阿寒湖の朝は、5時を少し回ったころには明るくなってきた。
昨日はゆっくり温泉につかることができなかったので、朝ぶろに行ってみる。内風呂ではなくて外の風呂をと思ったが、寒さであえなく断念!
戻ってくると、真っ白な雪の積もった湖面がとてもきれいに見えていた。
こうなるともうじっとなんかしていられない。
幸い体も温まっているし・・・・。帽子と上着を着て外に飛びだす。
湖面に積もった新雪を、雪上車が雪かきをしている。こんな大きな重機がのっていても、割れることが無いのだから氷の厚さは相当なものなのだろう。
それにしても、雪景色ってこんなにきれいだったっけ!!!!


阿寒岳


カップルの雪だるま。

温泉街の方にも行ってみます。さすがに誰もいない。背後の山が赤く染まっています。

朝食を食べ終わって、もう一度湖を見るとすっかり明るくなっていました。

バスは、峠を越えて摩周湖へと向かいます。途中で、雌阿寒岳と雄阿寒岳が見えました。
眩しくてじっと外を見ていると雪目になってしまいそうだ。

摩周湖も2度目なのだが、前回も霧は出ていなかった。最近は霧の出る日が減ったと聞く。
この湖は、氷らないそうだ。岸に近い部分には、少し氷っている部分もあるのだが・・・。
遠くに見えているのは、知床半島の山々です。


釧網本線沿いに、走っていく。いくつかの小さな駅舎は今もちゃんとあるようです。懐かしい・・・。
ようやく船の乗り場に到着だ。流氷はあるのだろうか。青海の可能性が高いと聞いている。
ところが、今回は乗船時間を30分ほど伸ばして、流氷のある海域まで行くという。うれしい!
せっかくここまで来たのだから、ぜひとも見てみたいもの。
オーロラ号。これに乗ります。沢山の観光バスが停まっていて、次々と人々が乗り込んでゆく。船の中は暖かくて、名物の青い流氷ビールがよく売れているようだ。

11時半出航。最初は何もない海をう進んでゆく。時々忘れ氷がぷかぷかと浮いている。
ついに流氷帯に到着した。氷に乗り上げるとぎしぎしと音がする。そして船も揺れる。氷の表面に亀裂が入り割れる。





奥に見えている山は、知床半島だ。

寒いのを忘れるほどの雄大さと美しさ。昔は、もっとびっしりと海面を埋め尽くしていたそうだ。年々流氷は小さくなっているそうです。この氷の海を歩いてカムチャッカまで行けたなんて信じられない・・・。

船が、Uタンをすると惜しむように海面がシャーベット状になった。

これでまた1つ、願いがかないました。