中1日を空けただけでまたまた琵琶湖を回ってきました。
名古屋を出る時は、雨でこれではせっかくの紅葉狩りも台無しだなあと思っていたのですが、
現地に着いたときから帰って来るまで青空は見られなかったが、降られる事も無く良かったです。
おとといと同じ様に木之本インターで降ります。今回は右折をします。
最初のスポットは、「鶏足寺」。寺自体はもう廃寺になっているのですが、モミジが奇麗なのでこの時期は観光客で賑わうとの事。
バスを降りてから、30分程ゆっくり歩くと目的地に着きます。
ここは敷きもみじが奇麗と聞いていたのですが、雨が降ったせいか参道にモミジは有りませんでした。多分滑らないようにと掃き清められたのだと思います。

「与志漏神社」や「戸岩寺」を見ながら進んでいく。お寺に有った貴重な仏像などは、今は収蔵庫に収められている。十一面観音像や薬師如来像といった奈良時代から平安時代の仏像が安置されているので、帰りに見させていただきました。
鶏足寺は、薬草の道を通り、最澄が植えさせたという亀山の茶畑を過ぎた先に有りました。ここで産出されたお茶は、今では石田三成縁の「三献茶」として販売されているそうです。


バスの中でお弁当をいただきながら次の黄葉スポットに向かいます。
メタセコイヤ並木って聞いたこと有りますか?私は、全然知らなくて「へえー」という感じでした。

ここを散歩するのはちょっと素敵でした。

葉っぱはこんな感じです。

どこも時間がたっぷり取ってあるのでゆっくり過ごせました。最後は、比叡山のおひざ元坂本まで行って、日吉大社を訪れた。
比叡山や他の寺は訪問しているのに、何故か日吉大社は訪れる事が無かった。
西と東にそれぞれ本宮があり、その間には幾つかの社が点在していて、モミジは三千本もあるそうだ。
我々は西から回り東に抜けてきます。

この時期は夜間も公開されているので、足元を照らす照明に「大津絵」があしらってありました。

この屋根のある鳥居は、「山王鳥居」といって、神仏習合の信仰を表すものだそうです。

西宮には神様のお使いとして猿が飼われています。猿は珍しくないのですが、こちらの猿回しは、めずらしいのではないでしょうか・・・。猿使いは女性です。

なぜ猿が尊ばれるかというと、「魔が去る。何よりも勝る」ということらしいです。本宮の楼門の四隅には猿が屋根を支えている「棟持ち猿」が彫られています。

西本宮本殿。日吉造り、桧皮葺で、1586年造営で1597年改造されたとある。木造の大きな狛犬が高欄にでんと座っているのはおもしろい。

宇佐宮・白山宮・神輿の収蔵庫を回りながら東本宮までやってきました。

本宮の中には、樹下宮や拝殿・本殿等が鎮座している。
本殿。

赤い高欄が印象的な建物だ。1596年頃に建てられたらしい。

東本宮の参道にかかる二宮橋。モミジが奇麗でした。

大社の隣には比叡山への道があります。坂本は門前町として栄え史跡が多く残っているので、国の重要伝統的建造物群保存地区に制定されている。
雰囲気がとてもいいのだ。

30分ほど集合時間まで間があったので、旧坊である「竹林院」を見る事にした。ここには、名勝に指定された庭園があるのだ。
主邸の2階からも庭が眺められるようになっています。


庭には、2つの茶席があり散策できるようになっていました。

バスツアーでしたが、訪問先が少なくのんびりできて良かったなと・・・。