今朝もゆっくりの出発だ。
昨日は深夜の帰りだったので、あさぶろにはいり、遅めの朝食をいただく。
11時半の出発まで、久しぶりに卓球をして遊んだ。相変わらずの下手くそだが、卓球は嫌いではない。案外汗をかいたのは、下手だからこそだろうな・・・・。
宿を後にして、おなじみになった道を引き返します。途中で、東に折れ盛岡を目指す。
盛岡の手前で、お昼となり、私はひっつみ汁をいただいた。ひっつみとは、すいとんの様なもので、大分のダゴ汁と同じだなあと思う。
盛岡は冷麺やじゃじゃ麺で有名だが、こちらはいただく機会があるのでひっつみにしてみたのだ。
再び高速に乗り、平泉を目指す。
駐車場の人の話だと、この日はものすごい人出で、食事も3回転ほどしたらしい。これも花火大会の影響で、はっきり言ってうんざりしてしまったといっていた。
本音を言えば、ばらけて来てほしいところなのだろうな。
花火大会で、周辺の観光地は多分どこもこんな感じだったのだろう。
我々が、到着したころはピークの終わりで、人手も少なくなっていたので、ラッキーでした。
ツアーの本体は、平泉の中尊寺だったのだが、我々は、中尊寺は満腹だったので、近くの毛越寺に行った。
毛越寺も2度目なのだが、発掘調査の後は初めてです。
中尊寺からは、タクシーですぐだし料金も安い。
拝観料500円を払い入ります。ここもずいぶん外国人が多いなあと思った。
2011年、世界遺産に登録された。創建時の大池を囲む大伽藍は焼失してしまったが基壇・礎石・土塁などは残っている。また、大泉が池を中心とする浄土庭園は、日本最古の庭造りの書「作庭記」の思想や技法を伝えており、背後の塔山の景観と共に仏堂を荘厳にして、清らかな仏の世界を作り出しているのだという。
確かに、池周りを巡っていると、都会では騒音にしか聞こえないセミの声も心地よく、のんびりとした非日常の中にいる気がした。
まずは、宝物館、続いて本堂をお参りして、開山堂へと向かった。
本堂

池の周りを時計周りに歩いてゆく。
鏡のようだ。

開山堂。慈覚大師をおまつりしてある。

続いて礎石だけが残っている、嘉祥寺、講堂、金堂円隆寺。

金堂跡


西廊の跡。池に向かって伸びている。

鐘楼跡。東廊の先にある。

発掘により当時の姿が復元された遣水。


池は大海に見なされているので、これは荒磯を表しているのだろうか。

1732年再建の常行堂。かやぶきの屋根が美しい。

紅葉がうっすらと色づいていた。

背後の塔山と大泉が池

砂州を表現した州浜。柔らかな曲線で入り江を作っており、荒々しい出島・立石と対照させている。

東日本大震災の時に、立石は傾いてしまったそうです。直すために調査が行われ、以前は芝で覆われていた地面部分が小石で覆われていたことがわかったそうだ。

築山。海岸に迫る岩山を表している。

復元図。池を渡れるように南大門から延びた橋がかかっていたようだ。橋の先に東西の廊を持つ金堂や、講堂・嘉祥寺もみえている。

バスは順調に進み、花巻空港に到着。ここで夕食に板そばをいただく。東北各地は、ざるではなくてへぎにのったそばが多いように思える。
例の長靴は、スーツケースの中に入れて我が家まで持ち帰りました。何かの役に立つでしょうか?
これで今年の花火見物は終わりだ。後は来年の楽しみです。