揺れ強し。船内中に嘔吐袋が設置してある。
シャワーを浴びようとすると、船が傾きシャワーのお湯が一方に傾いてしまい、洗面所中が水浸しになってしまった。
客室係は、1日3階ほど部屋に入って清掃やタオル交換をしてくれるので安心だ。
9時半から講座が始まるも、酔い止めの薬のせいか、眠くて仕方がない。
話の3分の1は、うとうとしている。
続いて、旅行社から北極点への勧誘ビデオを見る。興味はあるが、その値段の高さは、南極の比ではない。
ここで申し込んでもらえれば、割引が有りますよと言われても、おいそれとは腰の上がる値段ではなかった。
ロシアの原始力船を使うのだそうだ。
座礁などして、汚染されたらどうなるのだろうかと、複雑な気持ちである。
外の景色も、海原だけになってしまい、御機嫌伺をしてくれるのは鳥だけになってしまった。
午後の講座が終わった後に、会話を交わす様になっていた女性が、お茶をたてるからどうぞと誘ってくれた。
聞けば、長い間師範をなさっていて、今回記念にと御点前一式を持ち込んでいらしたのだ。もちろん重量制限が有るので、釜等は無理ですが・・・。
これもまた日本から持ってこられた羊羹をいただき濃茶を楽しませてもらった。
皆それぞれの楽しみ方をしようと、こころ掛けていらっしゃるのだなあと感心してしまう。
夕方の講座の後は、南極大陸上陸を祝って皆で乾杯!
続いて、チャリティーオークションが行われた。売上金はすべて、オックスフォード大学主催のペンギンウオッチに寄付されるのだという。
出品されるものは、すべて航海に関係したものばかりの非売品だという。
これが思いのほか盛況でしたよ。

ハンサムで、一番人気のディビット。席を回って紹介してゆきます。



航海図

これは、10万円以上の値がついて、主催者側もびっくり。「こんなに盛り上がったのは初めてです」との事。
ブランケット。

落札したのは、講師で、もと南極観測隊長だった福地先生。

航海旗、各国の基地のワッペンをあしらったリュックなども10万円越です。
あしたは、いよいよ最後の航海日となります。