行けそうでなかなか行けなかったのが、道北でした。
網走まででそこから北が遠くて・・・・。
今回は、チャーター便を利用していきなり稚内に入ります。チャーター便と言う事もあり参加人数も大所帯に膨れていて、少々心配でしたが2台のバスに分乗しての旅だったので全く大丈夫でした。
朝8時45分名古屋空港を飛び立った機体は、2時間余りで稚内の空港に到着し、市内へと向かった。
まずは腹ごしらえです。
レストランの裏手が稚内の新しい駅舎になっていたので、食事の跡にちょっと行ってみる。
リニューアルしたばかりの様で真新しい。道の駅と同じ建物になっていた。
そこかしこに最北端をアピールしています。

最北端の線路。これより北にはレールは伸びていない。終点であり始発点でもある。

1日に運航本数が極端に少ないので列車に出会えればラッキーですよと言われていたが偶然入選してきました。1両編成です。

ここには、稚内のイメージキャラクターの「だしのすけ」も居ます。漢字でかくとこうです。
「出汁之介」

この後バスは、宗谷岬を目指します。途中、北海道遺産に指定されている宗谷丘陵を通って行く。
ここは、氷河期に地表の凍結・融解の繰り返しによってできた「周氷河地形」が形成されそれが残っている場所です。なだらかな丘が遠くまで続き、そこに建っているウィンドファームの風車が美しい。

レーダーでしょうか?丘の上に建っている。

特産でもある宗谷牛がたくさん飼われている。国内最大規模の肉牛牧場だそうです。草が沢山あるうちはこうして牛舎の外で過ごす。

稚内は風の町である。市内には、74基の発電用風車が動いており、宗谷岬にはそのうち57基もあります。太陽光発電もおこなわれており、両方で市内の消費電力の9割をまかなっているのだそうです。

バスを降りて少し歩きます。これはチシマフウロの花だ。

さっきまではれていたのに、急に霧が出て来た。風車の家も霧の中。

ここは、宗谷岬のすぐ上にある宗谷岬公園だ。公園にはあの大韓航空撃墜事件で犠牲になった人々の祈りの塔があります。あれからもう30年が過ぎようとしているのだ。
私もここにきて「そう言えばそんな事もあったよね」と思いを新たにしました。
塔の周辺はアルメリアの花が植えられている。塔は、鶴の形を表している。

アルメリアの花。別名ハマカンザシです。

公園の端に立ち下をのぞくと屋根にこんな文句がありました。

霧は、岬に我々が到着するとなぜかはれあがったのです。ラッキー!ここで、日本最北端到着証明書なんてものを購入する事も出来る。



近くの流氷館に入ってみる。お店の前はこんな感じになっています。

中は氷があるのでものすごく寒い。1分も居るとつらくなってきます。流氷大きいです!

再び市内に戻り、フェリーにのり利尻島をめざす。季節とあった沢山の団体や旅行者で船は混んでいる。乗船時間1時間40分ほどで利尻に到着。さっそく利尻富士の出迎えを受けた。
ホテルには、5分ほどで到着。明日はいよいよ島を回ります。