いよいよ今日がバングラディシュ観光の最終日です。
明日からは、インドへと向かいます。もっとも日本へ帰国する日にもう一度ダッカへは戻ってきますが・・・・。
インドアジア大陸最大規模の仏教寺院跡といわれるバハルプール遺跡へと向かいます。
途中超えた踏切。今は早いのでお店は出ていませんが、もう少し経てば線路上にぎっしり並ぶという。線路も3本あるので、広軌から標準軌両方に対応できるようになっている。

バハルプール遺跡は、8世紀に建てられ、3世紀にわたりこの地を支配していたパーラ王朝に対する捧げものとして造られた僧院である。
縦横約300mの四角形の敷地の中に、大塔や177もの僧坊があったという。下水道もあったというから驚きである。
ここには1000名もの僧侶を収容でき、カンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバガン等にも影響を与えたと言われるほどで、2800枚もの朔像が描かれたテラコッタが中央の基壇部分にはめ込まれている。
中央部分高い所には、4面に堂が造られ中には仏像が安置されていたが今は何も残っていません。
本来は、こちらの門から入るのが正式なのだろうが、我々は博物館側から向かいました。


僧坊が並んでいた辺り。ぐるっと1周しています。

広い敷地内には、建物の土台部分がいくつも残されている。


登る事が出来るので、登ってみましょう。
このテラコッタは、新しいのでレプリカだろう。ヒンドゥー的だ。

こうしたテラコッタを詳細に見てゆくのもとても楽しい。
下から見上げると結構高い。高さ21mとある。

頂上部分のお堂跡。ここに仏像群が安置されていた。4面に有ります。

基壇はこのように造られています。


この辺りは湿地帯なので、サギの姿があちこちで見られました。

この後博物館を見学して町に戻って来た頃には、朝の静けさはもうどこにもなかった。

ここでトイレ休憩とバスの燃料補給のためにスタンドに立ち寄ります。
トイレを済ませ、バスに戻ろうとしたら、ガイドが厳しい顔をして戻って来た。
「急がなくていいですよ。出発できなくなったから!」
「うん?どういう事・・・・」