さまざまなローマ・ビザンチン様式の柱が再利用されている回廊は、荘厳な感じがする。統一性のない列柱がかえって雰囲気を感じさせてくれる。

モスクの中も様々な柱が並んでいる。こちらは男性のお祈りの部屋。柱に巻いて得る茣蓙は、暑い夏用のものだという。

グランドモスクが創設されたことにより、カイラワーンは、メッカ・マディーナ・エルサレムに次ぐ「第4の聖地」となったのだった。

石畳が続くモスクのある小路。

砂漠の方向に南下していくのですが、途中スベイラという小さな町にある「スフェチュラ遺跡」に立ち寄る。ここは、チュニジアにおけるビザンチン帝国の終焉の地であるのだが、それは同時に最後のローマ遺跡でもある。
もともとは、ベルベル人が開いたとされるが、2世紀いこう7世紀にアラブ人がやってきて勝利するまで、ローマ人・バンダル人・ビザンティンの人々が暮らしてきた。最盛期には、1万人を超える住人がいたという。
遺跡には花が似合う。

オリーブを絞った場所。ローマ遺跡にはよくある。

茫々たる枯れ草の向こうに神殿が見えている。

貯水槽。かなり深くて大きいです。

神殿へと続く道。結構広いです。

神殿前の立派な門は、アントニウス・ピウス門。2世紀にたてられた。

この遺跡の最大の特徴は3つの神殿が並んでいる事だ。神殿前にはフォラムがある。
真ん中がジュピター、両側に娘のアテネと妻のヘラが並んでいる。真ん中の神殿には登る階段がついていない。
ヘラかアテネの神殿から橋を渡っていくようになっている。

ヘラとゼウスの間の橋。


神殿の間の通路を通っていく。

3神殿を後ろから見ると・・・。

神殿の背後にも遺跡は有り、、真っすぐな道が続いていた。