好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ:北海道 > 北海道 空知地方と白老


 体験交流ホールの建物
体験交流館

  ここでは、アイヌの踊り・歌・語り等を体験することができるのだが、撮影禁止なので映像はない。修学旅行の中学生に混じって楽しみました。

  施設は、ポロト湖に面しています。天気が良ければ、夜にはこの辺りでプロジェクションマッピングが披露されます。
ポロト湖

  歩いて、アイヌの方達の住まいであるチセに向かう。
ポロト湖畔沿いのチセ

建ち並ぶチセ

 ここに有るチセは、大型のものの様だ。
  
 中に入ります。
チセの内部

 手前に囲炉裏があり、それぞれの座る場所は決まっているそうです。奥の窓が、神様の窓なので、正面が上座になる。

 宝物置き場
宝物

 このブランコの様なものは、子供のゆりかご
子守用のブランコ

 PRキャラクターのトゥレッポん。オオウバユリの年頃の女の子です。
PRキャラクタートゥレッポ

 この小屋は、アイヌの人達が猟に出かけた時に、休んだりする小屋だそうです。
アイヌの人が猟の時休む小屋


 郵便ポストもちょっと変わったものが有りました。
ウポポイポスト
 
  ホテルは、部屋にかけ流しの温泉がついている、6部屋しかないオーベルジュでした。

  久しぶりの本格的なフレンチのコースをいただきました。

  白カブのデグリネゾン
白カブのデグリネゾン

  自家製ブーダンブラン
自家製ブーダンブラン

  焦がしトウモロコシの冷たいポタージュ、トウモロコシのアイス添え
焦がしトウモロコシの冷たいスープ

  野菜のプレッセ
野菜のブレッセ

  日高産ヒラメ。厚岸産カキ
日高産ヒラメと厚岸産カキティアンドレギューム

  ライムのグラニテを挟んで白老牛のサーロインステーキ。写真が無いのはあまりに美味しくて食べてしまってから気が付いたからです。

  デザートは、桃のコンポートをチョイス。

  翌朝の朝食は、和食でした。朝から何と花咲ガニのカニ汁とイクラ。
朝食

  美味しいものもいっぱいいただけた旅でした。


 白老へは、車ではなくて列車を利用するので最寄り駅の滝川まで向かった。

 滝川駅前には、グライダー が展示してありました。
滝川駅前

 特急ライラック。
特急ライラック

  白老までは、札幌乗り換えで、約2時間ほどかかる。

  白老の駅で、再びタクシーに乗り換え、ホテルに一旦荷物を置いてから、ウポポイまで向かった。歩いても10分ほどの距離でしたので、帰りは車を返して徒歩で戻って来た。

  ウポポイ(民族共生象徴空間)は、我々の国の貴重な文化でありながら、存立の危機に有るアイヌ文化の復興・発展の拠点として、また将来に向けて、先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴となる空間と説明がありました。
  
  「国立アイヌ民族博物館」「国立民族共生公園」「慰霊施設」により構成されている。愛称のウポポイとは、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味しているという。

  いざないの回廊を通ってエントランス棟まで向かう。
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エントランスへ

  お昼時でしたので、レストランでそれぞれ好きなものをいただきました。私は、行者ニンニクラーメンとイモモチを頼んだ。

  まずは、博物館に入ります。
博物館

 アイヌの紹介ビデオを見た後は、それぞれのペースで展示物を見てゆきます。

 まず目についたのが、これ。
霊を送る際の子グマ

 小熊の横にある木材の先はこうなっています。
小熊をつなぐ

 説明書きに
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 おヒョウの樹皮を細くして、このような道具で織物にする。
おヒョウの皮を織る

 カラフルなござは、ガマの葉と布を混ぜて造ります。
ゴザとイナウ

 神に祈る際に用いるイナウ(木幣)。イナウ自身が神であったり、神の供物となったりで、役割は多様である。
イナウ

 道具の小刀が入っている。
小刀入れ

 これらの道具は、アイヌの人達に教えてもらい復元したものが多いそうです。

 工房では、工芸家による実演を見ることができますが、コロナの影響で実際に触れることは出来ませんでした。

 祭壇
祭壇

 
祭壇の写真

 イクパスイとトゥキ。神々に祈る際に用いる。イクパスイは、人間の祈り言葉を神々に伝える役目を持つ。
イクバスイとトゥキ、祈りの道具

 イモカシケ
イモカシケ
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  美術品みたいな吹き矢や毒矢
毒矢・吹き矢など

  運針布。縁に使われている布は、内地の人との交易で手に入れたものだ。
運針

 死んだ人に着せるもの
死装束


 独特の模様を施したルウンペ。
ルウンベ

 大事な交易の品物だった、ラッコやクロテンの毛皮。
ラッコとクロテンの毛皮

 主にサハリンアイヌが使用した琴状の楽器トンコリ。抱きかかえるようにして持ち、弦を抑えず、両手ではじくように弾く。
トンコリ
 

 この後は、体験交流ホールに移動して、踊りや語りや歌を聞きます。


 かつては、日本有数の炭鉱都市であった美唄市の山間に、地元出身で国際的にも有名なイタリア在住の彫刻家、安田侃 氏の作品を展示してある美術館「アルテピアッツア美唄」がある。

 石炭産業が盛んだったころ、ここには大勢の人々が暮らし、子供達もたくさんいました。当時の小学校が、奇跡的に残っており、ギャラリーとして使われているほか、学校の体育館を再生したアートスペースなど、広がる木々や緑の中に大理石やブロンズ作品40点が展示されています。
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  旧体育館
旧体育館

  中には作品が、展示されていました。
 
      回生
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 こちらは、めざめ
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  緩やかな起伏の敷地内には、作品が点在しています。

  妙夢
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 水の広場と2つの作品天聖、天沐。この日は、水の広場の水を落として、石をきれいに洗っていました。おかげで眩しいほどの白さだ。
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  木陰のベンチも、安田氏がこだわって置いたもので展示品の一部となっています。
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  手前が天秘、奥が天沐。同じ名前の作品が幾つかあるようです。
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 横から見た帰門。
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  違う角度で見ると
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  旧小学校の校舎。
旧校舎

 ギャラリーと事務所、ショップがあります。
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  廊下
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  めばえ
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  意心帰
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 丸の水の広場から見た旧体育館
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 真無
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 天沐
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  天聖
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  もう少しゆっくりとしたかったのだが、そうもいかず、次にすすみます。

  春には桜が咲きほこるというにわ山森林自然公園からの奈井江町の眺めです。遠くの眺望が効かずちょっと残念でした。
庭山林自然公園展望台

 タクシーは、山を下り、環境省から「星空の町」に認定されている芦別に向かう。途中、キタキツネに出会ったり
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  巨大な観音像が、突如現れびっくりしながら芦別温泉までやって来ました。
巨大な観音が

  ここも温泉が併設されているのですが、地元の人達の利用時間が制限されていないので、何時までも混んでいて、宿泊客といえのんびりとすることができず、落ち着きませんでした。

  芦別も旧炭鉱の町ということで、本来のレストランとは別の予約のいるレストランの名前は、「炭鉱レストランでした」。ところどころに、当時使われていたものが展示してあった。
スターライトホテルで
炭鉱レストラン

  晴れていれば、星空ソムリエの案内で、星空観察ができたのですが、あいにくの天気で、講義だけで終わってしまった。
  ということで、こちらも残念!


 プロ野球日ハムの監督、栗山氏が住んでおられる栗山町に到着。北海道最古の酒蔵である、小林酒造さんで日本酒を試飲させていただきました。 

 明治11年に札幌で創業、明治33年に、広い土地を求めてここ栗山町に工場を移転した。夕張地方の石炭関係者に好まれ、急激に出荷が増えて行ったそうです。

 北の錦記念館。当時の建物だそうで、銀行のような雰囲気です。
小林酒造

 敷地内には、レストランなども有るそうだ。
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 酒蔵入り口。レンガ造りの酒蔵は珍しいようで、登録文化財になっています。
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 記念館の中。試飲のお酒の美味しい事。甘口で、久しぶりに美味しい酒を飲んだなあと感じました。
銀行を模して

 2階が資料館になっていて、昔の日常品や当主の仕事机などが展示してありました。
目を引いたのが、これ。結婚式の祝い膳かなと思ったのですが、違ったようです。
祝宴
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 栗山町で、お昼ごはんをいただき、隣の公園をのぞいてみるとSLが展示してありました。
 これも炭鉱に関係したもので、レールは、夕張炭鉱で使われていたものだという。
夕張炭鉱で使われていた

 続いて、映画「ぶどうのなみだ」のロケ地でもある、宝水ワイナリーにやってきました。先程訪れた小林酒造さんも、同じ映画のロケ地になっているそうだ。

 広大な葡萄畑の中に、小樽の倉庫をリノベーションしたという建物が建っていました。
葡萄の涙のロケ地
小樽の倉庫を模して

 2階に登ると・・・。葡萄の栽培面積は、7.8haまで広がっている。
2階から

 映画で使われたストーブや、部屋が残されていました。
葡萄の涙のセット
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 もうすぐ収穫の季節です。
ブドウ畑

 この後は、やはり炭鉱の町だった美唄に移動します。
  


 夜中に降っていた雨は、明け方には止んでいた。
朝食前に、近くを散歩してみた。 

 テニスコートや果樹園、体育館などがある体験型のリゾートホテルの様だ。1組限定で、グランピングの設備も有った。
グランピング

 ひまわり畑
ひまわり畑

 そばの花
そば畑

 ベリー
ベリー

 塔のようなレタス
塔のようなレタス
 おもちゃかぼちゃ、初めて見た。
おもちゃかぼちゃ

 グルグルサラダ菜
サラダ菜???

 ここで育てた野菜や花は、レストランで提供されます。

 温室があったので入ってみる。
温室の中

 ミントの嗅ぎ比べ、確かに違う。
ミント嗅ぎ比べ

 部屋に戻り、ざっと朝風呂を浴びて朝食です。
朝食

 9時ホテルを出発。夕張経由で、ゆにガーデンへ向かう。

 かつて栄えた炭鉱は、炭住も取り払われ、博物館ができています。
上部のマチュピチュみたいになっている所に、炭住があったという。
炭住の有った丘

 博物館への入り口付近。博物館は予定にはないのでスルーでした。
夕張炭鉱の跡地

 こちらも予定になかったが、時間があったので立ち寄ってみた。「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地です。夕張は、今でも映画祭が行われているのかしら?
幸せの黄色いハンカチロケ地
案内板

 入場してじっくり見るほどの時間はないので、ハママツカフェで係りの人の話だけ聞きました。
幸せのポスト
幸せのポスト

 黄色いハンカチがたなびいていたのは、この建物の奥です。
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 せっかく夕張に来たのだからと、直売所でメロンを購入した方もいらした。確かに安い!町は、財政破綻都市なので色々そこからの脱局を試みたのだというが、コロナの影響か、唯一の大きなホテルが、今は休業になってしまっていた。そのまま、廃業ということになるかもしれません。

 ゆにガーデンに到着。ここはコキアが有名で、32000株が秋になると真っ赤に染まるのだ。今の時期は、鮮やかな緑色でした。
緑のコキア

 サルビアも真っ赤に咲いていて、コントラストが綺麗。
ゆにガーデンののサルビア

 160Mに渡るブロードウオーク。
ブロードウオーク
 その先に有るのがこのチャペル。
チャペル

 中に入ると
教会内部

 チャペルと反対側に102段の階段を登って行くと、幸せの鐘があります。
120の階段を上って

 15のテーマガーデンがあり、変化に富んでいてなかなか楽しい。

 バラ園。ちょっと寂しい。
バラ園

 ホワイトガーデン、白やシルバーの花が集められている。
ホワイトガーデン

 帰り道、センターハウスに入る前に振り返ったら、何となくハートの形に見えたサルビア。
ハートに見える?
 でも、真ん中に裂け目があるからダメか・・・。
  


 自分の飛行が終わった後は、どうやって離陸していくのか観察です。 

 このガラス張りの部屋にスタッフがいて、無線等の応答をしています。
無線などあここで
 
  グライダーは自力では離陸できないので、この飛行機のお尻とグライダーの先端の下部にあるフックをロープで結んで引っ張ってもらい離陸します。
お尻にロープをつないで

  背中のパラシュート、自分では装着できないので、係りの人に付けてもらう。ずっしりと思いので、後部座席に乗り込むのもちょっと大変でした。
パラシュートは5㎏

 後ろの席の人と交代します。
交代

 そして、牽引する飛行機が前方に止まった。
出動

 続いて、もう1機のグライダーも降りてきた。
2機がそろった
 
 係員が、翼を持って合図を送ります。
飛びます

 グライダーは、本当にすぐに浮く。
すぐに浮く
 そして
離陸

  アッという間に飛んでいった。
とんだ

 このフライトが最後です。
これが最後

 前方で座っている人が、フックをひっかけます。翼の先端に、小さな車がついている。これは翼を保護するためです
ロープをひっかける
 
 着陸したところ。滑走路ではなくて草むらに降りている。この時が、一番緊張するそうです。
無事着陸

 初体験に皆少し興奮気味。これで、目的は達せられたので、後はおまけみたいな感じだ。

 今日のお宿のある岩見沢市までは、1時間ちょっと。

 メープルロッジというログハウスの建物が特徴のホテルでした。温泉も併設されていて、午後8時以降は宿泊客しか利用できません。
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 レストラン。今日の夕食は、フレンチのコースでした。
ログハウス
 


 今回の旅の目的は、グライダーの搭乗体験をすること。 

 中旬以降、毎日雨が続き、列車の遅れも毎日の様に発表されていたので、大事をとって空港に隣接するホテルに前泊しました。 

 台風も近づいていたので、グライディングができるか心配しながらの北海道行きとなりました。

 11時、千歳で集合。ジャンボタクシーで、まずは昼食をとるためのレストランへと向かう。
天気は、小雨が降ったりしたかと思うと、青空が広がるという何だかよくわからない天気だ。風も出てきていて、あまり強風になるとグライディングは中止になってしまうそうだ。

 今日のお昼は、ファームレストラン「ハーベスト」ログ風の可愛い造りです。
ファームレストランハーベスト

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 窓から外を見ると、こんな感じ。
窓の外は

 メニューは、黒パンとビーフシチュウ。デザートは、旅行社のおごりでチーズケーキをいただきました。
ランチ

 空知地方は、ワイナリーが多くあり、コロナでなかったら試飲や見学もできるのだが、残念ながら今回は、ショップを見るだけで終わってしまった。

 2002年に道内初の個人ワイナリーとしてスタートしたのが、山崎ワイナリーです。家族で育てたブドウだけでワインを作るのがこだわりだそうです。
山崎ワイナリーのブドウ畑

 ショップ
  
ヤマザキワイナリー売店。5つ星ですって

 ここから、約1時間ほどで、滝川スカイパークに到着した。スカイパークの中に滑走場があるので、グライダーの飛行を公園で遊びながら見ることができます。

 受付で用紙に住所などを記入し、熱を測り、滑走場に向かいます。

 機体は、2機あり交互に飛び立つ予定です。

 一機は、500㎏も無くとても軽いそうだ。使用した後は、浮かないように片羽根の端っこに重りを置いておくだけでいいという。おもりは、5㎏くらいかな。
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 これに乗り込みます。
これに乗ります

  
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  後ろの席は、こんな感じ。足の真ん中に有る棒がハンドルと連動しているそうだ。
足元はこんな感じ

  横を見ると、こんな感じ。
翼の方を見ると

  動き出すあっという間に空の上でした。揺れも少なく快適。ただ曳航されているうちは、エンジンの音がうるさいかな。
  
  稲がもういつでも刈り取れる状態に色づいていた。
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翼

 ここまで引っ張ってきた飛行機は、グライダーを切り離すと、斜め下にあっという間に消えて行ってしまった。
飛行機が離れた

  画面左側に見える道路は、日本で一番長い直線距離の道路で、29㎞以上あるそうです。実際走って来たのですが、信号が多くて全然快適ではなかった。
日本で一番長いまっすぐな道

  石狩川と合流する空知川。奥に見えているのが元々の石狩川の流れ。河川改修により、今は、馬蹄形をした池の様になっている。
三日月の形は古い川

 滝川の駅と線路が見えて来た。昔はこの辺りが中心だったが、今は郊外の道路沿いの方が賑やかになっている。
鉄道が見える

 北海道の街は、何処も碁盤状になっている。
滝川市

 大きく蛇行した石狩川。
蛇行する石狩川

  10分ほどで、着陸に向かいました。着陸は、草むらに降りるのでちょっとガタガタする。
着陸します

 

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