好きなもの・・・猫と旅と・・・

旅と猫が大好きです。 それに関係して、マンホールの蓋や乗り物、建築、ダムなどにも興味を持っています。

カテゴリ: 長野県


 昨日、長野県伊那谷にある箕輪町の赤そばの里というところに行ってきました。 
私達は、車を持っていないので、レンタカーを借りて出発。

  公共交通機関でも行けますが、飯田線は本数も少ないし、高速バスだと降りた後ちょっと大変かもしれない。

  9時少し過ぎに、名古屋を出て、伊那インターでおりて、一般道で少し走る。2時間半ほどかかったかな。東名や中央道では、集中工事が行われていたので、帰りは渋滞にはまってしまった。

  駐車場は無料です。そば畑までは、坂道を少し登っていかなければならないが、電動車いすの貸し出しもあるようです。

  普通そばの花は、白というイメージですが、ここの花は、濃いピンクでした。
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  濃いピンクの花と少し薄いピンクの花のコントラストがきれいです。
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 ぐるっと畑の周りを歩けるようになっています。
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高嶺ルビー


赤そばの里


 晴れていれば、畑の向こうにきれいな南アルプスがみられるのですが、あいにくの曇り。
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 帰りに、出店で赤そばを食べたかったのですが、結構な人出で、売り切れ状態。あきらめる・・。
で、町中に戻り、ふつうのおそばをいただきました。

 このまま帰るのは、ちょっともったいないので、近くのみはらしの湯と、駒ケ根のロープウェイ乗り場のそばにある早太郎温泉のこまくさの湯に入ってきました。

 今の時期だと、リンゴ狩りとブドウ狩りができるようでしたが、今回はパス。



  ゴールデンナイヤガラと言う葡萄を食べたことが無かったので参加してみました。緑のナイヤガラはなじみがあるのですが・・・。

 とはいっても、それだけではつまらないので、諏訪市で温泉と美味しいお昼ごはんもいただきます。
 
 白ワインを飲みながらお昼をいただき、宿の最上階にあるお風呂に向かう。
昼食
 ここからだったら花火大会の時には最高の観覧場所になるに違いない。今年は、中止になってしまったが、来年は開催ができますように。
 朱白は、諏訪では唯一2つの色の温泉に入ることができるのだ。赤いお湯と透明なお湯で、内風呂がこの日は赤湯でした。
露店が白で内湯が赤の2つの湯
 露天風呂からの眺め。
露天風呂から
 湖畔も散策してみます。間欠泉は噴出の時間が決まっていて、残念ながら時間が合わなかった。
ゆで卵体験はいつでもできるそうです。
 足湯も有りました。
諏訪湖温泉足湯
 千人風呂で有名な片倉館に行ってみました。
明治6年岡谷で製糸業をおこし、大成功をおさめた片倉組の中でシルクエンペラーと称された2代目の片倉兼太郎が、欧米への視察旅行から帰国後、福祉施設が充実していることに感銘を受け、地元にこのような施設を作りたいと考え、片倉同族の有志より基金を募り、温泉施設を備えた文化福祉施設を建設した。1928年に完成した片倉館は、現在もほぼそのままの姿で残っています。
 設計者は、森山松之助が手掛けている。
手前の池も当時のもので、建物同様重要文化財に指定されています。
文化福祉施設として建設した
 高い煙突が特徴的です。
浴場の煙突
 誰でも入浴できるのですが、この日はもう温泉に入ってきたのでパスしました。立湯でステンドグラス、彫刻などが施されている。1000人はがいることができた。
立湯でした。100人が一度に入れ、深さ1,1m
 廊下でつながってもう1つの建物がある。こちらは舞台月の大広間などが有ります。
片倉館会館
森山松之助設計
会館の屋根
 廊下。
開館と大浴場をつなぐ廊下
 建物模型
建物模型
 壁面のレリーフも凝ったものです。
壁面のレリーフ
 このクマは、建物の守り神だそうです。
壁面のクマ、守り神
 靖国に奉納されたという大きな狛犬は、玄関に置かれていました。
狛犬靖国神社奉納
 2階にある大広間。200畳の舞台付きです。舞台に近い方の天井は、折あげ格天井になっています。
2階の200畳大広間の舞台
 窓は、上げ下げ窓で、シャンデリアも当時のものだ。
大広間
 1階の突き当りには、畳敷きの中広間がある。右側の畳が、規格のものよりかなり長い。
真ん中の書は、東郷平八郎の書で落成祝いに送られた。
長い畳
 書院造りになっている。
書院
 隣の和室にも、落成祝いに送られたという中村不折や犬養毅の書が有りました。
中村不折。
1階座敷、中村不折の書、落成祝い
 向かい側には、諏訪市立美術館があるのですが、この日は休館日でした。
諏訪市立美術館外観
 バスに乗って、塩尻に移動。農園で、ゴールデンナイヤガラを味わう。独特の香りがあたりに広がる。かなり甘くて渋みはない。シャインマスカットとゴールデンナイヤガラを持ち帰りました。

  
 プルーンって食べたことはあるけれど、どういう具合に木になっているのか見たことが無かった。
で、プルーン狩りというものに参加してみた。

 ついでに大井宿の老舗旅館で、栗ミニ会席をいただき、宿を散策してきました。
この他に松茸の土瓶蒸し、天婦羅などがついていました。栗ご飯は、昨年もいただかなかったので久しぶりでした。 
ミニ栗会席
 大井宿というのは、江戸から46番目の宿です。桝形が特徴で6つもある。しかもすべてが美しい直角を描いている。通常は、城や城下町い築かれるものなので、大井に城を築こうとしていたのではないかとか、狭い土地に少しでも沢山の家屋をたてようとしたのではなど諸説あるそうです。
大井宿説明
 
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 本陣の近くには、皇女和宮が御降嫁の折にのまれた、和宮泉が残っていました。
説明
和宮泉
 大井宿の守護神だったという内城稲荷も近くにある。
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内城稲荷
 本陣跡、現在は門のみが残っています。
大井宿本陣跡
 長く庄屋を務めた「ひしや」古山家は、資料館になっていました。
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庄屋の家でした
 明治天皇の御在所は、現在整備中です。
 立派な蔵のある家も残っていました。
蔵
 謎の多い長屋門。元々は、本陣の表門の北にあったものが移設されたと言われているが、岩村城の廃城の時に、移築されたという説もあるらしい。目立たない奥まったところに門だけがありました。
謎の長屋門
 レトロなお店の窓。
レトロ
 6番目の枡形のそばの阿木川に架かる橋。この先に、安藤広重の版画がみられる広重美術館が有ります。欄干には、版画が再現されています。
旧中山道大井宿
 プルーン狩りは、長野県下伊那郡豊岡村の農園で行うので、高速に乗る。昨日の台風の影響でかなり実が落ちてしまったと御主人は、恐縮されていましたが、完熟のプルーンは美味しかった!
 実はこんな感じでしたよ。
プルーンってこういう具合に
 可愛い。


 46万人の人出だとの発表が有った。台風の影響がなければもう少し多かったのではないだろうか。昨年は、50万人だったらしい。
 打ち上げの花火も数が、4万発以上と数が多いので迫力満点だ。
宇宙戦艦ヤマトの花火は、台船が揺れ、花火の音の圧力で、思わずのけぞってしまう程だ。今までたくさんの花火を見てきたが、のけぞるという経験は初めてだった。
 ふつうは、こんなにたくさん連続して花火を打ち上げると煙で肝心の花火が隠れてしまうのだが、この夜は台風の影響で皆流れてゆくのでとてもきれいに見えるのだ。
 
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 終わりになると、水中で爆発させる花火があがる。高いところから見ると湖面に映った花火と共に丸く見えるのだそうだ。
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 このスターマインは、右と左双方から打ち上げられ、そして近づいてゆき合流するのだ。その間もバックでは、打ち上げ花火が上がっているので、それは豪華である。
 
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 最後は、2㎞にもわたるナイヤガラに点火されて花火大会は終了となった。それを待っていたかのように、雨が落ちてきた。いやあ、何とか持ったわ!
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 でも駐車場からは、しばらく出ることができず、23時過ぎまで待機。我々のバスは、トイレ付きなので本当に助かった。
 休憩で立ち寄った釜飯のおぎのやさんのトイレ待ちの行列は、店の外近くまで伸びておりそれだけでも疲れてしまいそうだ。トイレバスは、花火大会必須条件だ。
 風も雨も強まって来て、高速道路に入ったら横風で車体が揺れるほどになって来た。恵那のサービスエリアでは、時間調整の為1時間ちょっと休む。
 早くに、着いても駅が閉まっているからだ。
名古屋が一番雨風共に強く、台風は日本海に抜け、遠ざかったはずなのにとなんだか不思議だ。傘は役に立たず、花火大会では必要のなかった雨具はここでは大いに役に立った。
 始発を待って家に帰り、朝ご飯を食べ、シャワーを浴びてひと眠りして起きたら、ものすごく眩しい。太陽がもう照りつけていた。さっきまでのあの嵐は何処へ?


 大型の台風が接近していて、開催が危ぶまれていたのですが、決行するとの事で万全の雨対策をして集合場所に向かった。
 途中、ビルの中に綺麗な飾りつけをした通りが・・・お盆ぽいな。
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 12時出発だったのだが、このころになると横殴りの雨に変わり、本当に花火大会やれるのかなと不安になって来た。
 でも、高速に乗るころには、青空が出てきて暑いほどになって来た。サービスエリア場は、何台もの花火目当てのバスが並んでいて壮観だ。
 諏訪市に入っても、雨は降らず風もほとんど感じない。これならいける。
午後19時、開始の花火が上がったのだが、その後の市長さんの話が長い。天候が不安なので、さっさと切り上げてほしいのだが、これが終わらない。あちこちから「な・が・い!」というつぶやきが聞こえてくる。
 それでもようやく始まった花火大会は、風が湖側に流れて行くので、とてもきれいに見ることが出来、山に反響する音は迫力が有り、楽し時間を過ごせた。
 席は、良い場所でしたよ。
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 昨年までは、さくらんぼ狩りといえば甲府か北信に行っていたが、今年は南信伊那谷に行ってみました。前日に台風が発生して、天候を心配したのだが、降られることも無く帰りには青空も見られ、まずまずの天候でした。
 9時過ぎに出発して、まずはお昼をいただく飯田市千代の不動温泉というところに到着。秘湯の宿とありましたが、現在は秘湯という感じではなかった。
不動温泉

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 懐石風の料理をいただきました。写真は、山フグと言われるナマズのさしみ、今年初めてのアユの塩焼きです。
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 食事の後は、温泉をいただきました。露天風呂と内風呂の他に混浴の洞窟風呂が有ったのだが、こちらは先客がいたので、パス。
 そして天竜川に沿って北上して行き、豊岡村でサクランボ狩り。ところが今年は、3月の冷え込みと4月の雪で実が落ちてしまい、例年の40%ほどしか実をつけていないとの事。その分、糖度が濃くて、20度近くもあるという。品種は、山形美人という、新しい品種で、今年このツアーにしたのは、この品種を食べてみたかったからだ。口に入れると、ほんと、ものすごく甘い!こんなに甘いサクランボは、今まで食べたことが無い。佐藤錦や秀峰より数段甘い。酸っぱさが好きな人には、向かないかもしれないが・・・・。
山形美人

 お腹が満腹になったところで、もう少し北上して「まし野ワイナリー」というところに向かう。ここからの伊那谷の眺めはとてもすてきでした。
伊那谷
マシのワイナリー

 敷地内には、きれいなばら畑もあって、ピークは過ぎているがまだ咲いていた。
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バラ

 農園のリンゴは、わずかに色づいていました。不順な天候は、さくらんぼだけでなく、リンゴやナシ、ももなどにも影響が出ているそうで、伊那谷は、果物農家さんが多いので今年は大変だろうなあと思った。この後、台風などの影響を受けることなく順調に進むといいなあと思った。
リンゴ

 来年は、何処にサクランボ狩りに行こうかなあと1年も先の事を考えつつ帰って来ました。


 お昼をいただくのは駅に隣接した商業ビルの中だ。
祭りのパブリックビューイングのコーナーもあり賑わっていました。

 引き綱の見本と、御柱の小さなものが置いてあり、記念写真を撮る人で賑わっている。

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 この日我々は、こんな法被を着て歩いていましたが、ここでお役御免となりました。

 
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この後は諏訪大社の上社の本宮と下社の秋宮にお参りをしてゆく。
 上社は、一宮、前宮と称しますが、下社は春宮、秋宮と呼ぶようです。

 まずは下諏訪町に移動して下社の秋宮にむかった。
上社に遅れて御柱祭りが行われる下社では、この日が安全祈願祭の日だった。粛々と進んでゆきます。

 
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 木遣に合わせて声を上げる。

 
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 ここの木遣は、とても高くて点に突き抜けるような高音です。子供のころから保存会に属して伝承していくようです。

 
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 彼らが手にしているのが御幣(おんべ)です。木材をかんなで薄く削ったものが房になっていて、風が吹くとなびくさまはとても美しいそうだ。

 
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 町の中を歩くと祝いの札があちこちにかけられていた。なんだかとっても風情をかんじます。
 

 
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 町の中にはこのような手洗い場のようなものが設置してある。何気なくさわってみたら、何と温かい。そう温泉です!こんなに出しっぱなしでいいのかしら?湯量が多い証拠・・・。

 
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 再びバスに乗って諏訪市まで戻り、上社に向かう。このころになると地元の人も家路に帰っていく姿がみられる。

 一宮の一の柱。これが建て替えられます。

 
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 拝殿。ここの境内のつくりは少々変わっている。主な建物は階段を登った先にあるのだ。

 
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 御柱で建て替えられるのは、宝殿なのでその部分は工事用の幕に囲まれていた。
階段を下がったところに、土俵がこしらえてあった。信州は、江戸時代の相撲取り「雷電」の出身地でもある。

 
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 隣の神楽殿の舞台にあったのは大量の引綱。まるで大蛇がとぐろを巻いているようにも見える。

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 念願かなってほっとした2日間でした。
 


 ずーっと諏訪の御柱祭りに行きたいと思っていた。
が、このお祭りは7年に一度寅と申の年にしか開催されない。なかなかタイミングが合わず、今年ようやく願いかないました。

 祭りはバスツアーが楽なのでそれに乗っかり1泊2日で行ってきました。

 初日、近所の桜並木に送られて我が家を出発だ。

 
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 そういえば今年はまだ一度も花見に行っていない。ちょっとだけ残念。桜を求めて、毎年今の時期は東奔西走しているのにな・・・

 松本城の近くでお昼御飯のおそばを食べる。ふきのとうのてんぷらもいただきます。ほろ苦さが口の中一杯に広がる。「うーん、春の味だあ!」

 続いて穂高神社で下車。こちらも7年一度の大祭があるとかで準備の真っ最中でした。

 
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 社はどれも新しく依然来た時とは全く違って見えた。

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 続いて絵本作家のちひろ美術館についた。遠くに雪の北アルプスをのぞむ。この日はとても暖かくのんびりと庭園を散策などする。公園の池にはたくさんのメダカが泳いでいた。

 
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 最後に安曇野ワイナリーで試飲をしてから今日の宿の白骨温泉に向かう。この温泉もものすごく久しぶりで前回に来たのは、何時だったろう?

 白濁したお湯は体に心地よい。部屋の窓の下には、渓谷がありまだまだ残雪があり、山はまだまだ笑わず、ここではずいぶんゆっくりと春はやってくるようです。

 明けて3日の7時半に宿を出てバスは茅野市を目指す。諏訪大社の上社のお祭りなのに木落の現場は茅野市にあるんですね。

 入場券と共に法被が配られた
これが目印になるので入場の際には着用してくださいと言われる。この日の木落としは5回行われて一回ごとに入場者を入れ替えるのだ。1回目は赤で2回目はと色が決まっていて、我々は3回目で黄色です。

 1回目は本宮1の柱、2回目は前宮1の柱、3回目は本宮2の柱という順に計8本の御柱が27度の斜面を下ってくるのだ。上社は男神様なので角が出ていて安定感があるが、下社は女神様でマルタ一本で安定感に欠く。過去には亡くなった人もいるが祭りが中止なることはなく延々と続けられてきた。

 指定席に入る前に待機所という場所があり、そこでしばらく待たされる。川を挟んで向こう側では2回目の山落としが行われている。

 めでどこと呼ばれる角を左右にゆすって少しづつ斜面の上に出てくる。ラッパの音が響き渡る。

 
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 まるで人がなっているように見える。

 
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 とその時御柱が斜面を一気に滑り始めた。左右に傾くこともなくとてもきれいに落ちている。

 
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 無事に坂下まで落ちてきた柱は、この後宮川を越え、里を曳行されて諏訪大社に向かうのだ。

 漸く我々の順番がやって来た。指定席は、正面には近いが斜面からはかなり離れている微妙な席です。

 山落としの前には、ちょっとしたセレモニーが行われる。
綱の引手、御柱の乗り手、木遣の人々大勢の人がかかわっているのでそれらの息がそろわないとうまくいかない。
 
 
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 ようやくめでどこが見えて来た。

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 引綱のひとびと。大綱を直接つかむのではなくてこのように横綱を引くのだ。

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 かなりせり出してきている。

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 その時、
バランスを崩しながら御柱が・・・・。

 
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 それでも最後は何とか持ち直してうまく着地できたようだ。大勢の歓声に囲まれて御柱は向きを変えて行く。この後も川越という難関が待っているのだが、我々はそちらは時間の関係で見られません。

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 木遣の声を背に駅へと向かう。

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