バスは、簡易舗装の道を進んでゆきます。シートを通して常に揺れている感じがする。今日は前の席なのでほとんど感じないが後ろに座るとこれがとても大変である。
時には天井に頭をぶつけそうなくらい跳び上がる事もあるのだ。
ガイドさんのサービスで収穫した稲のもみを干している所に停まってくれました。こちらでは、はざ掛け等しないでもみだけを干すようだ。
水に浸したもみをこうして干していく。何日か干して再び水につけるという。

何人かの人がもみの上をただただ歩いている。何をしているかというと歩く事によってもみをひっくり返したり、空気を入れ替えたりするのだという。

続いてバスは、チョロンビー湖で獲れる魚を干している場所でも止まってくれました。これらの魚はカレーにして食べるそうです。
こういう場面初めて見ました。漁が終るまでは此処に寝泊まりするのだそうです。

漁はこのような仕掛けの網で行う。

様々な魚が入っているので丁寧に選別して行きます。

この様な状態で出荷されてゆきます。煮干しのようだ。ちょっとだけかじってみましたが、しょっぱい。

ここを出て少し走ると、向こうからゾウがやって来た。「うんゾウ?なんでこんな所に・・・」
バングラディシュでもゾウを使う人々は居るそうだ。

車をよけるのでもなくどんどん近付いて来る。とうとう車を通せんぼする様な感じになってしまった。

すると運転手さん、窓からお金を渡しました。そうか、こういうお金の稼ぎ方もあるんだ!何となくすっきりしない気分が残った。
お昼をいただきマハスタンの観光だ。遺跡までは少し距離があるというので4人乗りのリキシャタクシーに乗って行く。これが見た目よりずっと乗り心地が良くない。せいぜい2人まででないとしんどい。

まずは不思議な形で残っているゴクル・メド(ラクシンダル・メド)の見学だ。13mの高さの基壇の上には、6世紀頃には寺が建設された。その後、11世紀のセナ王朝の頃にはその上に別の寺が建てられたという。
この不思議な幾何学模様は、装飾用のレンガによって飾りつけがされていたと想像される。

頂上部分。

太陽の影が不思議な形を造り出していて何だかモダンアートを見ているようだ。

モハスタンはバングラで最古で最大の遺跡と言われています。
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