好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ:千葉県 > 佐倉市


 大手門跡

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 自然の地形を生かした丘の上に造られており、空堀、土塁、水堀が残っている。

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 空堀跡

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 本丸は土塁に囲まれていて、その奥まった一段高いところに天守があった。

 一ノ門

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 これは、銅櫓というらしい。江戸城から移築し、太田道灌が作ったという説も・・・。

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 佐倉には、関東地方では最大級の武家屋敷群が残っているというので、そちらにも行ってみることにする。

 ひよどり坂と名付けられた小路を通って行く。

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 屋敷は、道路に面する部分を正面として、門を設け、土塁と生け垣を築ずき、その奥に玄関や庭を設けた。


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 武家屋敷は、材料規模と共に最小限で造られているという。これは、造作が藩によって行われたためらしい。
規模は、大中小屋敷に別れており、職務や俸禄に見合った住宅に住んでおり、身分の変化によって転居することが多くみられたという。

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 廃藩置県以降、武家屋敷は、そのまま軍人屋敷として転用された。

 3件ほどが公開されているので、入ってみました。

 屋敷裏には、菜園や井戸があり、境には、境界木が植えられ、背後の斜面は竹やぶになっている。

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 大屋敷と思われる旧河原家住宅。

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 続いて、中屋敷規模の旧但馬家。

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 武居家住宅は、幕末に居住していた田島伝左衛門は90石扶持でした。

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 帰りは、京成ではなくてJRで成田に向かいます。


 西アフリカ諸国へのツアーの集合時間まで、かなり時間があったので、電車で佐倉へ行って来ました。

 佐倉からは、川村記念美術館に行けるのだが、そちらはもう何年か前に行ったことが有るので、今回は市内を歩いてみることにした。

 でも天気の回復は遅く、なかなか雨が上がらず・・・・。

 駅前の、観光案内所でもらった地図を片手に雨の中30分ほど歩いて、ようやく最初の目的地である「佐倉順天堂記念館」に到着した。

 名前でもわかるように東京の「順天堂病院」は、ここの創設者の2代目が開いたものだ。

 
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 この日は、ボランティアの方がいらして、たった1人の為だけに館内を案内説明してくれました。

 創設者の佐藤泰然は、天然痘の予防に努め、いち早く安全な牛痘法を導入している。

 膀胱穿刺、帝王切開、卵巣水腫回復、乳がん摘出など、この時代の最高水準の外科手術が行われたとある。全国的に華岡流の麻酔手術が主流になっていたが、泰然は、これに疑問を持ちあえて無麻酔で手術を行っていたという。

 壁に掲げられた手術の絵には、何人もの男性が患者の体をおさえつけている様子が描かれていた。

 手術道具は、まるで大工さんの道具の様で武骨で、こんな器具で繊細な手術を行っていたことに感心してしまう。

 講義は、原書を用いて行われ、完全な辞書もない時代、大変な労力が必要だったと思う。

 面白かったのは、治療費が事細かく記されていたことだ。病名や入院の長さ、傷の長さで治療費が代わり、また手術で亡くなった場合のことなどもちゃんと了承が得られていたようだ。

 現在でも、通りを挟んで順天堂病院があります。

 雨もずいぶん小止みになってきたが、寒い。

 蘭学通りと名前の付いた通りを歩いていくと、有力商家だった三谷家住宅がある。佐倉の伝統的な商家の造りらしい。

 

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 さらに進んでいくと、佐倉藩最後の殿様だった堀田正倫のすまいがその庭とともに公開されていた。

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 明治23年の竣工、木造平屋建て、一部2階建ての5棟で構成されている。現存する明治期の旧大名の邸宅として。国の重要文化財に指定されている。

 旧堀田邸の主屋は、玄関棟・座敷棟・居間棟・書斎棟・台所棟・湯殿から成り立っているが、台所棟は解体され、書斎棟と居間棟の2階部分は非公開になっている。

 玄関は現在3か所、トイレは部屋の床の間の後ろごとにあり、壁土や釘隠しは、場所ごとに使い分けられている。

 藩主だった、正倫は、明治4年廃藩置県により東京に出向き、華族となったが、明治20年に移住が許されると旧領地の佐倉に戻り、農業・教育の振興に尽くした。敷地内に、農業試験場や鶏舎、果樹園などを設け、その面積は3万坪ほどあったというが、現在は庭園をふくめ3分の1ほど。

 玄関、蟇股と破風造りになっている。

 
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 玄関棟の廊下、内側には畳廊下がある。廊下のさきは、湯殿に通じている。

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 廊下と向き合うようにあるのが座敷棟で、客が滞在する部屋になっている。

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 唐紙も豪華です。

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座敷から庭を見ると、

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 続いて居間棟。女中さんたちの詰所や寝室が有る。

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 建具は更紗などの布が用いられています。

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 居間の前の庭、左手に斜めの廊下が伸びていて、書斎棟に続く。

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 ようやく雨も止んだのだが、寒くてたまらない。通りのお蕎麦屋さんに飛び込み、カレー南蛮をいただきました。
 私の印象では、やたらと蕎麦屋さんが多い気がした。

 市立美術館は、旧川崎銀行の建物を利用している。

 
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 雨も止んだし、100名城の佐倉城址にも行ってみようかな・・・。

 
 

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