入口のところで、駐車場に入るのにちょっと混雑していて手間取る。
敷地が広いせいか、土曜というのにそれほど混雑は感じられない。
案内に従って歩いていくと、復元された遣唐使船が展示してある。ここに入るのには、料金が発生するが、平城京跡を散策したり、朱雀門・大極殿や庭園などを見て歩くだけでしたら、無料です。
ガードマンのおじさんの話では、1km四方の広さがあるということで、電線がなかったら素晴らしい眺めなのでは・・・・。
朱雀門からまっすぐのところに、大極殿がすくっと建っている。
敷地をぶった切るように、近鉄の線路が走っていて、しょっちゅう電車が通る。「1時間に30分は閉まっているよ」とは、先ほどのガードマンのおじさんの話です。
朱雀門


朱雀門から見た大極殿

電車が・・・

敷地内にはトラムも走っているが、歩いた方が早いようなスピードです。
天平の衣装を貸し出しているので、それを着て散策する人の姿も見られる。
ただデザインが1種類しかないのか、みな同じ格好でした(>_<)
大極殿の前には、コンサートのテントがどんとあるので、ちょっと興ざめな感じ。
もう少し調和のあるテントを、はればよかったのに・・・・。
復元された大極殿にも入場する。欄干の擬宝珠がとてもカラフルで美しい。
これ金属でできているなんて思えません。


内部は、格天井に蓮の花、周りの壁には十二支、飛雲などが描かれ、真ん中には天皇の座る場所が一段高いところにしつらえてある。これ御輿っていうのかしら?
大極殿の大きさは、正面44m、側面やく20m、地面からの高さ27mほど。
直径70センチの柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使ったという堂々とした建築物である。
ここでは、国の最も重要な儀式が行われていたのだという。
金色に輝く屋根の鴟尾も美しい。



この後は、遺構展示館に向かう。
ところが途中で、弓道の競技大会が、開かれているのに興味が行ってしまい、
立ち見ながら1時間ほど見学した。
弓道の大会というものを見たのは、初めてだったのだが、5人が1組となり、次々と矢を放つ。
1人5回、矢を放ち、標的の中に矢が当たると、丸が記される。
外れた場合は、バツマークです。
5回ともマルが出たのは、たった1名でした。

歩き回った後に、立って見ているので疲れが出てきてしまい、戻ることに・・・・。
会場には、お土産屋さんやフードコートもある。
ベンチに座り、ティタイムです。
時計を見ると、時間は4時、入場できる建物はこの時間ですべて閉まってしまう。
遣唐使船には、結局はいることができなかった(>_<)

船には、150人ほど乗り込むことができたようだ。
会場内には、ガイドもたくさん待機しているのでいろいろ説明を受けることもできる。
私達は、ここで駅に戻ることにした。
夜間コンサートを目当てにまだまだ人は集まってきている。
奈良駅に戻ってきたところで、せんとくんの写真が一枚もない。
せっかく来たのだから、看板でもいいやということで、駅にあった看板のせんとくんをカメラに収めます。

聞けばこの日は、ゆるキャラのお祭りが滋賀県で行われていて、そちらに行っていたのかも・・・。
普通電車に揺られ京都まで戻ってきた。
目に付いた居酒屋で、お酒ではなくお好み焼きと餃子とおでんで夕食をいただく。
今度、奈良に来るのはいつになるだろう。