イメージ的にベネズエラは、南半球のような気がしていたのだが北緯0度45分に位置している北半球の熱帯の国である。
豊富な、鉱物資源があるので、アメリカに頼らないことがモットーとしている。
国土の面積は、日本の2、5倍ほどである。大きく4つの地域にわけることができ、北西部の低地帯でマラカイボ湖という南米最大の湖がある地域。ここでは、ベネズエラの80%の石油を産出される。
余談だが、この国のガソリン価格は、日本円にして1リットル当たりなんと1円代である。産油国でありながら慢性的ににガソリン不足で、スタンドはいつも長い列ができている。
というのは、隣のブラジルに密輸をする人々が絶えないからである。スタンドの前にポリスが立っていて給油に来た人たちの選別をしている光景が見られた。安い石油を高くブラジルの人に売って現金を稼ごうという人々と当局との戦いではあるが、どこまで機能しているのかは定かでない。
2つ目は、ベネズエラ・アンデスと呼ばれる山脈を要する山地地帯である。これらの山地は、肥沃な渓谷部で過ごしやすく農耕牧畜が盛んである。首都のカラカスは、最北部の沿岸地区に位置している。
3つ目は、平原地帯だ。ベネズエラの中央部には、南米3位の大河オリノコ川が流れるサバンナが広がっている。
国土の35%を占める平原地帯だが、乾季には強度に乾燥し、雨季には河川が氾濫し道路を寸断するなど開発は遅れた。
そして、4つ目は、ギアナ高地のある一帯である。オリノコ川の南深い密林に包まれた緑一色の世界が広がっている。国土の半分を占める広大なこの地域は、ほとんどが未開のままである。常に厚い雲に覆われているため、最近まで衛星写真をとることもで着なかったという秘境だ。
今回訪れたエンジェルホールや数々のデプイはこの地域にある。
ベネズエラの語源は、植民地化が始まる頃マラカイボ湖を訪れたヨーロッパ人が、原住民の水上生活を見てイタリアのベネチアを思わせたことから、この地を小ベネチアを意味する「ベネズエラ」と呼んだことが由来とされる。
カラカスから、マトウリンへの飛行機は、7時50分なので朝食はお弁当である。ホテル出発も5時45分と超早い!
部屋から外を見るとようやく白んでいました。

空港で働く人

サンタバーバラエアライン・・・これに乗ります。

飛行時間50分ほどで、マトウリンに着いた。車に乗り換えてオリノコデルタ地帯へ向かいます。
船着き場はこんな感じ。乗る前にトイレを済ませたのだが、かなり汚い。手洗いの水も川の水を汲んだものだ。青空トイレのほうがあきらかに気持ち良いのだろうが、村なのでそうもいかない。
水が引いている時間なので水量が少ないです。

これに乗ります。木製の丸木舟にヤマハのエンジンが乗っている。ヤマハ以外のエンジンを見たことがなかったです。

動き始めてすぐ、現地の人の乗った船と遭遇。魚をとっているらしいのだが、道具らしいものは見当たりません。

マングローブの林が背後に広がっている。

水上生活者の家が見えてきました。こういった家の建て方はどこでも同じだなあと思う。

日本でもよく目にするホテイアオイが群生していました。青紫の花がきれいだ。

一旦上陸して、昼食をとります。ここはキャンプ地になっていて、観光客も止まれるようになっていた。ヤシの葉か芭蕉の葉のようなもので造った簡単な小屋がいくつかあり、中にはハンモック吊ってあった。
こんなところに泊まったら虫の餌食になること間違いなしだ(>_<)
ここには犬や、鶏のような家畜も一緒に暮らしている。この鳥も飼われているようです。

昼食ができる間、木道を歩いてちょっと探検だ。アマゾンを思い出す。
干された長靴がオブジェの用・・・このときはこの長靴をはくことになるとは夢にも思っていなかった。

コテージもどき

水芭蕉のような形の花

そうこうしているうちにお昼の用意ができたようです。