朝食は、温泉豆腐。なめらかな舌触りでおいしかった。
バスセンターから、武雄温泉行きのバスに乗り込んだ。JR九州のバスになったら、バス代は大幅にアップだ。長崎県営バスは、安かったんだよね。
武雄温泉駅の売店では、島田よう七さんの、「がばいばあちゃん」のお土産が、たくさん売られていた。この近くだったのかな?
せっかくだから、温泉街の方へも足を延ばしてみることに。昔は、長崎街道の宿場町でにぎわったらしいが、すっかりさびれていて、空き家も目立つ。雛まつりということで、各店舗がお人形を店先に出している。
文化財に指定されている、神社みたいな温泉本館を見たあと、駅に戻り、特急にて吉野ヶ里まで向かった。なにしろ1時間に1本ほどしか運行していないので、列車の選択余地はない。途中で乗り換えて、吉野ヶ里公園駅に着いた。
駅前には、なにもない。案内所で聞くと、公園内に食事ができるところが有るというので、とりあえず行ってみることに。歩いて15分ほどで到着だ。
入口は、前衛的な建物で、ちょっと意外な感じを受けた。腹こしらえをしてから、入場した。
働いている人達は、当時の格好をしている。入ってすぐの環濠を抜けて進んでいくと、物見櫓が現れた。此処の建物は、実際の文献や出土品によって、再現されたのではないそうだ。
発掘された穴だけを頼りに、想像をして復元されたのだという。三内丸山のように、木の出土品が出ているわけではないので、使われていた木の種類や、大きさもわからないんですって。
再現された建物が、並んでいる様はなかなかのものです。物見櫓にも登ってみると、村の様子が一望できる。農民のゾーンには、倉庫なども建てられているし、祭祀を執り行うゾーンの建物は、ひときわ大きいし、お墓のゾーンは小山のようなものが見えている。
ここには以前から、来たかったのでねんがんがかなってうれしい。特に甕棺の出土品のコーナーはとても良くわかるように、展示されている。
5時頃博多まで戻ってきて、駅の近くの居酒屋で食事をした。トラフグのてっさ。フグの空揚げ、ちり鍋、などをいただく。安くておいしい。
地下鉄で空港へ向かい、30分前にチェックインしたのだが、満席ということで一番後ろの席になってしまった。新しい機体での運航が始まったせいかなあ?
あわただしい旅だったけれど、それなりに楽しめましたよ。