3月6日から4日間、三宅島と御蔵島に行ってきました。
三宅島へ行くには、船と飛行機のどちらかを選択しなければならないのだが、船は時間がかかる。飛行機の場合は、八丈島までANA便で飛び、そこからヘリに乗り換えて向かう方法と、調布飛行場からダイレクトに三宅島行きの小型機に乗る方法がある。
時間は、調布発の方が圧倒的に短く便利なのだが、席が19席しかないので、なかなか取れないという問題がある。
今回は、うまい具合に、予約がとれたので、6人でのツアーとなりました。
荷物の無料で乗せれらる重量は、5kg以内です。1kg330円の超過料金を払えばもちろんOKなのですが、御蔵島への分も入れ、往復となると結構な料金になってしまうのでなるべく避けたいところです。
11時半、調布を離陸。富士山が見える側ではなかったのでちょっと残念。
50分のフライトで、12時20分に到着。そのままお昼ご飯を村の食堂でいただきました。
13時半、観光に出発です。
三宅島はこんな形をしている。海底火山が噴火し、成長し、海上へ出現して島となった火山島で、何度も噴火を繰り返してきた。

島の最高地点は、雄山の775.1m。面積は、55.26㎢、周囲は、38.5㎞で周回道路があり、バスも走っています。
人口は、2020年時点で、2273人。2000年噴火前は、高校もあったが、現在は、小中学校のみです。
まずやってきたのは、島の東側に位置するサタドー岬です。岬には、灯台もある。手前の建物はかつて有人だったころのものだ。昭和29年、点灯。

岬は断崖絶壁になっていて、覗き込むとウミガメの姿を見ることができる。

海の向こうに見えるお椀を伏せたような形をした島が御蔵島である。我々は明日の午後、御蔵島に向かいます。

目を山側に移すと雄山を見ることができる。2000m年の噴火前は、緑の常緑樹に覆われていたが、現在まだ元には戻っていません。茶色い山肌になっていました。

この建物は、温泉場だった。できてすぐに、噴火が始まったのでほとんど使われることがなかったそうです。

そのまま道なりに進んでいくと、三七山展望台に行ける。黒いスコリアで覆われています。スコリアとは、マグマが火柱となった噴出した際の飛沫が冷えて固まったものだ。細かくあいた穴は、マグマに溶け込んでいたガスが抜けたあとだそうです。
20年たっても、こんなパイロット植物だけなの?と思うかもしれませんが、ここは、復活の過程を残すためにわざとこのようにしているのだそうです。
枯れた八丈ススキやイタドリが真っ先に根を下ろす。

1962年、昭和37年の雄山北東山腹で起きたマグマ噴火の火口。


多数の火口から溶岩が海まで流出、三七山が形成された。

三宅島では、11世紀以降に少なくとも15回の噴火が記録されていて、島のあちこちで火口やスコリア丘を見ることができる。ここ100年の間だけでも、4回の噴火が起きている。
ここからはもう1つ、噴石丘のひょうたん山を見ることができる。1940年、昭和15年に雄山の北東山腹200m付近で始まったマグマ噴火は、多数の死傷者が出ました。この時できたのがひょうたん山だ。のちの噴火や台風で、壊れてしまい現在は、一部しか残っていない。
先端部分だけが見えています。

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