今日は、フランスで最も美し村と称されている、リュベロン地方を代表するゴルドの村を訪ね、そこからハイキングで「セナンク修道院」に向かう。
まずは車で、村が一望できる展望台に到着。ガイドさんによると、ここはものすごく別荘としての値段が高いそうで、マルセイユなんかより高いんじゃないかとのこと。
リュベロン地方特有の丘の上に向かって村が作られていて、緑の木々や花々に囲まれた石造りの家が整然と並んでいる。その様子から「愛の巣」と呼ばれている。

お城の横から村の散策開始。
ゴルド城。1031年には、この場所にあったという記録があり、城塞化され村を守ってきた。16世紀になると、プロバンスの有力貴族によって拡大化され、牢獄、倉庫、親衛隊の宿直所として使われた。
現在は、美術館として使われているようです。ゴルドは町は、現代アートにもあふれているのだ。

城の下は、通路になっています。

一番こんもりしている辺りはこんな感じの交差点。

サン・フィルマン教会。
13世紀に建てられた基礎の上に、18世紀の建物が建っている。村の守護神、サン・フィルマンに捧ぐ。


坂道に沿ってかわいらしいお店屋さんが並んでいる。
パン屋さん。

壁の絵は、アートの村の象徴でしょうか。

お土産屋さんにも。


カラードと呼ばれる石畳の坂道を下ってゆく。実際に住む人は大変だろうなあ。

段々畑。

この地方独特の石積みの向こうに・・・。

展望台より低い位置で見た村の全景。

がやがやと写真を撮っていたら、この家の住人が戻ってきました。良いものを身に着けた紳士です。

カラヴォン谷の真ん中あたりにいるので、登ってゆきます。
日本では見たことがない。テレビンノキらしい。ものすごい花粉が出ました。

少し離れた場所にある、ヴィラージュ・デ・ボリ。17世紀に開かれた集落跡。かつては400人を超える住人が住んでいて、農業を営んでいた。19世紀中頃まで利用されていたが今は廃墟になっています。


ここから歩き始め、3時間半ほどで修道院に着く予定です。

石垣も様々な積み方がされていて、見て歩くのも楽しい。先がとんがったものを上にしているのは、オオカミ除けだった名残です。
