好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。


 昨夜は雨だったし暗かったので、何も見えなかったのだが、庭には大きなプールのあるホテルです。 

メルキュールホテル



  3か国目のフィジーは、メラネシアに位置する群島国家で、領有する島や環礁は約330。首都は、空港のあるナンディではなく、ビティレブ島の東側に位置するスバである。
 面積は、四国とほぼ同じ18270㎢。人口は、936375人で、今回訪れる国々の中で一番人口が多い。
  

  日本との間には、直行便が復活したので、リゾート地として知名度があるのではないだろうか?
今回我々は、飛行スケジュールの関係で半日ほどしか滞在しないので、リゾートで有名な島々を訪れないのが寂しいかな。


 民族は、フィジー系、インド系が多いので、宗教もキリスト教とヒンズー教の方々が多い。


 1970年に、イギリスから独立。現在は連邦加盟国である。
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  国旗。

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  小雨の降る中、ホテルを出発。ヒンズー寺院に向かいます。サトウキビ畑の労働力不足を補うためにインドからたくさんの方々が働きに来たので、インド人の方が多い。

  
ヒンズー教寺院 (2)


  雨の中でも、はだしになれというので靴下を脱ぐ。嫌な方は車で待っている。

  
ヒンズー教寺院 (1)



  ヒンズー寺院はどこでも同じに見えるので早々に車に戻る。

  次は、市場に移動。

  束ねられたタロイモ。

タロイモ入荷



  ココナッツ。

どこでもココナッツ




市場



  メインストリート


メインストリート



  帰ろうかと思ったその時、尋常ではない雨が降って来たのでしばらく足止め。

  同じく足止めを食らった人達。


フィジーはインドの方が多い




 飛行機に乗る時間も有るので、何時までも待っているわけにはいかない。強行突破かと思ったら小やみになって来た。

  市街地を抜けて、昔ながらの建物などが残っている村に向かう。

  サトウキビを運んだトレインの軌道跡も残っているようです。

サトウキビ畑



  村に到着するも、連絡不足なのか、家の中には入ることができなかった。
壁が、網代編みのようになっているリーダーの家。

リーダーの家



  村の広場
村の広場



 教会

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  兄と妹かな?

村の子ども



 仕方がないので、移動してカバの儀式を見せてくれるという場所に向かう。

  フィジー人の村を訪ねた人に、カバという飲み物を伝統的な作法によりふるまい歓迎の意を表すという儀式です。

  カバは太平洋諸島原産の植物で、飲み物としてのカバは、根っこを天日で乾燥させ細かく砕いたものを水で混ぜ合わせて飲むというもの。

 桶の中で
  
カバの儀式での飲み物を作っている (1)



  布を絞って混ぜ合わせる

カバの儀式での飲み物を作っている (2)




 お椀の中に何度か入れこぼす。

カバの儀式での飲み物を作っている (3)


  そして客人に差し出すのですが、客人は受け取る前に一度手を打つ。その客が飲み始めたら周りの人は3回手を打つ。

  見ていると日本人にはものすごく不衛生に見えてしまう。しかも、根っこなんて体に入れていいのかさえも分からない。けれど、断るのもなんだし・・・。


  意を決して少し飲みましたが泥くさい味と共に、何となく舌がしびれた気がした・


  カバの根っこ。

カバの儀式に使う根っこ



 もてなす方も飲みます。同じカップです。

もてなす側も飲む (1)


 
もてなす側も飲む (2)



 余裕をもってホテルを出たはずなのに、雨に降られたり村で待ったりと時間の余裕がなくなって来た。

 何度フィジー航空に乗るのかな?

何度目のフィジー航空



 14時、4国目のトンガに向け離陸です。トンガは時計の針が1時間進みます。


 ホテルは、中国系。ここからどんどん中国資本が多くなっていく。



 今日は、ゆっくりの出発なのでホテルの敷地内を歩いてみた。 

 サガリバナ

サガリバナ



 海岸線のヤシ。

ホテル敷地内 (1)



 ビーチ

ホテル敷地内 (2)

 


 浮かんでいるように見えるコテージ。

海に浮かんでいるようなコテージ (1)



  ホテルのある小島に通じる道をカラフルなバスが走ってくる。

貸切バスでしょうか



  サモアも日本の中古車が多い。でもトヨタばかりではなく、日産・ホンダ・マツダなどの車もたくさん走っている。

  元々は、車は左ハンドルの右側通行だったが、日本の車を輸入するようになり2008年に法律が変更され、右ハンドルの左側通行になったそうです。


荷台に乗る人たち




  対岸にカトリック教会と政府庁舎が見えてきました。

政府庁舎とカトリック教会




 クルーズ船も結構立ち寄るという。

クルーズ船も立ち寄ります




  島内には、いろいろな慰霊碑や記念碑が建てられている。

 内戦で亡くなった方たちだろうか?



内戦で亡くなった方たち





 サモア独立の父といわれるトゥプア・タマセセの墓らしい。

トゥプア・タマセセの墓



  道路わきに建っている独立記念碑。


独立記念碑



  道路を挟んで反対側の広場の奥にある国会議事堂。議員1院制で、任期は5年。議員数は、51名。
現在修理中で中には入れませんでした。

修理中の国会議事堂



 議事堂の左手にあるクリーム色の建物は裁判所。私たちは、ここでトイレを借りました。

裁判所



 ここからは、バスターミナルに戻って、あの可愛いバスに体験乗車します。でもやってきたのはあまり可愛くなかったけどね。

右ハンドルです



 添乗員曰く、乗ってしまえばかわいいも可愛くないもわかりませんから・・・。そりゃそうだけど・・。
 木製のイスは、ちょっと痛い。風が程よく通り、涼しい。
 
体験乗車




 車窓から、気象庁の建物を見る。

サモアの気象庁



  降車して、再び専用車での移動。市場にやってきました。
お供えや飾り用の花。

  
お供えの墓など



  
市場



  最後は、許可をもらわないと入れないというレペアカトリック教会の見学です。

  外観は、普通の教会にみえる。

ネピア教会



  中に入ると、これまでに訪れたどこの教会とも違うユニークな教会でした。

  民族的な感じがする。
天井部分。

木組み



木材をふんだんに使う



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 祭壇部分もユニークです。立体的で親しみやすい感じがする。

  
祭壇





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  サモアにおけるキリスト教の歴史が描いてあるというステンドグラス。


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ステンドグラス




  アピアの空港に向かいます。

  空港の建物も民族的な意匠が凝らしてあった。先ほどの教会と何処か共通している気がする。


サモア空港



  夕方5時前、フィジーに向けて飛び立ちました。飛行時間は2時間ほど。時差は、1時間戻ります。

  フィジーに到着したのは、現地時間で18時過ぎ。ホテルまでが遠かった。



 主食でもあるタロイモの畑。ちょっと見サトイモにみえる。

タロイモ畑




 今日のお昼は、きれいなビーチを見ながらいただきます。メニューの中に、パンの木の実を焼いたものがありました。
 
 
昼食 (1)




  ラロマヌビーチ。火山性の島には、案外ビーチが少ない。

ラロマヌビーチ (1)



 沖にみえている島は、無人島。泳いでいこうとする人もいますが流れが速いので難しいとのこと。


ラロマヌビーチ (2)




  海沿いにずらっと並んでいる小屋。近くの住民が持っていて貸し出しもするそうです。

貸し出し用




 昼食後、ちょっと不思議な洞窟プールに移動します。

  入場料20タラ。中に入ると、きれいな公園やトイレ、シャワーなどが整っていました。



  トスア・オーシャン・トレンチと呼ばれる天然のプール。



トスアオーシャントレンチ



 近くにもう一つ大きな穴が開いているのですが、そちらはもう水はなく現在泳げるのはこちらだけ。

  
  火山島故の溶岩原の浸食によって形成された巨大な穴でもあるで隕石が落ちたような感じ。このトレンチは、2つの穴はつながっているのですが、周囲の土が滑り落ちたことで海水が流れ込み天然のプールが誕生した。

  プールの底には、洞窟がありそこは海とつながっているそうです。


  急な梯子をつたって降りてみました。


下りてゆきます




  ロープは引かれているのですが、流れも速く足のつかないところも有るので、泳ぎの得意でない人はやめた方がいいかもとのこと。私は泳げないので、梯子を降りて、高さを確かめたところで戻ってきました。


  つながっているという海に降りて行ってみる。


海につながっている



  カニがたくさん。

🦀



 園内は、ベンチや木陰も有りのんびりできます。

園内 (2)



 ホテルへの帰りは、行きとは違う道を通る。


 小さな植物園に入りました。

滝入り口



 進んでいくと、ソポアガの滝があった。

ソポアガノ滝



 小さな小屋の前で、ガイド氏がココナッツのわり方を披露してくれた。力仕事なので、男の仕事だとか・・・。


 


 
  今日の夕食は、ブッフェではなくてセットメニュー。固くて地元の人にも人気がないというステーキをあえて注文。しかも生焼けが苦手なのでウェルダンを・・・。

  さてどんなものがとみんなの注目を受けたのですが、固くもなくおいしかった。


  前菜は、日本人を意識したのでしょうか。南太平洋のマグロはどこでもおいしく、油断すると食べ過ぎてしまうので要注意です。


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 なぜか、ホタテののったステーキ。


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 今日は、ウポル島の南部を訪ねます。 

  島を南北に縦断する道路を通り峠越え。島とは思えないほどの緑の光景が広がっている。

峠越え


 マファ峠


マファ峠




 小さな村に到着。現地コーディネーターが待っていてくれました。

  ババウ村。
小さな村



 日曜日なので、村人はミサの最中でした。教会に入らせていただきました。

ミサ



 皆、白い洋服を着、女性は帽子をかぶっている。美し声で賛美歌を歌っていました。


 ミサが終わり、外に出てきたところ。

メソジスト派の教会





ミサが終わって




 子供たちは我々を見つけると一斉に写真を撮ってくれとせがむ。


子供達 (1)




子供達 (2)




  コーディネーターに連れられて以前の牧師さんの家を訪ねる。現在この村には、牧師さんがいなくてよそに住んでいるようです。
  
牧師さんの家だった



 男の子たちは、ミサから解放されて急に元気になりました。

正装




  アフリカなどでは、食べ物がない時に食べると聞いたブレッドフルーツですが、ここでは日常的に食べられていました。

  ブレッドフルーツ

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 パンの木の実

ブレッドフルーツ



  これの外側の皮をむいて、焼いたり蒸したりしていただくそうです。

  村の家のキッチンを見せてくれるというので、そちらに移動します。


  お邪魔します。

  
民家のキッチン (2)




民家のキッチン (1)



  これが、パンの木の実を焼いたもの。


パンのみを焼いたもの




  割るとこんな感じ。

これをつけて食べる



  これを、タロイモの葉っぱで蒸し焼きにしたクリーム状のものにつけて食べると本当においしかった。
写真上の葉っぱをむくと、お皿の上のクリーム状のものが入っている。

  
中はこんな感じ



 おいしいので、お替りをしてしまいました。


  この家のお父さん。サモア人はともかく大きい。ラグビー選手で活躍している人が多いです。

お父さん



  ありがとうございました。楽しかったです。

  さらに下って、海沿いを目指します。


  今日は、もう1つの大きな島サバイイ島に渡ります。首都のあるウポル島より面積は大きい火山島だ。
フェリーに乗っている時間は、1時間ほど。
 車も一緒に渡ります。ちなみにガイド氏は、この島の出身だそうで、ご両親は今もこちらに住んでいるとか。


 フェリー乗り場は、西側にあるので案外遠かった。


 たくさんの人々が待っている。
フェリー乗り場



 椅子席が埋まってしまうと、こんな感じで自由!

乗客グダグダ

 


 中国船でしょうか?台湾を認めていた南太平洋諸国は、近年急に中国を認める方針に変換しているので、経済援助も相当入っているようです。

 
中国船



 フェリー。

乗ってきたフェリーー



 サバイイ島に到着。

サバイイ島に上陸




 まずは島の市場をのぞいてみました。

 おいしそうなたこ。
たこ



 サメの頭。食べるんですかね?

サメの頭



 お土産、衣類、野菜などはこちらの建物にある。

市場



 まずは、海水が地上に勢いよく噴き出すアロファガ噴水孔を見に行く。

 溶岩がかたまった海岸線。

火山島




https://youtube.com/shorts/YuD8ekzC4

 

 規模の差はあるので、ものすごくでかい時とそうでもないときがあるが、見ているとだんだんわかるようになってくる。

 町中に戻って、伝統的なサモアの模様を樹皮紙に版画のように写取る技法を見せてもらう。時間の関係で我々は食事をしながらに見学となりました。

 今日のお弁当はウポイ島からもってきました。
メインはチキンロール。

 
今日のお弁当



 女性は、庭に生えている木から樹皮をはいで持った来た。それを板に置いて、何度も何度もなめすように叩く。すると、樹皮はどんどん伸びてゆき、薄い紙のようになった。

たたいて伸ばし




 そして紙のようになった樹皮を板の上に置き乾かす。約1日くらい乾かすと紙そのものになる。

 
紙のようにして刷る



 色を付けた板の上に紙をのせて版画のように写し取る。同じ模様を重ねて写し取り厚く丈夫にする。


 
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 そして少し乾かし、余分な部分を切り落とし形を整えると出来上がり。

出来上がり



 時々すごい勢いで雨が降ってくるが、長続きはしない。

 山の方に向かうと、湧き水でできた池がありました。泳げるというので、2人程男性の人がチャレンジ。

 
天然のプール


 
泳ぐ人も




 サモアの家は、屋根と柱だけで壁の無い建物が多いが、これは暑さ対策と共に、集会場などにも使われるそうです。どの家もきれいな芝生があり、とても手入れが行き届いているので気持ちがいい。山の緑、海の青、空のあおのコントラストがきれいで、お気に入りの国になりました。
 
島民の家





 そしてもう一つ特徴的なことは、ともかく教会が多い。97%がキリスト教徒とだというが・・・。


 島のスーパーにも立ち寄る。アイスを売っていたので購入する人も。私は地元の女性にモデルになってもらいました。
  
ポーズをつけてくれた島の人



  ソロモンでもサモアでもフィジーでも老若男女を問わず、刺青をしている人が多かった。痛くないものもあるそうです。


  4時過ぎのフェリーでアピアに戻ります。

  
もうじき到着


 フェリー乗り場で見かけた猫の絵がかわいいバス。

乗り合いバス



  今日の夕食は、ダンス付きでした。

民族ダンス (1)



民族ダンス (2)



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