午後サファリは、ホテルから最も近いタラゾーン。たぶんこれが最後のチャンス。

まるで模型のようにきれいな鳥、ヒメアオタキ?
たくさんのサンバーが水に入ったり飲んだりしていた。
草が生い茂った場所にはたくさんの車が止まっている。どうやらトラの親子がいる様で、時々鳴き声がするものの、子供の姿は見えず。

なかなか動きが無いので、ここでいったん退避。山の方に3号車ともで進んでいく。午前中に、廃墟となった寺院で子供のトラを見かけたという情報があったようなので行ってみるという。
公園のゾーンは、山や岩山で区切られているのだ。

寝姿の仏とリンガ。沐浴をしたかもしれない水槽が残っていた。

この穴も寺院の跡だろう。

戻ってきたところで、再び分かれてのトラ探し。
山の上の方にトラがいるという情報があったので行ってみるも、たくさんの車と樹木のせいで何も見えない。車の位置がよくないのだから仕方がない。
それでも、待っていると、後ろの方で、「トラが降りて来る」という声がしたようだ。
ドライバーさんは、慌てて車をバックさせる。
そして、足が見え、獲物をくわえたオスのトラの姿が現れた。なんとも言えない、においがする。獲物の死臭なのかトラの匂いなのかわからないが、嗅いだことのない嫌な臭いだった。
トラは、私のすぐ目の前を悠然と素早く横切った。
けれども、すぐにその姿は人々の向こうにみえなくなってしまった。
もうなんだか夢のような、時間だった。たまたま、一番うしろにいた。そこしか空いていなかったからだ。
もううれしくて、午前中の沈んだ気分があっという間にどこかへ吹っ飛んでしまった。
この後も、メスのトラが1頭、姿を現してくれたのだが、そちらは撮りそこなってしまった。
日も傾いてきたので、時間切れのようです。
バンダウガル砦の岩山がかなたにみえていた。

もちろん、今夜はビールをいただきます。