ホテルの部屋で、「へえー!」と思ったのが、どこのホテルにでもお祈り用の、敷物とメッカの方向を現した矢印があることだった。さすがに宗教の法律が国家の法律になっている国だけあるなあと思う。
テヘラン市内は、すごい車の波で少しの距離の移動でも時間がかかる。自転車は少なくバイクも、それほどでもない。4人乗り、3人乗りは当たり前でお巡りさんがその様子を見ても注意することがないのは、禁止されていないからか、単に面倒なだけなのかそのあたりはわからないが・・・。
割り込んでくるから、ますます混雑に拍車がかかるというわけなのに、割り込みが当たり前の国では、そそういったことにも思いが至らないのかもしれない。
最初の観光は、ゴレスタン宮殿である。ここは、ガジャール朝がテヘランに遷都したとき、数年使ったそうである。外観に、きれいな彩色がなされたペルシャのタイルが使われている。
庭は、ペルシャ式の庭園となっており、季節にはバラの花が咲くそうだが、今は季節はずれなので残念ながら、バラはちらほらといった感じだった。名前のゴレスタンとは、ペルシャ語で「バラ園」という意味だそうだ。
歩いていると、女子学生が近寄ってきて、大騒ぎとなった。日本人が珍しいのかもしれないね。全体的に、日本人には好印象を持っているらしく、一緒に写真におさまってくれという要望をあちこちで受けた。
この後は、イラン最大の博物館である考古学博物館に向かった。別館は、工事中で残念ながら見学はできなかったのだが、BC6000年くらいから、19世紀までのものをコレクションしている。私が一番気に入ったのはブロンズでできた兵士らしき人物の後菅ての像だった、ほかには、ペルセポリスからの出土品なども多数。
昼食をはさんで午後からは、宝石博物館に向かう。ここは実際の銀行に地下金庫が、そのまま博物館として利用されているもので、入場するときは、手荷物から携帯、ボールペンに至るまで預けなけらばならなかった!!
分厚い金庫室のドアは80cmはあったのではないだろうか。
展示されているものも、一体総額いくらになるのか見当もつかないといったものすごいもので、中でも最大の目玉は、世界最大のピンクダイヤである。もう一つは、イギリスのエリザベス女王のところにあるんだとか・・・。
宝石の地球儀なんてものや、宝石でちりばめらてた玉座、から日用品に至るまですべてが宝石があしらってあり、最初のうちはびっくりしたのだが、慣れてくるとだんだんありがたみが薄れてきてしまい、だダイヤモンドも、エメラルドも、ルビーもただのガラスのように思えてきてしまった。
カメラ持ち込みはできないので、ぜひイランへ行って本物を見てくださーい。
夕食のとき、自己紹介をして散会となったのですが、お酒が飲めないので、ノンアルコールビールなるものをいただいたのですが、うまいとは言い難い代物でした(>_<)
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