出発が30分ほど遅れたので、滞在時間が短くなったと思ったら、隣のカフェや売店は5時半まで開いているとのことで、5時20分の集合時間になった。

この建物自体は、明治・大正期に、地元の実業家・福島藤助によって、日本酒の醸造所として建設された。
左側の建物カフェ・ショップ棟の一部は1907年、本館は1923年頃の建設とされている。
その後、シードル工場やウイスキー工場などを経て、1980年頃から建物再生の検討がされ始めた。
2001年、弘前出身の奈良美智との出会いにより、2002年、2005年、2006年に展覧会が開催され、3度の展覧会には全国から15万人以上が訪れたという。
それがきっかけとなり、2015年弘前市がここを買い取り、2017年から本格的に開館準備が開始された。そして、2020年「弘前れんが倉庫美術館」として開館した。
建物の改修は、建築家・田根剛が担当。季節や時間によって印象を変える屋根の色は「シードル・ゴールド」と名付けられた。

エントランス。素敵です。

入ってすぐのホールには、奈良美智が寄贈したという作品が展示されている。

エデンの結び目という作品。

蜷川実花展が開催されていた。
入り口。

展覧会は、6つのブースに分かれていた。
四季の花々
不思議なコスモス。水の中から見あげた感じ。

サンクチュアリー・オブ・ブロッサム

父である蜷川幸雄さんとの別れまでの写真などもある。
もう1つの展覧会は、「白神覗見考(しらかみのぞきみこう)」と題されたもの。
私は、このなかの永沢碧衣さんの森と動物が一体化した作品にすごく感動した。
動物は森であり、森は地球そのものであると強く思った。

熊は何を思う。

猿も鹿も熊も人間も森の中。

2階部分の天井。

少し時間があったので、近くの気になっていた建物に行ってみました。
大鰐線、中央弘前駅。自由通路がある。

待合室。

ホーム。大きなこけしが並んでいる。入るには、入場券がいるので、外から撮ります。

駅の外を歩いていくと、教会があった。閉まっていたがちょうど出ていらした牧師さんに開けてもらいました。感謝です。
弘前昇天教会。カトリック教会とプロテスタント教会との懸け橋教会、中道教会としての立場を鮮明にしている、聖公会に属していて1921年に建設されました。

レンガはイギリス方式で、聖堂内部は青森ヒバが多く使われている。

信者席。

聖堂の手前にある談話室みたいな場所。

昔は畳敷きだったのかもしれません。
シャンデリア。

祭壇には、イコンが飾られている。


入り口には、学校のような下駄箱がある。


信者席。

聖堂の手前にある談話室みたいな場所。

昔は畳敷きだったのかもしれません。
シャンデリア。

祭壇には、イコンが飾られている。

120年以上経ても美しい音が出るリードオルガン。牧師さんが音を出してくれました。

版画。

聖堂と談話室の間にはなんとふすまがありました。寒い地なので、暖房のためにつけられたという。

版画。

聖堂と談話室の間にはなんとふすまがありました。寒い地なので、暖房のためにつけられたという。

入り口には、学校のような下駄箱がある。

ありがとうございました。