夜中の雨は、朝にはすっきりと止んで今日も素晴らしい天気。


夜明け




  それにしても、島の朝と夕方はなぜこんなに美しいのだろう。


  今日は、チャーター船で、植民地時代の首都でもあり、現在は中央州の州都でもあるツラギ島に渡る。この島も、太平洋戦争の折に一時日本軍が占領していた。

 
 朝8時すぎ、ガダルカナル島を後にした。

ガダルカナル島を出発




 1時間ほどで、島が見えてきた。

ツラギ島が見えてきた



 船着き場に到着。面積約2㎢、周囲約2.8km、最高標高100mの小さな島で、人口は2019年時点で1431人とある。

 
1時間ほどかかった



 乗ってきた船。日本製の新しい船でした。

乗ってきたボート



 島内は、歩いて回る予定でしたが、この暑さの中それはしんどいというので、トヨタのハイラックスを1台準備してくれていた。3人位は、クーラーの効いた席に座れるが、あとは荷台での移動。

  まずは歩いて近くにある、占領時代の刑務所跡に向かう。
1942年、5月3日に占領し、8月7日には、ガダルカナル島同様日本軍守備隊は玉砕してしまう。


 
旧日本軍の刑務所

 

  近くには、伝統的な建物が建っている。

昔ながらの建物




  島を、ぐるっと1周している道があるので、そこを歩いていく。汗が噴き出してきてつらい。

  ツラギ島の地図がありました。


ツラギ島の地図 (1)



  使われなくなった漁師小屋。

朽ちた小屋




  海は透明度が高くとてもきれいだ。
周囲には小さな島々が点在していて、沈没し放置された駆逐艦「菊月」や航空機が散在し、スキューバダイビングの絶好の場所になっているという。本当は、沈没した菊月を見たかったのだが、どこの村の物かがはっきりしないのでもめ事になるので近づかないでくれと言われてしまった。残念。

 
名もなき島々が点在する




 この洞窟は、ツラギ島での激しい戦闘中に敵に対する防御陣地として日本の第3呉特別海軍歩兵隊によって掘られたものだ。

日本軍が建設した防御陣地の洞窟



  この穴は、当初からあったようだが、何のためかわからない。

洞窟のそばの穴 (1)





 小さな漁港を過ぎ、

入江



  開かれた切通しを見て、


切通し (1)



  丘の上にある、かつて、植民地時代の政庁の建物のあった場所に向かう。建物は、修繕に入っていたが、中を見学することはできた。

  
植民地政府の政庁の建物



  ここからの眺め。


セントラル州の州都だった (2)



  そして、米軍が上陸したといわれる海岸に向かった。
海岸には、小学校や幼稚園などの建物があり、ちょうど休み時間だった子供達で賑わっていた。

 
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これは幼稚園


 米軍上陸の地。女子生徒たちが、話し込んでいます。

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 ここから、車で、船着き場に戻り、お弁当をいただいた後、ガダルカナル島へ戻ります。

 お弁当。美味しかったです。

お弁当


  ホニアラに戻ったら、今でも伝統的な暮らしを続けている人達の村を訪ねます。