圓教寺は、姫路市郊外の標高370m以上の山の上にあり、ロープウェイで向かいます。
966年、性空上人が開いた天台宗の寺で、西の比叡山と称され、山上に多くの伽藍が立ち並び栄えた。
また、西国観音霊場第27番目の札所でもある。
ロープウェイの駅からは歩いて、仁王門、壽量院などを見ながら、摩尼殿へ行けるのだが、今回は、ご年配の方が多かったので、マイクロバスで向かった。
このマイクロバスが、かなり古くて、しかも道路のアップダウンが大きく、ちょっとしたアトラクションのような感じだった。
バスを降りて少し歩くと目の前に、懸崖造りの大きなお堂が現れた。これが摩尼殿である。

創建は、970年。この地に大きな桜の木があり、性空上人は、木を切り倒さずに生きた桜に如意輪観音像を刻んだ。生木の観音像は、岩山をつかんでいるので、その上を厨子で囲いさらに建屋で覆った懸崖作りになったという。お堂そのものは、大正10年に火災で全焼し、昭和8年再建された。

入ってみましょう。

お堂の中は、線香などの煙でもやっている。

扁額

下をのぞくと

摩尼殿から、さらに奥に進んでいきます。道中、大木が、多く見られるが、その中でも目を引くのが樹高35m、幹回り8・4m、樹齢約700年以上という巨大杉。

寺では、結構な数の映画やドラマのロケ地になっているのだが、確かに、ここだけは時間が止まった感じがしている。
野ざらしの大仏様。

三つのお堂がコの字の形に立ち並んでいる場所に到着。ここでは、ラストサムライのロケが行われていてその時の様子なども、パネルで紹介されていた。
手前には、土塀で囲まれた姫路城主本田家の廟所がある。廟屋5棟と本多忠刻らの墓碑が並んでいる。

室町中期に建てられた圓教寺の本堂にあたる学問と修業の場である大講堂。

その向かいにあるのが、常行堂。修行の1つ、「常行三昧」に徹する道場であり、表の舞台は、大講堂の釈迦三尊に能楽を奉納するためのものですって。
本尊は、阿弥陀如来坐像です。

そして、2つの道の真ん中にあるのが、2階建ての食堂。1174年、後白河法皇の勅願で建てられた。正面は、15間、約40mあり「長堂」とも呼ばれ、2階建てでは日本で一番長い建物である。

常行堂には入れるので、行ってみます。
1階は、写経道場、2階には寺宝が展示されていました。
1階。

2階部分

2階から見た大講堂。

屋根の反り部分。

2階から見た本多家廟所。5つの屋根を見ることができる。

常行堂とは屋根でつながってしまっている。どちらかの屋根が崩れたら、この部分は欠けてしまいそうだ。


袴を着た人に似せて袴造りとも称される、袴腰つきで腰組をもった正規の鐘楼。
1332年に再建。鐘は、1324年に、再鋳されたもの。

ここからさらに進んでいくと、奥の院が有り、開山堂や護法堂などがあるのだが、ロープウェイの時間もあり、ここで戻ります。
かつての宿坊の土塀だけが残っている。

小さなお地蔵さんがたくさん並んでいる場所。

ロープウェイ乗り場の横に新しくできた展望台の名前が面白い。「ミオロッソ」ですって!何となくイタリア語っぽい・・・。
ロープウェイの乗車時間は、4分ほどです。

ロープウェイ乗り場の横に新しくできた展望台の名前が面白い。「ミオロッソ」ですって!何となくイタリア語っぽい・・・。
ロープウェイの乗車時間は、4分ほどです。


コメント