声が・・・。しかもバスの止めれるスペースまである。

 こうなると我慢をしていた人たちも、「私も、俺も」と。

 でもスッキリした後は、ひたすら目的地に向かえば良いので、運転手さんの腕の見せ所だ。

 結局、予定時間より、40分ほど遅れての到着になった。

 ここからが、厳しかった。高原までものすごい坂道を上らなければならなかったからだ。乗用車は、上の駐車場を使えるのだが、バスは下の駐車場しか使えず、そこから上道までがとんでもない急斜面だったのだ。

 しかも街灯もないので、帰りは日が残っているうちに戻って来ないと足元が見えなくなってしまう。

 結果的には、夕日をバックにしたススキを見ることができたのでよかったのだが・・・

 結構たくさんの人が集まって、カメラをすえ、日が落ちるのを待っている。

 ススキは、野焼きをして管理がされているとの事で、決められた道以外は通れないようになっていた。
春には、立派な蕨が生えるようで、あちこちに「蕨獲るな」の看板がたてられていた。

 一見自然そのもののように見える場所にも、人間が手を入れているのだなあと感じた。

 
 
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 みんなカメラマン

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 太陽ばかりに目が行っていた。もう引き上げようと、反対側をふと見たら、月が大きく昇ってきていました。
まるで花札である。


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 すっかり暗くなってしまった道路。遅くなったので、帰りに買おうと思っていた丁稚羊羹も買えなくなってしまった。店が閉まってしまったのだ。

 でも、おかげで車の数が少なくて、思ったより早く名古屋に帰ってこられた。