少し前になるが、津市の一身田の高田専修寺に立ち寄りました。

 専修寺を訪れるのは初めてではなく、平成の大修理が行われていた時に、修理現場の見学に訪れ
すっぽりシートに覆われた御影堂の姿を足場から見させてもらったことが有った。

 文化財の修理現場を見るのは初めてだったのだが、面白くてその後も機会あるごとにいろいろな修理現場の見学を申し込むきっけになった。

 その修理は、7年くらい前に終わったのだが、訪れる機会が無かったのだ。

 一身田寺内町とは、高田専修寺を中心としてお寺や古い町並みが残る環濠に囲まれた一画である。
寺内町とは門前町とは違い、15世紀の終わりころから16世紀の中ごろにかけて浄土真宗の寺院を中心に作られた自治区のことで、多くは周囲に濠などがめぐらされている。
 近畿や北陸を中心に発展し、富田林や今井などが有名だ。

 一身田とは、珍しい地名であるが、諸説ある由来の中政治上功績のあった貴族に対しその身一代に限って与えられた田からきたともいわれている。

 この地にいつ頃成立したのか定かでないが1592年ころにはすでに成立していたと考えられている。
明治に入り、法律により専修寺も多くの寺領を失ってしまったが、今なお御影堂は木造建築で、日本で5番目の大きさを誇っている。

 にぎわった町も今ではすっかり寂れていて、環濠や街並みの一部に昔の面影を見ることができるくらいです。


 
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 昭和の商店街といった感じですが、誰もいない。

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 でも寺は、今も訪れる我々を堂々とした姿で迎え入れてくれるのだ。

 山門

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 唐門。勅使門として使われていて菊花紋がある。

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 楼閣のようなこの建物が太鼓門である。昔は、街の人々に時刻を知らせて時の太鼓がここで打たれていた。

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 御影堂。入母屋造り、本瓦ぶきの堂々とした建物で739畳の畳敷きの空間が広がっている。
親鸞聖人の木造が安置されている。

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 美しい木組み。こういうものはいつまで見ていても飽きない。

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 隣にある如来堂とは通天という廊下で結ばれている。

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 通天の彫刻

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 如来堂は隣の御影堂の約半分弱の広さであるが、バランスをとる為に裳階をつけ外観は2階建てに見えるようにしてある。
 真宗の教義上はこの如来堂が本堂で、「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来立像を本尊としている。

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 唐様で美しい組み物や彫刻がみられる。

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 いつもは何気なく使っている御手洗ですがここの竜は、なんとなく人恋しそうに見えてしまった。
子供が背伸びして必死に何かをのぞいているような・・・。

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 近いうちに富田林市も行ってみたいと思っています。